吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

下ネタは世代を越えて

2016-11-20 07:39:05 | 日記
私の勤め先では、利用者の皆さんと色々なゲームをするのですが
その中に「言葉さがしゲーム」というのがあります。

お題の言葉、「あいうえお」でも「はつゆき」でも、なんでも良いのですが
そのお題の言葉の一文字ずつ、それぞれ10個の言葉を探すのです。

例えば、「あいうえお」なら、頭に「あ」のつく言葉を10個
「あめんぼう」とか「あり」とか「あさ」といった具合です。

その言葉を、ひとつずつ職員がホワイトボードに書き出して
そして最後に、ちゃんと10個あるか、みんなで数えて確認します。

世代が違うと、選ぶ言葉も微妙に違っていて、すごく面白い。
なにせ、平均年齢90歳越えの皆さんなので、言葉がなかなか思い付かないこともあって
私たち職員が、ジェスチャーをしたり、絵を描いたりして
ヒントを出したりすることもあるのですが
どんなに汗だくでジェスチャーをしても、全く伝わらないこともあり
それがかえってみんなの笑いを誘ったりして、結構楽しいゲームです。

さて、昨日のお題は、今月が11月ということもあって
「しもつき(霜月)」にしてみました。
「し」「も」「つ」までは順調だったのですが
最後の「き」で、疲れも出たのか、みんな躓きはじめました。

「きりん」「きつね」「菊」「きりぎりす」・・・。

みんなで、うーん、うーんと唸り始めてから少ししてから
95歳の女性が、はたと思いついたみたいで、大きな声で

「きんたま!」

と、叫びました。

恥じらいも、ためらいもない、むしろ純粋な回答に、一同馬鹿ウケです。

「書かなきゃならないから、書きますよ。
 でも、私が言ったんじゃないからね、みなさん怒らないでくださいね」
私がそう言うと、みんなは
「大丈夫だよ、怒んないよ」
と言いながら、満面の笑顔を浮かべています。

そして、私がホワイトボードにマーカーで書き出したのは良いのですが
流石に、4文字全部書けなくく勇気が湧かず

『きん○ま』

と、伏せて書いてみました。
しかし、伏せたら伏せたで余計にマズイ雰囲気が溢れてしまい
みんな、大喜びをしていました。