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「包摂的地域秩序の先頭に」

2023年07月13日 18時56分24秒 | 一言

ASEAN外相会議 対ミャンマーで団結

 【ジャカルタ=面川誠】東南アジア諸国連合(ASEAN)は11、12の両日、インドネシアの首都ジャカルタで開かれた外相会議で、「包摂的な地域秩序構築の先頭に立つ」ことや、対ミャンマー政策を団結して進めることを確認しました。

 ASEAN議長国インドネシアのルトノ外相は会議で、「平和は空から降ってくるものではない。これは、国連憲章、ASEAN憲章、国際法の原則に基づく対話と協力の習慣に根ざした、包摂的な地域秩序を構築するための体系的な努力の結果だ」とASEANの役割を強調しました。

 東南アジアとその周辺では南シナ海や台湾をめぐって米国と中国の対立が激化しています。クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が7日、ミャンマーへの圧力強化と南シナ海での中国の「威圧的で無責任な行動」に対抗するためにASEANと協力すると述べるなど、域外大国がASEANを自陣営に引き付けようとする動きが絶えません。

 ルトノ氏は武力行使を例外なしに放棄する東南アジア友好協力条約(TAC)の規範を順守する必要性を強調。ASEANは地域の変化をかじ取りする上で運転席に座り続けるべきだとした上で、「ASEANは決して対立する大国の代理人にはならないという明確なメッセージを送る必要がある」と強調しました。

 2021年2月のクーデター以来、政治的暴力が続いているミャンマーについては、いかなる取り組みもASEAN首脳合意である「5項目コンセンサス」に基づかなければならないことで合意しました。同コンセンサスは暴力の停止と、民主派を含む全ての当事者による対話を通じた正常化を明記しています。

 一方、タイのドン外相は12日の外相会議で、9日にミャンマーを訪問し、投獄中の民主化運動指導者アウンサンスーチー氏と会談したと述べました。ドン氏は記者団に対して、「スーチー氏の健康状態は良好だ」と述べましたが、会談内容は明らかにしませんでした。

 ルトノ氏は5項目コンセンサスがミャンマーに和平をもたらす唯一の外交プロセスだと指摘。「その他のいかなる努力も5項目コンセンサスの履行を支援するものでなければならない」と述べ、議長国インドネシアがASEANを代表して行う対ミャンマー外交と歩調を合わせるよう促しました。


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