あなたは「一生懸命」やっていますか?「一生懸命」生きていますか?
「一生懸命」やっているのに、結果が出ない。上手くいかない。誰も認めてくれない。
「一生懸命」やるなんて、馬鹿らしい。
「俺さ、すげー頑張ってやってきたけど、全然結果残せてねーし。結局さ、いくら一生懸命やったって、その人に能力がなきゃ、なーんも残せないでしょ、実際の話。」
そう思っている方もいるのではないでしょうか。
結果という意味では、そうかもしれませんね。いくら頑張ったって、それだけじゃダメな時はいっぱいありますよね。
でもね、僕思うんです。「一生懸命」やると、次への「繋がり」が生まれると。
少しだけ、僕の話。
僕、昔スキーの選手をしていました。すっごい下手くそだったけど、スキーが好きで好きで仕方なかった。大学1年生から本格的にスキーを始めて、卒業するときになって、普通なら就活してそこかの会社に・・・ってとこなんだけど、僕はもっとスキーを追求したかった。だから、就活ってやつをせずに、スキーをし続けていました。そんな馬鹿野郎でした、今もだけど(笑)。
大学2年生のとき、僕は白馬の八方尾根スキー場というところの、スキースクールに入ることができたんです。このスキースクールは、基礎スキー(というカテゴリーがあるんですけど)をしている人なら誰もが知っている、日本で最も有名なスキースクールの1つ。インストラクターはみんな超ウマイ!全日本で活躍する選手がゴロゴロ。そんな場所でした。あ、長野オリンピックが開催されたスキー場っていうと、分かりやすいですね。
僕ね、自分が見えていなかったんです。
そんな強者共の中でも、「僕はまあまあそこそこやれている」、そんなくらいに思っていたんです。
ある日、スクール内で大会が行われました。基礎スキーはフィギュアスケートやモーグルみたいに、ジャッジが点数を付けるシステムなんです。その日は男女合同で行われ、確か100人くらい選手がいた気がします。
僕ね、最下位だったんです。
今でも忘れられない。結果が張り出された時の屈辱感。
その場で崩れ落ちたかった。言葉ではとても表現できない、凄まじい挫折感。
でもね、別に誰も僕なんか気にしていない。そう、初めから周りは知っていたんです。僕なんか取るに足らない、「ハナクソスキーヤー」だと。
悩んだなぁ、もうこのスクールを出て行こうかと。自分が情けなくて、そこにいる奴は「屈辱くん」だけで、もういるのが嫌だった。
でも思った。「ここで逃げたら本当にハナクソだ」と。俺はハナクソにはなりたくねぇ。
じゃあ、上手くなってやるしかねぇ。じゃあ、練習するしかねぇ。人の100倍練習するしかねぇ。
じゃあ、いつやるか?「今でしょ!」(笑)。
その日の夜から、「藤本、頭おかしくなったんじゃねーか?」ってくらい練習した。練習量だけなら、誰にも負けなかった自負は今でもある。雨が降ってもガスって前が見えなくても、誰よりも早くスクールに来て、誰よりも遅くスクールを出た。
元々「ハナクソスキーヤー」なんだから、そんな簡単に結果が出るわけがないですよね。でも、違うものが生まれました。
僕の「一生懸命」を、見ていてくれる人がいた。
それまで全く話したことのなかった先輩だったのですが、「藤本、飲み行こう」と誘ってくれたのです。その時はよく分からないまま、一緒に飲みに行きました。そして僕は、居酒屋で人目をはばからず、号泣することになるのです。
いや、別に特別なことをしていただいたわけはないんですよ。ただ、「オマエ頑張ってるよな。上手くなってきてるよ。」「いつも一番練習してるよね。怪我すんなよ。」と声を掛けていただいただけなんです。
でも、それが嬉しくて嬉しくて、もう仕方がなかった。「俺を見てくれいている人がいたんだ。」それだけで、あと100年生きられるような(笑)エネルギーが湧いてきた。絶対やってやる!そう思った。
そして何より、言葉にならないほどの感謝の気持ち。
その先輩は、その後事あるごとに飲みに連れて行ってくれた。今でこそその先輩とは疎遠になってますが、一時期は一緒の部屋に寝泊まりしたり、同じ仕事をしたり。その先輩から、色々な方向に自分が広がっていった。
僕は、この先輩に救われたんです。
僕、思うんです。
「一生懸命」は必ず誰かが見ていてくれる。目先の結果に繋がらなくても、必ずその先に繋がる「何か」をもたらしてくれる。それが「一生懸命」の力だと思うんです。
だから僕は、「一生懸命」な奴を見ると、必ず一声掛けるように心掛けてます。特に先生をしていた時は。頑張っている子どもには、必ず「俺は見てるよ」を伝えました。きっとそれが、その子には最高のエネルギーになると思うから。
だから、「一生懸命」やりましょう!その結果はここじゃなく、必ず「未来」に繋がりますから。
ふじもん
「一生懸命」やっているのに、結果が出ない。上手くいかない。誰も認めてくれない。
「一生懸命」やるなんて、馬鹿らしい。
「俺さ、すげー頑張ってやってきたけど、全然結果残せてねーし。結局さ、いくら一生懸命やったって、その人に能力がなきゃ、なーんも残せないでしょ、実際の話。」
そう思っている方もいるのではないでしょうか。
結果という意味では、そうかもしれませんね。いくら頑張ったって、それだけじゃダメな時はいっぱいありますよね。
でもね、僕思うんです。「一生懸命」やると、次への「繋がり」が生まれると。
少しだけ、僕の話。
僕、昔スキーの選手をしていました。すっごい下手くそだったけど、スキーが好きで好きで仕方なかった。大学1年生から本格的にスキーを始めて、卒業するときになって、普通なら就活してそこかの会社に・・・ってとこなんだけど、僕はもっとスキーを追求したかった。だから、就活ってやつをせずに、スキーをし続けていました。そんな馬鹿野郎でした、今もだけど(笑)。
大学2年生のとき、僕は白馬の八方尾根スキー場というところの、スキースクールに入ることができたんです。このスキースクールは、基礎スキー(というカテゴリーがあるんですけど)をしている人なら誰もが知っている、日本で最も有名なスキースクールの1つ。インストラクターはみんな超ウマイ!全日本で活躍する選手がゴロゴロ。そんな場所でした。あ、長野オリンピックが開催されたスキー場っていうと、分かりやすいですね。
僕ね、自分が見えていなかったんです。
そんな強者共の中でも、「僕はまあまあそこそこやれている」、そんなくらいに思っていたんです。
ある日、スクール内で大会が行われました。基礎スキーはフィギュアスケートやモーグルみたいに、ジャッジが点数を付けるシステムなんです。その日は男女合同で行われ、確か100人くらい選手がいた気がします。
僕ね、最下位だったんです。
今でも忘れられない。結果が張り出された時の屈辱感。
その場で崩れ落ちたかった。言葉ではとても表現できない、凄まじい挫折感。
でもね、別に誰も僕なんか気にしていない。そう、初めから周りは知っていたんです。僕なんか取るに足らない、「ハナクソスキーヤー」だと。
悩んだなぁ、もうこのスクールを出て行こうかと。自分が情けなくて、そこにいる奴は「屈辱くん」だけで、もういるのが嫌だった。
でも思った。「ここで逃げたら本当にハナクソだ」と。俺はハナクソにはなりたくねぇ。
じゃあ、上手くなってやるしかねぇ。じゃあ、練習するしかねぇ。人の100倍練習するしかねぇ。
じゃあ、いつやるか?「今でしょ!」(笑)。
その日の夜から、「藤本、頭おかしくなったんじゃねーか?」ってくらい練習した。練習量だけなら、誰にも負けなかった自負は今でもある。雨が降ってもガスって前が見えなくても、誰よりも早くスクールに来て、誰よりも遅くスクールを出た。
元々「ハナクソスキーヤー」なんだから、そんな簡単に結果が出るわけがないですよね。でも、違うものが生まれました。
僕の「一生懸命」を、見ていてくれる人がいた。
それまで全く話したことのなかった先輩だったのですが、「藤本、飲み行こう」と誘ってくれたのです。その時はよく分からないまま、一緒に飲みに行きました。そして僕は、居酒屋で人目をはばからず、号泣することになるのです。
いや、別に特別なことをしていただいたわけはないんですよ。ただ、「オマエ頑張ってるよな。上手くなってきてるよ。」「いつも一番練習してるよね。怪我すんなよ。」と声を掛けていただいただけなんです。
でも、それが嬉しくて嬉しくて、もう仕方がなかった。「俺を見てくれいている人がいたんだ。」それだけで、あと100年生きられるような(笑)エネルギーが湧いてきた。絶対やってやる!そう思った。
そして何より、言葉にならないほどの感謝の気持ち。
その先輩は、その後事あるごとに飲みに連れて行ってくれた。今でこそその先輩とは疎遠になってますが、一時期は一緒の部屋に寝泊まりしたり、同じ仕事をしたり。その先輩から、色々な方向に自分が広がっていった。
僕は、この先輩に救われたんです。
僕、思うんです。
「一生懸命」は必ず誰かが見ていてくれる。目先の結果に繋がらなくても、必ずその先に繋がる「何か」をもたらしてくれる。それが「一生懸命」の力だと思うんです。
だから僕は、「一生懸命」な奴を見ると、必ず一声掛けるように心掛けてます。特に先生をしていた時は。頑張っている子どもには、必ず「俺は見てるよ」を伝えました。きっとそれが、その子には最高のエネルギーになると思うから。
だから、「一生懸命」やりましょう!その結果はここじゃなく、必ず「未来」に繋がりますから。
ふじもん