2024年2月1日(木)みどり温泉・プール
つばさ誌2月号
近詠 自選句
口止めをしてもオウムはしゃべります |
熟れすぎて落ちた甘柿たべられぬ |
居心地の良い椅子いずれ譲る椅子 |
反論は待たずしずかに席を立つ |
転んでも転んでもなお我が足で |
一瞬にあの日に戻るクラス会 |
下の句は
他誌(他県?)の選者が選んだ句です。
選ばれた句は選者の解説?があります。
それがとても勉強になります。
南日柳壇も上位数句には、選者の解説が
頂けますが、その深い詠みに感動すること
しばしばです。今回あえて書いてみます。
①評 花が咲いた当日ではなく、開く前日の視点。
「私は花開く!」と決めて、日々淡々と前進して
来たその過程、明日開くお花さんと一緒に、
どうぞご自分にもご褒美を。
④評 そこに言葉はいらない、テレビもスマホも
充電器もいらない。黙ってその歌を聞いて
いようと思う。
奥様にいいことあれば、家族全員がハッピーに
なるから不思議。
⑤評 考えさせられてしまった。「急流」を
若い時代とすれば、あのやんちゃが大人に
なって静かになった。の意か。
あるいは「種に交われば」の意か。
人生をゆっくり振り返らせてくれる。
もっと違う読み方もありそう。
①④⑤は8句選ばれた中の順位
12月句会 (入選句)
困る 老いてなおやりたいことが増え困る
年金も預金も減って腹も減り
もしも 吉本の夢捨てなければ今スター
離婚届もしもの時と書いてある (佳作4)
左 左利きかっこいいねと思った日
椅子 さりげなく降りる振りして譲る席
私にとって毎月50句余りを つばさや、火のしま
南日柳壇へ送るのは、大変な時間と頭をひねらないと
できないことです。そのほか、毎日3句?を課して修行
していますが、これが認知症予防に役立っていること
は間違いありません。もう限界かな?と思う日々。
でも先輩たちは、さらにあちこちの大会や句会への投句
まるで神技かと思えます。
己書を添える楽しさがあればこそ、でないととても続け
られません。さっそく4日は火のしまの定例会です。