真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
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アバタもエクボ的な恋『過激で一途な彼の恋』

2010-01-07 | 読了本review
本日もルビーの新刊で

榛名悠さん『過激で一途な彼の恋』
 黙っていればガタイが良い美形なのに空気を読まない理系男子を
 幼馴染に持つ受様。生まれた時からの付合いでも突拍子もない事
 をしでかす彼になぜかいきなりキスされて?!

今回は頭は良いが空気の読めない理工学部の大学生と
攻様に振り回される経済学部の大学生の同級生カプ

自分の興味の無い事には無関心なKY男の攻様と
幼馴染を放っておけないマメな受様の組合せなので
何を考えているのか判らない幼馴染に
振り回される受様の受難物語って感じです

今回の二人は生まれた時から幼馴染み。
高校まで同じ公立校に進みますが
進路選択で受様は文系、攻様は理系を選び
やっとそれぞれの道を進むかに思えたのですが、

同じ総合大学に合格した為、
両親達にアパート隣室同士にされ
変わらぬ関係が続きます。

攻様は黙っていれば見た目はいい男ですが、
興味がなければ世間一般の常識ですら無視という
典型的な理系男子、
時には受様にすら頭を抱えさせるダメ男です

なのに攻様は
受様がメンバー不足と連れて行った合コンで
密かに受様が気に入っていた彼女と
買い物デートを取り付けていました
なぜこいつだけがモテルんだ

しかもデート後に受様宅を訪れたの攻様の言動は
受様に更なるショックを与えるのです

なんと攻様の買い物とは
受様の誕生日のプレゼントで
しかも送られたのは
赤いリボンを巻いたしゃもじと攻様のキス

空気の読めないというより読む気もない攻様も
大切な幼馴染で有る受様には
それなりに気を使っているのですが
気の使い方も攻様なりなので
受様的にはグ~ルグルグル

無意識ながらも受様の言動にも
「独占欲」が滲んでいて
友人にまでからかわてしまう一幕も有り、
痘痕も笑窪的なカプでした

受様が思い悩むわりに結局のところ、
お互いの立ち位置は変わらなかったのはちょっと残念
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通販特典が目当てです

2010-01-06 | CD・DVD
《松の内もそろそろ…なので雪のテンプレートに変更》

本日は通販でCDを注文

榎田尤利さん原作CD『きみがいるなら世界の果てでも』

榎田さんの漫画家シリーズ最終巻のドラマCDです

出るという話は昨年から有りましたが
やっと通販の受付が始まりましたので
早速注文しました

メイトさんでも特典有りなのですが、
リブレの通販サイトの特典は
『書き下ろしノベルブックレット』なので
今回はリブレで頼みました

発売は来月ですが、
今からとても楽しみです
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たった一人の弟だから『寝ても覚めても君だけを』

2010-01-05 | 読了本review
本日はルビーの新刊で

渡辺ゆいさん『寝ても覚めても君だけを』
 大財閥の御曹司の受様は育ちの良さゆえ常に偉そうですが、
 表裏の無い性格。自慢の弟を猫可愛がりしていている受様で
 すが、なぜか彼は大学生ながら起業して独立を目指していて?!

今回は入学と同時に証券会社を立ち上げた大学生と
ヴァイオリニストになれなかった大財閥の御曹司のカプで
兄弟として育った二人が恋人になるまでのお話です

既刊『寝ても覚めても君だけを』の脇キャラスピンオフ。
既刊の受様の友人が本作の受様になり、
『寝ても覚めても』の四年後が本作になります

受様は財閥の家系の嫡男ですが、
ヴォイオリンに魅せられ、
早々に後継者より音楽を選びます。

しかし十年前のある時期を境に、
なぜか受様の指は一時間で動かなくなり、
演奏家としての夢を断たれてしまいます。

以降の受様は
父の名代として各種パーティやレセプションに
出席する事が主な仕事となります。

本音を言えばこの言う場には出たく無いのですが、
父の代わりが出来るのは自分か弟の二人きり。
受様にとって弟は守るべき対象そのもので有り
大事にしてきた存在で、
とても自分の代わりはさせられません。

受様が大切にしている弟こそ
今回の攻様になります

二人の出会いは受様11才の時。
父親がいきなり小さな男の子を
連れ帰ってきた事から始まります。

多忙な父の唐突な言動に慣れていた受様は
疑い無く攻様を受け入れ、
小さかった攻様も満面の笑みで迎える受様に
懐きまくっていたのですが…

長じた攻様は受様よりも逞しく育ち、
大学入学とともに自力で会社を立ち上げて
多忙な日々を送り、今ではいつも午前様な毎日

昔は見合い話が持ち上がる度に泣き喚いた弟が
自分だけの力で道を切り開く姿を見る事は
嬉しい半面、寂しい気持ちも捨てられません

しかも攻様の秘書が
起業時に時引き抜いたやり手な上に
美人と知った受様は
彼女との仲が気になって仕方ありません。

午前様の理由は彼女とのオフィスラブ

設定としてはBL的な王道なので
受様と攻様の関係やお互いに対する気持ちは
読者的にはわりとスケスケ状態です(笑)が、

どうして攻様が引取られたのかとか
なぜ攻様が起業したのかとか
受様がスルーしてきた問題が解けるごとに
二人の関係が少しづつ変化していきます。

大財閥の御曹司として育った受様は
身勝手で我慢を知らずに自己も曲げ無い上に
後悔どころか先の心配すらしない為、
受様の言動はかなり予想範疇外なので、
最後に大団円を迎えるまでとても楽しく読めました
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本棚が一杯に・・・

2010-01-04 | 小説
今週末の連休に合わせてまた新刊が出ますよね

なのでいそいそと新刊チェックをしたのですが、
先月も多いと思ったのに
今月も結構な数に

いろいろと手を広げている自覚があったので
休み中にあまり読まない本を本棚からだして
空間を開けたはずなのに

今、読んだ本を片づけたら
あの隙間はどこに~行ったの~
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あなただけが特別『夜と誘惑のセレナーデ』

2010-01-03 | 読了本review
本日はリンクスの新刊です

桐嶋リッカさん『夜と誘惑のセレナーデ』
 クラシックの血を惹く為かなかなか成熟しない受様。孫を案じる祖母に
 呼ばれて父の祖国である日本に来た受様は、祖母の画策した「花婿探し」
 で見合い相手に強引に襲われかけた所をある人物に助けられ…。

グロリア学院シリーズ第六弾も
前作同様、脇キャラ番外編。

天然で来るもの拒ます去るもの追わずの攻様と
奥手でちょっと天邪鬼な氷のプリンセスの
初恋成就のお話になります

祖母の画策した受様の【花婿探し】を絡めて
出会いからお互いに恋を自覚して恋人になるまでと
その後の二人と友人達との
ほのぼの後日談が収録されています。

受様の父と母は其々が、
血統の異なるサラブレットとクラシックだった為、
二人の恋は一族中の反対を受けますが、
二人は固い意志で互いを選び、受様が生まれます。

受様は父の死後は、
アカデミーにて共同生活を送っていましたが、
父方の祖母の誘いに応じて
東京某所にある魔族の学院・聖グロリア学院に
短期留学する事にします。

着いて早々
下見を兼ねて学院に行ってみる事にした受様ですが
三十分で到着できると昼過ぎに祖母宅を出たはずが
日が暮れてもまだ辿りつけません。

かなりの方向音痴な受様は
祖母の助けを待つ公園からも抜け出せません。

そんな時、
端正でノーブルな雰囲気な青年に出会います。
彼が今回の攻様になりますね

攻様もここで待合せをしていたのですが
受様があまりにも何度も視界を横切る為に
声をかけたというのです。

転びかけた自分を助け起す様子が
まるで王子様のような攻様。
姫抱きされた受様は母の口癖を思い出します。

いつか王子様に出会えるわ。私が出会ったようにね。

彼の言動にぼぅとする受様でしたが、
祖母の迎えの車に飛び乗っても胸の高まりは静まりません。

そしてその出会いは
節操なしのと呼ばれた攻様にも変化をもたらして

主役カプの受様の友人が本作の攻様で、
前作『罪と束縛のエゴイスト』の攻様の妹は
攻様の幼馴染で受様の女友達ですので、
攻様はシリーズ既刊にもチラチラ出ておりました。

しかし、
フェロモンたれ流しな上に天然な攻様なので
既刊では核心に迫る役割というより、
友人の墓穴掘りのお手伝いがメインなお役目がら

本作でも
本人的には素直な告白なのでしょうが
無邪気な言い方過ぎて
受様に深ーく裏読みされてしまって
グルグルな状態の一因となっております。

二人とも初恋なので
攻様の気持ちが判るまでの受様の葛藤と合わせて
友人達の暗躍ぶりもとっても楽しい一作ですよ
本日のランキング・7904位/1345641ブログ
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今年初めてのお買いものは・・・

2010-01-02 | 小説
今年初めてのお買いもの

高遠琉加さん『成澤准教授の最後の恋』
志麻友紀ん『セイント・バトラーズ 赤の将軍と琥珀の男爵』
月本ナシオさん『ミリセントと薔薇の約束 誓いの言葉は時を越えて』
伊藤たつきさん『アラバーナの海賊たち バルク号の華麗なる冒険』
福袋を下げつつも本屋は素通りできない私
今年も頑張って買う
じゃなくて、読みまーす
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重なり合った世界の物語『世界画廊の住人―地下迷宮の物語』

2010-01-01 | 読了本review
本日はファンタジア新刊です

栗原ちひろさん『世界画廊の住人―地下迷宮の物語』
 世界の変革に関わり、組織に追われることになった元錬金術師の
 カルヴァスは故郷とされるカサネに向う。その地で待ち受けて
 いたのは奇妙な気配の男だった!!

前巻の世界画廊の管理人と関わったことで
世界の変革の瞬間にまで関わった
本巻の主人公・カルヴァスは
所属していた組織から逃れるため、
故郷とされるカサネを訪れます。

その途中で胡散臭いまでに陽気で
面倒見の良い男・オドに出会います。

酒場での再開を望まれますが、
陰気な自分とは相いれない男の事など
興味のかけらさえないカルヴァスは
全く気にもとめていなかったのですが…

自宅に帰った早々に、
領主の愛人となっていた昔馴染みの女に
呼び出された離宮で領主と鉢合わせ

浮気相手として追われることになってしまいます。
そんなカルヴァスをかくまってくれたのは
酒場でオドだったのです

栗原さんの『世界画廊』シリーズ第二弾で
脇キャラのスピンオフ

前巻も世界観に慣れるまで
ちょっと読みにくい感じがしましたが、
この世界が「絵」の中であり、
登場人物自身が「絵の具」で描かれた人である事が前提なので
どんな続きになるのかと思っていた新刊ですが

今回は地下迷宮に関って「物語」を生み出すオドと
彼が徘徊する地下迷宮の主である女王の関わりが
カギだったのですが

今回は主人公であるカルヴァスが
人に関心がない上に積極的に動くキャラじゃなくて
なかなか頁が進みませんでした

読み難い事が面白い事ではありませんよね。
徐々に深まる謎と世界の均衡を覆すような謎解きは
とっても楽しませて頂きました

次巻に続くような、ここで終わりのような
微妙なところで終わっているのですが、
続きはアンケ次第なりかしら
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