話は変わりますが

ギターやゴルフを趣味にのんびり暮らしています。ド田舎でのなんてことない日々を綴っています。

No,471『恐怖体験』

2014年10月07日 | 思想・雑感
アクセス頂きありがとうございます。

ふと今から8年前に経験した怖い話を思い出した。
22歳の冬、神戸での仕事が遅くなり、大阪のアパートまで帰るのが面倒に思った僕は、神戸の友達のアパートに泊めてもらうことに。
阪急王子公園駅で降り、とぼとぼ一人で友達のアパートを目指し歩いていた。
時刻は0時半くらいだっただろうか。
あの辺りの線路沿いは薄暗く、時間も時間だけにひっそりしていた。

ふと50m先の街灯の下に、男の姿が見えた。
どうも様子がおかしい。
その人は、真冬だというのに半袖半ズボン。手にはテニスラケットを持ち、ボーッとしながらこっちを見ている。
金髪で、歳は20代後半ぐらいかな?

気味が悪いと思いつつも、変な人は駅や電車内で毎日の様に見ていたので、そこまで気にも留めず、僕は彼の目の前を通り過ぎて行った…

『すいません』

ドキッとした。
背後から聞こえた薄気味悪い声。
振り返ると、その男が早歩きで僕に迫って来る。
目つきは完全にイッている。

『なん、何すか?』

僕は後ずさりしながら、答えると

『リュックの中身見せて欲しいんです。親父の首探してるんです。そん中に入ってないっすか?』

と言いながら、僕が背負っていたリュックを指差し、どんどん迫ってくる。

あかん、殺される…

僕は一瞬パニックになり、気づけば一目散に走って逃げていた。
振り返ると、その男は遠くから僕の方をジーっと見ている。

僕はまた全速力で走り、半泣きで友達のアパートへ逃げ込んだ。
『今、変な人に声かけられて!』
と友達に言うと
『かっちゃん!最近この辺ほんまヤバイ奴多いから気をつけや!』と。

どうやら人間はイッてしまった人に遭遇すると、『殺される!』という緊急センサーが働くようだ。

あの夜、逃げ切れて本当に良かった。

話は変わりますが、

スタバで売ってる、チーズとベーコンがサンドされたこのパン。
ごっつ旨い。

終わり。