アメリカのスーパースター・トム・クルーズ。

アカデミー主演男優賞にノミネートされたドラマです。

1960年代、高校生だったロン・コビックは、愛国心から

海兵隊に入隊ベトナム戦争の最前線に送られます。

激烈な戦場で重傷を負い下半身が動かなくなったロンは

戦争そのものに疑問を感じ、反戦運動に身を投じて

いくストーリーです。

コビックの自伝的小説を映画化した作品。

クルーズは、レスリングに夢中だった純朴な高校生。

戦争を経て人生に絶望し自暴自棄になり、やがて

反戦運動家となって生きる意味を見つめなおしていく。

 

ロシアによるウクライナへの戦真っただ中の今

戦争とは何か。戦に駆り立てられたものの心理、

勝つための愛国心を貫かされる戦士たち。

注目したいのは、敗戦後の心境の変化していく様子です。

もし戦争が終結して、ベトナム戦争後にアメリカの兵士が

家族が、ベトナムの子どもたちがたどっている道を、

ウクライナ もロシアもたどるに違いありません。

時代も変わり、あの時代より数百倍も大きな遺産を背負って

行くのだろうか?新しい国の再建はどのように行われるの

だろうか?戦争で得たものは何だったのか?

ついそんな思いを抱きながら見てしまいました。

雑詠句

・川柳は私の自由うばわない

・道外し学んだことがばねになり

・いぬまきが夫婦と生きた50年

 

明日はてんがら川柳です。10:30 -11:30