なんでも直そう・・・自分なりのエコを目指します。

ボランティアでおもちゃの修理そして自宅の電気製品などの故障にチャレンジ中です。其の他のことも気が向いたら書いてます。

古いTOMYのプラレール(D51)

2014年04月17日 | おもちゃの病院

今回はトミーの古い機関車 D51 のおもちゃの修理依頼がありました。

(いずれの写真もクリックすると拡大します。)

 

動かない、そしてゴムタイヤを交換とのことで預かりました。

モーターの入っているギャーボックスがブリキで作られているので驚きました。

自分が今迄直したものは、ギャーボックスが白い樹脂で作られたものばかりでした。

そして、現在のおもちゃのスイッチは本体の上部に付いているのですが、

今回のものは機関車の前方下部に付いていました。

(本体を引っくり返した写真ですが、左の白いものが連結器で

反対の右側の白っぽいレバーがON/OFFのスイッチになっています)

 

ギャーボックスを外した機関車の台の部分です。                                                                                                         

 

モーターの入ったブリキ製のギャーボックスです。

写真では判りにくいのですが、一枚の歯車を除いて他は皆金属製でした。

今のものはケースも歯車も全部樹脂製です。

 

今回はモーターが悪くなっていました。

モーターを交換しようと思いましたが、どの部品も確りと取り付けてあり

簡単には外すことが出来ません。

下の写真の ギャー外し を使って、

やっとのことでギャーの軸を抜くことが出来ました。

でも余りにも確りと取り付いていたので、

ギャー外し の心棒が少し歪んでしまいました。

(もしこの工具が無ければ分解不能で直せなかったかもしれません。)

モーターを交換しても接触不良箇所があちこちに有り、

磨いたり手直しをしてやっと動き出しました。

動いている時は機関車の前のライトが点灯していました。

最後に、ネジならぬブリキケースの爪を曲げて確りと取り付けました。 

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目覚まし時計のムーブメント修理

2014年04月07日 | おもちゃの病院

おもちゃの病院に目覚まし時計を持ち込んだ人がいました。

本来、目覚まし時計はおもちゃではないので預かりません。

でも今回は預かってしまったようです。

 

落としたら動かなくなったとのことです。

皆で分解しようとしたのですが、ムーブメント部分のケースが中々開きません。

ケースは爪で押さえているので、爪の部分をこじったのですが開きません。

この部分を分解しないと修理できないので、

ケースが壊れるのを覚悟して思いきり力を入れてなんとか開くことが出来ました。

でもケースが割れてしまったのです。

(いつもはこんなに開きにくいことはないのですが・・・・・・。)

 

ムーブメントケースの中は、

 IC・水晶発振子等の付いた基板、エナメル線を巻いたコイル、

沢山の歯車等が組み込まれています。

 このムーブメントに電気を繋いでもまったく動きません。

 

コイルからのエナメル線が基板に半田付けされているところをテスターで測定すると、

1秒毎にDC電圧がプラス・マイナスに針が振れていました。

これで電子回路は正常に作動しているのが判りました。

コイルからのエナメル線をたどると、なんとエナメル線が切れていました。

エナメル線が部品の陰に隠れていたので切れていることに気が付きませんでした。

半田付けする場所が奥まっているし、細い線なので結構手こずりました。

 何とか半田付けを済ますと、順調に作動し始めました。

 

最近この時計以外にも時計が止ってしまい全く動かないものや、

秒針が行ったり来たりというような症状の時計を数件手懸けました。

大体は電池交換で直るのですが、

11年ほど前に記念で戴いた時計などは、

内部基板の半田付けをしなおし、歯車の組みなおしをしてやっと直りました。 

この時計等は、多分歯車類が相当磨耗していると思うので、

後どの位使えるのかは判りません。

落下などの衝撃を与えないようにして、寿命を全うさせたいです。

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