昔勤めていた会社に、保険の外交員が来ていました。
その彼女から聞いたのですが
鼻うがいをすると、健康によいとのことでした。
確かに、彼女は相当な(?)高齢だったのですがとても若々しく肌も艶々、健康そうでした。
その方法を聞いて、鼻に水が入ったときのことを思い出しました。
「鼻に水が入ったらとても痛くて、そんなの無理無理」と言うと
「塩の入ったぬるま湯でやれば、ちっとも痛くないよ」と言われました。
このときはじめて 「鼻うがい」 と言うものを知りました。
以前、喉の中がスッキリせず耳鼻咽喉科を受診したことがありました。
医師から後鼻漏(こうびろう)と言われ
薬剤の入ったスチームで吸入の治療を受け続けたのですが、
暫らく続けてもほとんど効果が感じられませんでした。
そこで昔聞いた「鼻うがい」をやってみました。
すると2,3週間位で喉がスッキリしました。
咽喉の奥でからんでどうしても取れなかったものがある日突然剥がれて出てきました。
他人に「鼻うがいは良いよ」と話しても、
ほとんどの人が鼻に水が入る事をはなすと駄目駄目と聴こうとしません。
確かに、鼻うがいはチョッと敷居が高い感じがします。
でも気が向いたらトライするのもいいと思います。
真水や塩が薄過ぎたり冷たいと鼻にツーンと痛みが出ます。
痛くならない為には下記の事に気を付ければ大丈夫です。
火傷だけは避けたいので、飲んでぬるめのお湯にしました(大体42~43℃位)。
300ml位の清潔なコップに湯沸しポット(90℃位)から半分弱位のお湯を入れ、
水道の水を足して調節します。
塩は茶さじ1杯程度。
よくかき混ぜて少し味見し、辛すぎないか、熱つ過ぎないかを確認してからはじめます。
場所は洗面所などで行ってください。
まず、深呼吸を2回行い、息を吐いてから片方の鼻から吸い込みます。
最初は吸い込む程度が分かりにくいので少しずつ強めていくと
あるところから急に喉のほうに塩水が吸入できるようになります。
この時注意が必要なのは、呼吸気管のほうに水が行かないよう
吸い込んだ水を口の中に溜めておくようにして、
吸い終わったら口から水を吐き出します。
もし呼吸器官のほうに水が入るとムセルので、充分咳をして排出してください。
最初はすぐムセます。(慣れると余りむせなくなりますが)
鼻うがいのとき、鼻の奥の水を出そうとして鼻をかむと耳に汚れた 水が入る恐れがあります。
その時は片方ずつ空気をゆるく出すような感じで水を排出させます。
吸い込んだ水が呼吸気管に入ると良くないのでその事も注意してください。
勿論、鼻うがい後は口を良く漱いでおきます。
終わった後、鼻から塩水が出てくるので、暫らくティッシュペーパーは手放せません。
鼻の中がスッキリしてとても気持ちがいいです。
でも気が向いた時だけで、精々一日か二日に一回程度ぐらいしか行いません。
最近、風邪をこじらせてしまいました。
風邪を引く前から手洗い、うがい、そしてこの鼻うがいをやってないと駄目ですね。
この記事を書いた後で「鼻うがい」を検索してみたら、
良い事ばかりでなく、時には問題もある事が書かれていました。
自分にとっては良かったのですが、
もし試そうと思う方は、くれぐれも自己責任で。