2013年8月21日。
僕は日本人だ。世界に誇れるこの日本という国の、一人の日本人だ。
間違いなく日本人は、世界の中で好かれている。少なくとも嫌われてはいない。僕はこの旅を通して、その思いを改めて強くしている。
でも、それは何故なのか。
それを明確にし、自覚することは大切だ。それは日本人として生きている自分自身の自信であり、強みを自覚することにもなる。自惚れるとか調子に乗るとかではなく、良いものは良いものとして、純粋に受け止めればよい。受け入れればよい。素直に喜び、それをさらに伸ばそうとすればよい。
僕は日本人の強みの1つは、「黙々と淡々と、しかし確実に手を抜かず」にあると思う。先日読んだある本の中には、戦後旧ソ連の捕虜として強制連行され、過酷な環境の中で強制労働をさせられたのにも関わらず、手を抜かず確実な仕事をした日本人が今でも評価されている国があるとあった。
僕は、心を打たれた。ある意味では馬鹿正直なのかもしれない。お人好しなのかもしれない。しかし、どんなに理不尽であっても、どんなに相手が不正を働こうと、日本人は自分の正義を貫く。それができる国民なのではないかと、またそうしてきたのではないかと、僕は心を打たれた。
今で言えば、それはスポーツに現れていると思う。日本人が活躍すると、ことごとく日本人にとって不利なルール改正が行われる。たとえば、長野オリンピックで日本のスキージャンプ勢が活躍すると、これでもかというくらい日本人にとって不利なルールになってしまった。
それに対してクレームを言いつつも、醜いことはしない。黙々と淡々と、その中で再び結果を出す。まさに武士道だ。だからカッコいいんだ。
試合の時もそうだ。どこかの隣国は、勝利のためなら信じられないくらいのラフプレーをかましてくる。審判の買収をしているとしか思えないジャッジも平気でやらかしてくる。でも、そんな状況に叩き込まれても、決してラフプレーで返さない。自分たちはルールに則り、健全にプレーをする。それってマジですげぇことだと思う。
僕たちはきっと、そこで同じことをやっても同じレベルに自分を下げるだけであり、何にも得るものがないと分かっているのだろう。それって本当にマジですげぇんじゃないかな。マジで世界一すげぇと思う。
あえて国名出しますが、YouTubeで「韓国 サッカー」とかで見ていただければ、より鮮明に分かると思う。サッカーに限らず、どんなにファールをもらってもやり返さない日本人。本当に誇りだと思う。
さて、すっごい長い前置きになってしまいましたが、何故今僕がこんなことを言うのか?というと、僕も今日、「日本人」を貫いた(つもり)のだ(笑)。
僕は今、コスタリカ北東部のカリブ海沿いの海岸にいる。海亀の産卵がピークを迎えているこの地で、海亀保護のボランティアにやって来たのだ。
意気揚々と海岸に着き、さぁやるぞ!と思っていた僕。さっそく海岸に繰り出して色々作業するのかと思っていたのだが、僕に最初に与えられた仕事は、なんと看板の字を書くこと!
僕は内心「なにぃ?これを字がメッチャ下手な俺にやらせるというのか~?」と思ってしまった。正直ちょっと嫌だな~と…。
しかし、7秒後に思い直した。
「何を言ってるんだ、俺は!俺は日本人だろうが。こういう細かい仕事でこそ本領を発揮できる国民だろうが!よし、多かが看板作り、されど看板作り。メッチャ丁寧にやってやろうじゃないか!」
と、何故か突然俄然やる気になり、一心不乱に周りには目もくれず1つ1つ丁寧に描き始めた。
何時間かかったのだろう、かなりの時間を費やしたのは間違いない。端っこで黙々と淡々と作業をしていた僕。ようやく終わったところで、ボスに見せにいった。
「オー、ベリーグッド!グッジョブ!」と一言。
よし、やってやったぜ俺(笑)!いや、でも本当にマジで全力を尽くしてやりました!好評をいただけてよかった~(笑)!
とっても大事なことを学んだ。「これが仕事なんだ」と。カネをもらってるかボランティアなのか、得意なことか苦手なことかなんて、そんなの関係ない。今ここにあるやらなければならないことに全力を注ぐ。時にそれが理不尽であったり非効率なことであったりしても、ガタガタ文句を言わずに、まずは全力でやる。それが日本人の良さであり強みであるのだ。
そんな国民性があるから、僕たちは「ものづくり世界一」の国になれたのだ。
ここのところ、色々なご縁やタイミングで「日本人」を考えさせられることが多いが、今日もまた考えさせられた。今僕がここでどのような行動をするかによって、コスタリカでの日本人の評価が変わる。1億2千万人の日本人を背負って、僕はここにいるのだ(笑)。
よし、もう一度決心しよう。今からここから、全てに全力でいこう。それが俺流だと思うし、「日本人流」でもあるのだと思う。
全力で、誠実に、一生懸命に。それが僕ら日本人の一番地味にして最強の武器なのだ。
2013年8月21日。コスタリカ、トルトゥルゲーロ国立公園の近くのビーチにて。
僕は日本人だ。世界に誇れるこの日本という国の、一人の日本人だ。
間違いなく日本人は、世界の中で好かれている。少なくとも嫌われてはいない。僕はこの旅を通して、その思いを改めて強くしている。
でも、それは何故なのか。
それを明確にし、自覚することは大切だ。それは日本人として生きている自分自身の自信であり、強みを自覚することにもなる。自惚れるとか調子に乗るとかではなく、良いものは良いものとして、純粋に受け止めればよい。受け入れればよい。素直に喜び、それをさらに伸ばそうとすればよい。
僕は日本人の強みの1つは、「黙々と淡々と、しかし確実に手を抜かず」にあると思う。先日読んだある本の中には、戦後旧ソ連の捕虜として強制連行され、過酷な環境の中で強制労働をさせられたのにも関わらず、手を抜かず確実な仕事をした日本人が今でも評価されている国があるとあった。
僕は、心を打たれた。ある意味では馬鹿正直なのかもしれない。お人好しなのかもしれない。しかし、どんなに理不尽であっても、どんなに相手が不正を働こうと、日本人は自分の正義を貫く。それができる国民なのではないかと、またそうしてきたのではないかと、僕は心を打たれた。
今で言えば、それはスポーツに現れていると思う。日本人が活躍すると、ことごとく日本人にとって不利なルール改正が行われる。たとえば、長野オリンピックで日本のスキージャンプ勢が活躍すると、これでもかというくらい日本人にとって不利なルールになってしまった。
それに対してクレームを言いつつも、醜いことはしない。黙々と淡々と、その中で再び結果を出す。まさに武士道だ。だからカッコいいんだ。
試合の時もそうだ。どこかの隣国は、勝利のためなら信じられないくらいのラフプレーをかましてくる。審判の買収をしているとしか思えないジャッジも平気でやらかしてくる。でも、そんな状況に叩き込まれても、決してラフプレーで返さない。自分たちはルールに則り、健全にプレーをする。それってマジですげぇことだと思う。
僕たちはきっと、そこで同じことをやっても同じレベルに自分を下げるだけであり、何にも得るものがないと分かっているのだろう。それって本当にマジですげぇんじゃないかな。マジで世界一すげぇと思う。
あえて国名出しますが、YouTubeで「韓国 サッカー」とかで見ていただければ、より鮮明に分かると思う。サッカーに限らず、どんなにファールをもらってもやり返さない日本人。本当に誇りだと思う。
さて、すっごい長い前置きになってしまいましたが、何故今僕がこんなことを言うのか?というと、僕も今日、「日本人」を貫いた(つもり)のだ(笑)。
僕は今、コスタリカ北東部のカリブ海沿いの海岸にいる。海亀の産卵がピークを迎えているこの地で、海亀保護のボランティアにやって来たのだ。
意気揚々と海岸に着き、さぁやるぞ!と思っていた僕。さっそく海岸に繰り出して色々作業するのかと思っていたのだが、僕に最初に与えられた仕事は、なんと看板の字を書くこと!
僕は内心「なにぃ?これを字がメッチャ下手な俺にやらせるというのか~?」と思ってしまった。正直ちょっと嫌だな~と…。
しかし、7秒後に思い直した。
「何を言ってるんだ、俺は!俺は日本人だろうが。こういう細かい仕事でこそ本領を発揮できる国民だろうが!よし、多かが看板作り、されど看板作り。メッチャ丁寧にやってやろうじゃないか!」
と、何故か突然俄然やる気になり、一心不乱に周りには目もくれず1つ1つ丁寧に描き始めた。
何時間かかったのだろう、かなりの時間を費やしたのは間違いない。端っこで黙々と淡々と作業をしていた僕。ようやく終わったところで、ボスに見せにいった。
「オー、ベリーグッド!グッジョブ!」と一言。
よし、やってやったぜ俺(笑)!いや、でも本当にマジで全力を尽くしてやりました!好評をいただけてよかった~(笑)!
とっても大事なことを学んだ。「これが仕事なんだ」と。カネをもらってるかボランティアなのか、得意なことか苦手なことかなんて、そんなの関係ない。今ここにあるやらなければならないことに全力を注ぐ。時にそれが理不尽であったり非効率なことであったりしても、ガタガタ文句を言わずに、まずは全力でやる。それが日本人の良さであり強みであるのだ。
そんな国民性があるから、僕たちは「ものづくり世界一」の国になれたのだ。
ここのところ、色々なご縁やタイミングで「日本人」を考えさせられることが多いが、今日もまた考えさせられた。今僕がここでどのような行動をするかによって、コスタリカでの日本人の評価が変わる。1億2千万人の日本人を背負って、僕はここにいるのだ(笑)。
よし、もう一度決心しよう。今からここから、全てに全力でいこう。それが俺流だと思うし、「日本人流」でもあるのだと思う。
全力で、誠実に、一生懸命に。それが僕ら日本人の一番地味にして最強の武器なのだ。
2013年8月21日。コスタリカ、トルトゥルゲーロ国立公園の近くのビーチにて。