世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

【第2章 中米編 「オッパイ事件」から考える、日本人と欧米人の「違い」。】

2013-08-14 12:46:27 | 日記
2013年8月13日。

以前ブログの中で、白人に対してちょっと批判的な書き方をしてしまったもので、「ふじもんは西洋人が嫌いなんですか?」という質問をされた方がおりました。え~と、そんなことは全然ありません!決して反白人主義などということはありません!誤解しないで下さい!

ただ、「違い」は間違いなくあると思うんです。それは良いとか悪いとかではなく、「違い」です。そしてその「違い」が、時としてちょっとした対立や嫌悪感を生んでしまうことは現実的にあると思うんです。批判的に聞こえてしまうかもしれませんが、その「違い」が、時々僕には不快に感じてしまうことは正直あります。

今僕が泊まっている安宿には、アジア人が全くいません。かなりの人数が泊まっているのですが、アジアンは僕一人です。するとやっぱり、ちょっとした感覚というかリズムというか、ほんの少しの違いを感じるんですよね。繰り返しますがそれは「違い」であるので仕方ないのですが、「なにぃ?」と思ったり、「ほほ~」と思ったり、色んな感想を僕に与えてくれます。

この宿では、なかなか面白いことがいくつかあったので、ちょっとご報告致します~!(笑)


欧米人安宿事件簿VOL,1:「目が覚めて そこにオッパイ いとおかし」

え~、久しぶりに「お目覚めオッパイ」を目撃しました(笑)。これに初めて出会ったのはニュージーランドだったのですが、それ以来2回目です。

欧米人って、寝るとき服を脱ぐ人が多いんですよね。いや、それは別に全然構わないのですが、たまに女性も惜しげもなくお脱ぎになられることがございますんですよね。

ある朝目を覚ますと、そこには隣のベッドで寝ていた女性が目を覚ましていました。やたら身体のラインがはっきり見えるので「あれ?」と思ってよく見ると、あらら・・・パンツ一丁でオッパイ丸出しでございますですがな!

皆さんご存知のように、純粋で純朴で汚れを知らない僕ちゃんはビックリ!ショックのあまり、永遠の眠りについてしまいそうでした。初めてこのシーンをニュージーランドで見たときは、今回の30倍はビックリしましたね。今でさえこんなに純朴な僕でございますから、当時もっと汚れていなかった僕は死にそうになってしまいました。

でも考えてみると、自分の身体のラインとか気にするのって、アジア人だけなのかもしれないですね。どこの国に行っても、白人も黒人もみーんな恥ずかしげもなくデッカイお尻をブルンブルンして歩いてるし、腹の肉なんて「俺に掴めって言ってるの?」と聞きたくなるくらいバンバン出してるし。

ヌーディストビーチなんてのもありますしね。それってやっぱり日本じゃ考えづらいことですよね。いや~長いことご無沙汰だった「お目覚めオッパイ」いただきました!押忍!


欧米人安宿事件簿VOL,2「寒いのに なんで冷房 また入れる」

白人さんって寒さに強いんですよね。けっこう寒いのに、寝るとき脱いじゃうし。これ、僕理解できないんです。

今の宿のドミトリーの部屋、夜寝る時の冷房がちょっと寒いんです。それで僕は「きっとみんなも寒いだろう」と、自分にとって勝手に都合のよい解釈をして(笑)冷房を止めました。だって寒いんだもん。

「よし、これで寝られるぜ」と思って横になりました。するとしばらくするとむくっと一人の白人さんがウェイクアップ。そして徐に冷房のスイッチをオンにしやがるではないか!

僕は内心「おいコラ!何しとんねんこのクソガキ!」とちょっとだけ思ってしまいながら、ノーと言えない日本人になってしまいまいした。だって12ベッドの部屋でベッド全部埋まっているし、俺以外はみんな白人さんだし。多勢に無勢でございます。仕方ないのでバックパックの奥から長袖を引っ張り出して寝ました。

これはまさに「違い」ですよね。なんで彼らは寒くないんだろう・・・不思議です・・・。


欧米人安宿事件簿VOL,3「洗おうよ その皿その鍋 みなのもの」

これは欧米人が多い安宿に泊まるとよく感じることです。もちろんそんなにひどいわけではありませんが、キッチンが汚いことが多いんです。ゴミがそのままだったり自分が使った皿や鍋が洗ってなかったり・・・。日本人宿のキッチンは本当に綺麗なことが多いんですよね。そこの差はとても感じます。

正直たまに「おい、洗っとけや!」と思ってしまうことはあります。

なんでかなぁと考えてみたのですが、やっぱり日本の学校の「掃除の教育」って大きいのかなぁと思いました。僕たちって小さいころから当たり前のように学校で掃除をして、自分たちで使った場所を綺麗にすることを学んできました。でも欧米の学校って掃除は掃除人の方がするので、自分で掃除をするという感覚が少し違うのかなって思うんです。

以前テレビで、サウジアラビアの学校が日本の掃除のシステムを学校で取り入れて大きな成果を出していると放送してました。もちろん掃除だけではないでしょうが、日本人の「公共心」って素晴らしいと僕は信じています。

たとえばバスの中で、これは欧米人ではありませんが、ラテン系の方々って自分の聞きたい音楽をガンガン流すんですよね、イヤホンではなくスピーカーで。ハッキリ言って、その歌を聞きたくない人にはただの迷惑ですよね。携帯電話だってマナーモードなんて考え方はないでしょうし。

その点日本人の「みんなの場所・みんなのもの」という意識は高いと思う。以前のブログにも書きましたが、震災時の対応にも南米の方々は驚いてましたし。日本の、日本人の誇りだなって思うんです、僕は。


ということで、偉そうに思ったことを書き並べてしまいました。繰り返しますが、決して批判的に思っているわけではありません!あくまで「違い」であり、それがたまにすれ違いになってしまうことがあるんだろうなぁと僕は思うんです。

でも、こういう「違い」を知ることこそが大事だと思うんですよね。だから日本の若者にはもっと「放学」してほしい!何人かの学生さんから、旅のことについてフェイスブックで質問を受けました。旅に気持ちがスイッチオンの若者よ、ぜひ行って来い!必ずや何事にも代えがたい財産になるぞ!そして若者から「バカ者」になって来い!大丈夫、人生は長いから!(笑)

2013年8月13日。もう深夜だというのに、相変わらずガンガン大音量で音楽を流しまくっている共有スペースで1人パソコンをいじりながら。
(この写真は、今の安宿の2階から見た景色です。手前のバラックの向こうに高層ビルが見えるんですよね・・・。)

【第2章 中米編 パナマシティJICA支援校・訪問報告!】

2013-08-14 06:56:47 | 日記
2013年8月13日。

今日はとっても有意義な1日になりました!JICAパナマ様のご協力をいただき、実際にJICAが支援をし、協力隊員も活動している地元の公立学校に訪問することができました!

というわけで今回は、「パナマシティJICA支援校・訪問報告」ということでまとめさせていただきます~!


今回僕がお伺いさせていただのは、パナマシティ新市街にある地元の公立校「Escuela Berisario Porras」パナマシティは大きく旧市街と新市街に分けられるのですが、新市街は高層ビルが林立し、治安もそれほど心配ありません。この学校はそんな新市街の中にあり、僕は歩いて学校まで行ったのですが、治安面の心配は全くありませんでした。下の写真は校門前と、学校のすぐ前の通りからみた景色です。



突然の依頼にも関わらず、快く僕の訪問を受け入れて下さったのは、この学校で協力隊員として活動している神保先生です!本当にありがとうございました!心より御礼申し上げます!



この学校にはもう一人協力隊員の方がいらっしゃるのですが、ちょうどタイミング良く、その方のご家族がパナマにいらしていました。僕はただのオマケだったのに、一緒に歓迎パーティに参加してしまいました(笑)。ま、これもご縁ということで、お許し下さい・・・(笑)!



南米でもいくつもの学校に訪問して来ましたが、この学校を外から見ていて、そして実際に校内に入ってまず感じたこと。子ども達がとっても明るい!休み時間だったようで、みんな中庭で縄跳びをして遊んでいました。真ん中で縄跳びの指導をしながら一緒にあそんでいるのが神保先生です!



面白かったのが、ある男子が「かめはめ派」を出していたこと!パナマでも日本のアニメは大人気のようですね!


神保先生は体育が専門で、現地の先生方と協力して体育教育の向上に励んでいるとのことでした。そこでまずは早速体育の授業へ。学校が持っているグラウンドはなく、現地の人も使用するという学校のすぐ隣のグラウンドへ移動。
しかしなかなか授業は始まらず・・・。どうやら体育の先生が、ガッツリ宿題のノートチェックをしているようでした。「それは授業外の時間でやればいいのに・・・」と、正直思ってしまった僕がそこにはいましたが、ま、それはいいとして、ビックリしたのは、子ども達は遊びまわることなく落ち着いて待っていたこと。これは意外でした。



この学校の子ども達は、だいたい中流くらいの家庭の子ども達だそうです。あまりこのようなことは言いたくないのですが、やはりその家庭の経済力が子どもの成長に影響するのはどこの国でも同じのようですね・・・。パナマシティの中でも、貧困層の子ども達が多い学校は、やはり子ども達も落ち着きがなく教育活動が困難だそうです。この経済格差と教育の問題は、世界共通の課題のようですね。


とっても時間があったので、子ども達とじゃれながら写真をバチバチ。ちょっと一緒にはしゃぎすぎてしまい、先生に怒られてしまいました・・・。ごめんなさい・・・。やっぱり僕は、大人になれない三十路のオヤジです。



体育の授業は、走ったり鬼ごっこをしたり、基礎体力のトレーニングみたいでした。パナマの人も「氷鬼」をするんですね!日本だけかと思ってました!(笑)



そして驚いたのが、このグラウンドの隅っこのゴミ・・・。いくら学校のものではないグラウンドとはいえ、いくらなんでもこれは・・・と思ってしまった僕がそこにはいたような気がしましたが、まぁそれはドンマイです(笑)。それにしても南米でもそうでしたが、このゴミの問題はなんとかしないと・・・強く感じました。
パナマでも道路などのゴミはなかなかのものです。「ゴミは掃除をする人がするから、逆に掃除をするとその人に仕事を奪ってしまうことになるからしないんですよ」という話をお伺いしたことがあるが、日本的な感覚では理解し難いですよね。



体育の授業のあとはいくつもの教室を案内していただきました。お忙しい中本当に申し訳ありませんでした、ありがとうございました!

みんな本当に人懐っこくて、どんどん話し掛けてきます。覚えたての英語で質問をしてくる子や、そんな関係なくガンガンスペイン語で質問してくる子。だからスペイン語は分からんっちゅーのに!(笑)でもみんな本当に可愛い!そして子ども達がみんな楽しそうで落ち着いており、授業にもしっかり取り組んでいました。素晴らしい!



そして先生方もみんな僕を歓迎して下さり、「日本からやってきた日本の先生ですよ~!」と紹介して下さいました。授業中だというのに記念写真まで撮っていただき・・・本当にありがとうございます!



パナマの学校は午前中で終わりなんです。と言っても朝は7時から授業で、休み時間もほとんどなくぶっ続けだそうです・・・。それもしんどいですよね・・・。
放課後校門のところで神保先生とお話をさせていただいていたら、まぁ次から次へと子ども達がやって来る!そして屈託のない笑顔で僕に絡んできて、ガンガンスペイン語で話し掛けてくる。だーから、スペイン語は分からんっちゅーのに~!(笑)
校門の外では、屋台がお菓子などを売っていました。そして「リンゴ飴」を食べている!これも日本だけかと思っていたのに・・・意外!




お忙しい中にも関わらず、神保先生には本当に詳しくご案内をいただき、お話を聞かせていただきました。本当に本当にありがとうございました!

たくさんの質問をさせていただいたのですが、「実際に活動をしていて、最も難しいと感じたとは何ですか?」という質問に対しては、

「現地のやり方や文化などを尊重しつつ、と新しい方法を提案していくのが最も難しい。」

というお答えをいただきました。これと全く同じお話を、南米でもお聞きしたのを覚えています。その国にはその国の歴史や文化があり、そこに新しい風を吹かせ、プラスに持っていく。難しいのは、援助をしようとしている側の方法なり道具なりが、必ずしもその国にとってもベストとは限らないということですよね。神保先生もおっしゃってましたが、「下手をすると、ただの押し付けになってしまう」ということ。支援活動って難しなぁ・・・。

でも今回の訪問で一番僕が勉強になったのは、協力隊員の方々の真摯に活動に励む姿です。以前のブログの中で、日本の海外ボランティアに対する批判的な内容をあえて書かせていただいたことがあります。しかし今回の訪問を通して、そしてJICAパナマ様からのお話をお伺いして、決してそんなことだけではないことを確信致しました。日本の支援活動は必ず現地にも受け入れられている!そして日本そのものへの評価も決して悪くない!むしろ良い!それを改めて思いました。


余談ですが、パナマは東日本大震災のことを大いに心配して下さり、日本に援助をして下さった国でもあります。神保先生とのお話しの中で、震災のことも話題になりました。お恥ずかしい話ですが、僕はそのことを知りませんでした。パナマにいるうちにそのことを知ることができて本当に良かったです。感謝の気持ちを込めて、今このパナマに滞在しないといけないですね。

さらに余談ですが、ある国は日本とのサッカーの試合の時に、日本に対して「おめでとう、大震災」という垂れ幕を掲げていたことを思い出しました。怒りを通り越して悲しさが込み上げてくる話ですが、ほとんどの国が日本を援助して下さった歴史を、僕たちは絶対に忘れてはいけないですね。

さらにさらに余談ですが、パラグアイの日本人移住区の1つであるイグアス移住区は、震災のときに大量の豆腐を日本に送って下さったそうです。悲しみに溢れる震災でしたが、その中でも僕たちは、多くの方々の支援があったんですよね・・・。


ご多忙の中僕の学校訪問を手配して下さったJICAパナマ様、そして実際にご案内をして下さった神保先生、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました!そして快く僕の訪問を受け入れて下さった現地の先生方、本当にありがとうございました!

本当に「人の優しさ」に助けられて、僕は最高に充実した旅をしております。これまでお会いしたすべての方々、これからお会いするすべての方々、心より「ありがとうございます」!!!

ではでは以上、ご報告レポートでございました~!

2013年8月13日。欧米人がメッチャでかい音で音楽を流しまくっていて、ちょっとうるさいなぁと感じているパナマシティの安宿にて(笑)。