安東河回村から、海印寺(韓国語読み:ヘインサ)へ向かいます。 バスで約2時間、午後4時過ぎに到着。
駐車場から20分弱ほど、紅葉の渓流に沿って歩きです。
伽耶(カヤ)山の山あいに建つ海印寺は、1200年あまりの歴史をもつ古刹。
ユネスコ世界文化遺産に指定された大蔵経板殿と、世界記録遺産の高麗八万大蔵経を保有することで有名。
海印寺は新羅時代の802年に建立されていますが、その後、度々の火災にあって、現在の建物は1820年に再建されたものとか。
この門は解脱門。
九光楼
本殿の大寂光殿と三層石塔
背景の山並みと、寺の建物が調和して美しい。
大寂光殿の裏に大蔵経板殿があります。 大蔵経板殿は1490年に建てられ、現存する海印寺の建物では一番古い。
大蔵経板殿の内部は見れませんが、内部を撮影した看板がありました。
高麗八万大蔵経は81,258枚の版木に法文が刻まれています。 高麗時代の1236年に造成が始まり約15年かかって完成。 蒙古軍の襲来で
高麗全土で掠奪等が行われていた時期です。
大蔵経板殿は、500年を超える風雪に耐え、美しいたたずまいを見せる。
格子戸の奥に、大蔵経と木架が見えます。 通気性の良さが、良好な保存のポイントだとか。
大蔵経板殿の中央入口。
入口正面から。(この写真のみモノクロで)
版木の実物(多分、レプリカと思います)
版木から印刷したもの。 版木から印刷された大蔵経は、室町時代、日本にも持ち込まれており、増上寺と大谷大学には、ほぼ完全に揃った
大蔵経を所蔵している。
日本の 正倉院とは構造が違いますが、宝物を保管する建物の美しさには共通するものを感じます。
なだらかな稜線も、京都の山並みを思い起こします。
瓦と建物、背景がマッチ。
願かけの札でしょう。
見学を終えました。 時刻は16時55分
バスを待つ間、近くの小さな池面を撮影。
フィルターで加工したもの。
同じ場所から。
その後、バスで出発して約2時間、全州に到着。 市内のレストランでビビンバとチジミの夕食。
ビビンバは全州が発祥の地とか、写真がピンボケとブレで見づらくてすみません。
ビビンバ、おいしい! ただ、マッコリは遠慮して、今日はビールで。
チジミも具沢山でいけます。
全州で泊まったホテルは、繁華街の真ん中にあり、若者達の驕声が夜遅くまで、響き渡っていました。
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