視線が語るもの『傷痕にキス』

本日もガッシュの新刊で

神楽日夏さん『傷痕にキス』
　主人公である受様は高校時代に無理矢理ながら関係を持った同級生を
　想い続けています。ある夜、その彼と思いがけない再会を果たした受
　様は会社を辞めてあるダイニングバーのスタッフになるのですが…

受様と攻様は高校生の同級生、再会モノです

受様は病死した父親の借金返済のために、
大学進学をあきらめて理系研究所に就職、
事務雑用をしていました。

借金の為にひたすら働いて二年、
やっと返済を終えて心が軽くなった時期に
受様は偶然入ったバーで攻様に再会します。

受様は高校時代に一度だけですが、
攻様と身体を繋げた事のありました。

とたんに湧き起こる熱い思い。
昔も今も自分取って特別なのは彼だけで。

受様は衝動のまま、
そのバーのバイトに応募、採用されて
今に至ります。

そんなある日
バーが改装工事をする事になり、
バーに住み込んでいた受様は
攻様に自宅に引っ越してくるようにと言われます。

戸惑う受様でしたが
バーのオーナーからは
攻様が受様の前の勤め先を知っていた事、
雇用の際の保証人になっている事を知らされます。

混乱する受様を更に混乱させたのは
バーのなじみ客との関係に苛立った攻様に
仕掛けられた強引なキスと無理矢理の情交

果たして二人の関係の行きつく先とは

受様はどこでも人の中心にいる攻様に
自身が惹かれる事は当然だと思えても
彼が自分を好いている等とは思い至らず

攻様は自分自身の行動に一切の注釈を与えない為に
二人は互いに好き合っているになかなか落着きません

そのどっちつかずな様子が結構MYツボ
ワクワクしながら読めました

ただ、受様と同じ年なの受様が
いつもいつもバーに通い詰めているので
何やってる人なのかすっごく怪しかった

二人の関係が進んで
攻様の暮らしぶりには出生が絡んでいる事が判りますが、
もう少し早めにそういうのが見え隠れすると
もっと良かったと思いました

やっと出た!!

《ちょっと気分を変えて椿のテンプレートに変更》

本日は終業後はまっすぐ本屋さんにGO

津守時生さん『三千世界の鴉を殺し⑮』

ホントのお目当ては明日出るはずの本だったのですが、
週明けで今日は無かったですね

でも発売日を忘れていた本が有った

津守さんの体調不良で本もＣＤも遅れていたので
【本日】とは知りつつも
しっかりチェックはしてなくて

でもすっごく待っていた本なので、
早速読みます

消え去るモノと残るモノ『蛍火』

本日はガッシュの新刊で

栗城偲さん『蛍火』
　大学教授の攻様は小説家の受様と学生時代から連れ添って二十年の恋人。
　しかし、ここ数年は一緒に暮らしながらもセックスどころかまともな会話
　もない日々。ある日、些細な諍いから攻様は家を飛び出す!!

BL作品の場合、
ほとんど二人がまとまるまでがメインですが、
本作はそのずーと先に起こった出来事になります

同居から20年、
少しづつ積み重なっていた齟齬が口喧嘩をきっかけにほごれ、
繰り返されてきた日常が断られた事で
二人其々が過去を振り返り、未来を見つめなおすというお話

本作の二人はともに今年40才。
攻様は文学部教授として私立大学で働き
受様は小説家として在宅で仕事をしています。

二人は大学卒業とともに同居をして20年、
恋人として長い時を共にしてきました。

自分と違った感覚を持つ受様だからこそ惹かれ
共に暮らす事を選んだはずでしたが、
いつの頃からか二人の時間がすれ違い、
攻様は今の生活に多大な疲弊を感じていました

ある日、
帰宅した攻様は受様と些細な事から口論となり
衝動的に家を飛び出し、

浮気相手を探しに新宿で
出会った頃の受様にそっくりな青年に出会います。

お金ではなく攻様の時間が欲しいと言う青年に
攻様は自分の時間を提供しようと即決します。

二人は青年の希望で北の地を目指すのですが、
青年の真に望んでいたのは…

本編の攻様サイドは投稿作で加筆修正の上、
受様視点と続編を加えて文庫化された本作。

二人其々の視点で三日間が語られるので
時間の流れと二人の思いに厚みが増して
最後まで一気に読ませられました

好きだという気持ちだけでは
長く一緒にはいられないのかという恋愛の命題への
一つの答えが本作なのかな
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ねだられたらイヤとは言えません『してみて。』

本日はコミックスで

みろくことこさん『してみて。』
　体育会系まじめっ子の受様はだるだるでゆる～い生徒会書記の先輩の
　お手伝いをしています。ある日、先輩との約束をすっかり忘れて、
　待ちぼうけさせた受様。決死の覚悟で謝る彼に課された要求とは?!

今回は珍しくコミックスです
雑誌でパラ見して面白かったので
ワクワクして読み始めたのですが、期待通りでした

ほのぼのな容姿に反して策略家な生徒会書記と
彼のお手伝いで生徒会入りする元サッカー少年の出会いから
恋人になった先輩が卒業するまでの二年間のお話になります。

受様はジュニアでも活躍したサッカー小僧ですが、
中学で膝を痛めて
入ったばかりのサッカー部を退部する事に

そんな時に知り合ったのが
一つ上の生徒会書記の先輩である攻様です。

打ち込めるものが無くなった受様は
誘われるままに生徒会に入り、
受様を何かと頼りにしている攻様の役に立つならと
受様は毎日頑張っていました。

しかし
同級生の出たサッカーの試合と
生徒会の会議がバッテングした雨の土曜日に
夢中になって試合を応援していた受様は
攻様との待合せばかりか
会議にも大遅刻してしまいます

その上、焦って向かった学校でも
受様は雨がたたって倒れてしまい、
受様は攻様に謝り続けるばかり。

呆れた攻様が許す条件として提示したのは
受様からのキス

しかも覚悟をしてキスしたら
なぜか全身触られまくりで

キュートな絵柄に負けない可愛いお話で
とっても面白かったで～す

天然な受様が
攻様に手を出されても全く危機感がないのも
天然ゆえのストレートな言葉に
策士な攻様が一瞬詰まったりするのも
私の萌ツボを刺激して止みませんでした

今月の雑誌から大学生編も始まっているので
早くも次巻が楽しみです
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フリーペーパー『ルビータイムス』

本日はヤフオク落札品が到着

ルビータイムス
　発刊月の文庫紹介のためのペーパー。

HPでも紹介されず、
不定期かつ不特定書店にて配布される為、
文庫本を買ってからその存在が判った時はショック
現物を見るまで出ている事が判らないのですよ

メイトさんの配布が多いので
今月も一応メイトさんはチェックしたのですが、
今まで未チェックだった書店で発見して
思わずその為にもう一冊買おうかと思ったのですが

今回お譲り頂けてラッキーでした

来月からは某書店もチェックしないと

結局買ってしまいました

本日は迷っていた雑誌を

Dear+2020年2月号

迷ったわりには
やっぱりというか結局買ってしまいました

連載作で好きな読みたいお話は
2作位しか無くて
小説誌以上に勿体ないのですが
仕方ないですね

全サだけが欲しいのです

本日は「Dear+」の発売日

全サの「ディアプラス・ヘヴン６」が欲しいのですが
今回は門地さんだけの為になるので
どーしようかなと

もともと漫画雑誌はほとんど読まないし、
他にもいろいろ買いたいし、
そもそも小説誌よりもっと読まない…
かなりもったいないですよね

でも後で欲しいと思うと
素敵な値段になるし…
もうしばらく悩もうかな

本日は通販書店で♪

本日は通販書店購入品が到着です

神楽日夏さん『傷痕にキス』
栗城偲さん『蛍火』
腰乃さん『嘘みたいな話ですが』
みろくことこさん『してみて。』
麻城ゆうさん『新・特捜司法官Ｓ-Ａ（10）』

特典買いです
通販で買うとガッシュにポスカが付いたので
送料無料まで頑張った結果がこの冊数に

連休が有ったので
ちょっと遅かったけどまずまずですね。

早速読みます

受様を慰めて甘やかす権利『お医者さんにガーベラ』

本日はプラチナの新刊です

椹野道流さん『お医者さんにガーベラ』
　自他共に厳しい医師の受様。溺愛する弟と受様の部下との仲に
　居心地の悪さを感じて、やけ酒を食らった上に路上で寝込んだ
　ところを生花店店主に拾われます。そんな二人の恋の行方は?

本作は椹野先生の初レーベルになりますが
そもそもが小説リンクスに掲載された
弟カプのお話からの派生したキャラのお話でびっくり

花の配達でよく病院を訪れる生花屋店主と
整形外科からリハビリ科の長になった医師のカプが
二人が知り合って恋人になるまでに
受様の弟と部下の恋、
業務改革に対する部下の反発等が絡まって
内容的には盛り沢山

受様は去年
リハビリ科の専任医師として
講師ながら医局の長に着任して以来
ワンマンなやり方で
最新のプログラムやカリキュラム、
医療機器の導入を図ってきました

その結果、
リハビリ科の評価は上がりますが、
現場の療法士達は新しい知識の取得と
今まで以上に多様な患者の対応が課されられ
不満の声を上げます

しかし、
弁のたつ受様はプロとしては当然と
それらを一掃して邁進しています。

そんなある日
受様は病室に花を届けに来た
花屋の青年に声を掛けられます。
彼が今回の攻様になります

攻様は以前、
攻様の部下と一緒に受様に叱られてから
受様の事が気になっていましたが

酔った受様を介抱した事がきっかけで
『受様を慰めて甘やかす』権利を得、
まずは友人から頑張る事に成功します

ずっと年下の攻様に翻弄されつつも
落着きを取り戻した受様ですが、
翌々日出勤した彼を待ち受けていたのは
リハビリ科療法士達の反乱で

弟と部下の恋や自分の恋愛、
信頼していた上司や同僚の揶揄や
部下達の真意に対する事で
人と人との繋がりの大切さを知り、
自身の考え方と立ち位置を変えて
なんとかまとまるまで山有り谷有り
楽しく読めました

椹野作品は出版社を超えて
世界がリンクしているのも魅力ですが、
本作の受様はK医大勤務。
K医大は他シリーズの舞台でもあるので
京橋先生も名前だけですが出演中。

本作は来月刊へと続きます。

本カプの続編とともに
弟カプのお話も有るそうですが
既作の収録はないかなと思うので
どんな風に絡むのかが早くもとっても楽しみ

全サに小冊子を申込み♪

本日は全サを申し込み

リンクス7周年記念小冊子
リンクスmini

毎年恒例のリンクスの全サの小冊子と
アンケでもらえる小冊子を申し込みました

『リンクスmini』は前も行われた全プレで
各号アンケートを答えた方にリターンされる品

毎号3作品の書き下ろし番外編が載るのですが
新刊ノベルズの番外編だったり、
掲載作の番外編だったりで作家さんもいろいろなのです。

雑誌って買う人と買わない人がいるし
アンケも出さない方もいるし、
そんな小冊子はいらないって方もいるからか
中古ショップではかなり高値になっててびっくり

今年も全冊コンプしたいですが、
好きな作家さんが書かれる事を祈るのみで～す。

嫌われているのはなぜ?『あなたのそばにいるだけで』

本日はダリアの新刊です

森本あきさん『あなたのそばにいるだけで』
　高校３年生の受様は父親の再婚でクラスメイトの攻様と義理の兄弟に。
　文武両道で人当たりも良い攻様と友達になりたかった受様は喜ぶが、
　親の前だと優しいのに、二人っきりになるとそっけなくて!?

今回は両親の再婚で義兄弟になった二人の恋物語

高三生の二人の恋の進展に受験を絡めた本編と
その後のラブラブな後日談、
攻様視点で本編の攻様の暗躍ぶりを収録しています

受様はカメラマンの父と二人暮らし。

父の写真の影響で北大を目指していますが、
合格すれば北海道へ行く息子を思ってか
父はかねてからの交際相手と再婚を決意、
受様には同級生の義弟が出来ます。
その義弟こそ今回の攻様です

受様はカメラマンの父について
世界を回った時期が有って一年遅れで高校に入学した為、
実は攻様より一つ年上だったのでしたが、
学校生活に支障がない為
受様は特にこの事を学校で話していませんでした。

その為、紹介された時は受様も攻様も
まさかお互いの事とは思わずでびっくり

しかも攻様は東大間違いなしと言われる優等生で
テニスではインターハイに出場、
昨年は生徒会長まで務める学校中の憧れの人で
受様も攻様に憧れていた一人だったのです。

これを機会に仲良くしたいと思うのですが、
再婚して四人で同居を始めても、
攻様は受様に全く打ち解けてくれません

学校では誰にでも優しい攻様が
自分にだけそっけないのは嫌われているから?

攻様の態度に振り回される受様ですが
実は攻様も受様の事が気になっていたのです

こんな二人の未来に待つものは?

本作は絶版レーベル既刊に加筆修正、
書き下ろしを追加してのリメイク版

受様が攻様に嫌われていると思って
クルクルする展開ですが、

実は攻様は受様に一目惚れしていて
ずーと見守っていたので
突然兄弟になると知ってグルグルになって
ついつい接し方を間違えてしまうという展開なので
最後は誤解も解けてハッピーエンド

ラブラブH全開の北海道同居編と
本編でドンダン返した攻様の策略編まで
ヤキモキしながら楽しく読めました

来月は書き下ろし続編が出るとの事、
そちらのドタバタぶりも期待大です

本日は中古本屋さんにて♪

本日は中古本屋さんでいろいろ

あすま理彩さん『英国執事』
砂床さん『情愛と不埒のトリム』
藍生有さん『双つ龍は艶華を抱く』
秀香穂里さん『桜の下の欲情』
小林典雅さん『老舗旅館に嫁に来い!』

お正月の名残かキャンぺーン中で
数買って均一料金でしたので思い切って
未読本が増えただけ

新刊が沢山～♪

本日は新刊が沢山出てましたね

森本あきさん『あなたのそばにいるだけで』
椹野道流さん『お医者さんにガーベラ』
小説リンクス2010年2月号

三連休のために
いつもの月より発売日が早いとこが多いですね

いやー、早いのは良いのですが
12月もですけど土曜日発売はやめて欲しいなぁ

出ていれば良いのですが
出てないと別の用事をしたかったって事も

まぁ公式発売日が今日なら仕方がないですけどね。

特典に弱い私は
本日売りのガッシュは通販購入のため
連休明けの予定です。

それまでに今日の本は読み終えて
ビーンズの新刊までいきたい…

いかないとまた山が新たに築かれそうです

はじめての本気の恋『成澤准教授の最後の恋』

本日もルビーの新刊です

高遠琉加さん『成澤准教授の最後の恋』
　フランス文学の准教授である攻様はなにもかもつまらない日々を
　送っています。ある日思い立って訪れた出版社で、まるで非常階
　段から飛び降りようとしているかのような青年を助けますが?!

今回は私立大学文学部フランス文学科の准教授と
老舗出版社の純文学文芸誌の新人編集者のお話で、
攻様視点で二人の出会いから恋人になるまでと
受様視点でその後の二人のラブな番外編を収録

攻様は洗練された容姿をもつ
私立大学文学部仏文学科の准教授。

翻訳者としての顔も持つ攻様の翻訳本は
作者のイメージと相まって
同種の本より三割増しで売れ、
片手間に書くエッセイも
女性達にはすこぶる好評

知名度も収入も上がっている上、
人並み以上の容姿と頭を持つ攻様は
恋愛相手にも不自由ない生活なのに、
毎日がつまらない

そんな攻様に変化をもたらすのが
攻様の悪友が副編集長を務める
純文学文芸誌の新人編集者である受様です

受様は地味な顔立ちのおとなしい青年で
攻様も編集部で悪友に紹介されても
特に気にもしなかったのですが、
有る事がきっかけで攻様は受様に興味を持ちます。

その出来事で小指を骨折した攻様は
小説を書く事の条件として
受様を担当者にと指名します。

かくて受様は攻様の担当編集者になりますが、
受様が長く片思いをしていると知り、
更なる興味を惹かれます。

自分には縁の無い純愛をしているらしい彼に
好かれたらどんな感じなのだろう?

男は女の最初の男になりたがり、
女は男の最後の女になりたがる。

次第に彼の視線の先に
自分を映したいと思い始める攻様恋は
コレが最後の恋たり得るのか

一人に縛られる恋愛など考えられなかった攻様と
たった一人を長く思ってきた受様の恋物語です。

高遠作品はどちらかと言うと
ちょっと硬いイメージが有りますが、
今回のお話も仏文学の准教授と
純文学文芸誌の新人編集者のお話なので
文化や芸術に対するロマンを感じさせるお話です

最初は単なる好奇心だったのに
受様の人柄を知る事で次第に彼に執着していく攻様。
彼に惹かれずにはいられない攻様の葛藤と
受様の過去の恋人が実は…という
最後のどんでん返しが見事でしたね

続編短編の受様視点の後日談では
受様の過去の恋に嫉妬する攻様の様子が散見。
まとまった後ならではの甘さが良かったです

フェアの特典に惹かれて

本日は雑誌を買ってしまいました

ガッシュ2010年2月号

ガッシュは今月からフェアが始まります。

前々から企画の宣伝だけはしていて
文庫の小冊子を狙っているのですが、
どれくらい買えばがもらえるのかが
判りませんでした。

で本日、雑誌を知ら見したところ
どうも応募は15ポイントで
文庫本は1ポイント

文庫を15冊は大変でも
コミックスなら買えそうな感じ…

でも漫画家さんの原画とかは
もっと高ポイントなので
高倍率的には同じくらいかな

雑誌は3ポイントなので
雑誌でポイント稼ごうと思います。

でも基本、
小説派なので毎月はいらないんだよね