鳴子温泉へ久しぶりに一泊で行く
鳴子温泉は古典や歴史的にも登場し興味ある温泉郷だ。
古代から利用され、古事記や日本書記などでも触れられている。
千年以上前にさかのぼる。「続日本後記」に、平安時代837年に当地で
爆発が発生したことが書かれ、その時の様子が「仁明天皇承知四年癸
巳朔申。陸奥国玉造郡の温泉石神。雷響き振動昼夜止まず。温泉河に
流れてその色漿の如し。加うるに以って山焼け、谷塞がり石崩れる。更
に新沼を作る。沸く声雷の如し。」と記されている。
古事記や日本書記などでも触れられているが、湯治人用の宿泊施設が築かれ
たのは江戸期になったからと見られ、当地では、寛永9年(1632年)遊佐氏は
湯治人宿「遊佐屋(ゆざや)」を創建し、寛政年間(1789~1801年)に鳴子で
はじめて元湯「滝の湯」の湯守に任ぜられた。藩政中期の享保年間(1716~
1736年)になると、遊佐氏の他に「大沼屋(のち源蔵湯)」を営む大沼三郎次と
「横屋」の大沼善十郎が湯守に任命され、この三氏による「滝の湯」の管理は幕
末まで続けられた。
「源蔵湯」は「鳴子観光ホテル」、老舗旅館・ホテルとして今にある。
ここに泊まる。
夕食