動かないということで預かりました。
レールの金属部分とつなぎ目、なんとなく錆気味です。
レール部分は軽くヤスリをかけ、つなぎ目と一緒に接点復活剤で磨きました。
コースの各点で電圧を測ると、
時々電圧を感知しないことはあるもののほぼ正常になりました。
これで走行するかなと思い、車を乗せました。
残念、まったく動きません。
早速分解してみました。
モーターの力を車輪に伝える2~3mm位の歯車部分が有ります。
この歯車を押さえる白いリングが割れ、位置がずれてしまっていました。
その為、モーターが回るのを妨害しているのです。
この歯車は入手できません。
部品入手出来ずで修理不能にしようかなと思いました。
古いおもちゃながら、直ればまだまだ楽しく遊べるのになどと思ってしまいます。
部品がピッタリに作られているうえに、
これだけ小さな歯車なので
位置や歪みが大きいと上手く噛合わなくなるかもしれません。
でも、駄目もとでやってみることにしました。
歯車にはオイルなどが浸み込んでいるので、アルコールに漬け込んで洗いました。
歯車の位置を定めて瞬間強力接着剤を浸み込ませました。
オイルが取り切れたか判らないので接着出来るか不明です。
2時間ほど待ってからモーターに1.5Vをつなぐと回転しました。
歯車も確りと付いていました。
途中、色々と調整をしたので銅板が折れてしまいました。
このように修理中細かい部品が壊れてしまうことがよくあります。
今回は銅板に少し余裕があったので、
曲げるところを調節し使えるようになりホッとしました。
全部組み立て、走らせました。
あまり速く走らせると脱線してしまいますが、
程々の速さでなら 何とかだましだましという感じですが走行するようになりました。