虫歯退治

今日、さっちゃんはオニと一緒に虫歯退治に行きました。
　　　　　　　　　　　（↑私）

今日は、病院がとても混んでいて、待ち時間が50分ほどだったのですが
さっちゃんは、ずっとおりこうさんにして待っていました。
そう言えば、この子は小さな頃から、「待つ」のは平気だったかも。
長い時間待っていて、ぐずぐず言い出すとか、騒ぎ出すことはなかったかも。
（待ちくたびれて、寝てしまうことはあったけど…）
なんだ、出来た子じゃないですか。

今日は、初めての麻酔をしての治療でしたが
歯医者さんと綺麗な歯科衛生士のおねえさんに励まされて、終始ご機嫌でした。
治療が済んで、歯医者さんの治療後の説明を受けているときに
私が前から気になっていた歯が虫歯かどうか確認しようとして
「この歯は…」
と言いながら、私がさっちゃんの口元に手を近付けると
ぴしっ！と、邪険に手を払いのけられてしまいました。
「いや、この歯なんですけど…」
もう一度、さっちゃんの口元に手を近付けると
またしても、びしっ！と、払いのけられてしまいました。

ねこじゃらしを猫の顔の前にちらつかせると
迷惑そうな顔をして、前脚でびしっ！と、払いのけられてしまいますが
ちょうど、あんな感じです。

私、もしかして迷惑？

先生が、「ここかい？」と言って、さっちゃんの口元に手を近付け
ゴム手袋をはめた手の指先を、さっちゃんの口の中に入れたのですが
びしっ！は、ありませんでした。
「いえ、こっちの…」
私が再びさっちゃんの口元へ手を近付けると、びしっ！

「お母さんは、イヤなんだ」
先生が、笑いながら言いました。
「なんだか、そうみたいですね」
私がそう答えると、先生は
「先生なら、いいんだ」
そう言って、また笑いました。

結局、私が先生に伝えたかった場所は、「先生が」見付け
やっぱり虫歯であることが確認されたのでした。