「米軍任せで異常」
山添氏批判
日本共産党の山添拓議員は17日の参院外交防衛委員会で、日本政府が垂直離着陸機オスプレイの安全性を確認していないにもかかわらず、米海兵隊の飛行再開を容認しているのは「米軍任せで異常だ」と批判し、同機の飛行停止と全面撤去を求めました。
米各軍は、米海軍航空システム司令部の6日の勧告を受け、オスプレイの飛行を停止しましたが、米海兵隊は11日に飛行を再開。陸自は「安全確保を優先する」ため飛行停止を続けています。
山添氏は「日本側が安全性を確認できていないのに、米側はお構いなしに飛ばしている。飛行停止を求めるべきだ」と追及。中谷元・防衛相は「安全性の確認は求めた。沖縄の海兵隊は徹底的な点検を行い、飛行再開したと説明を受けた」と述べるにとどめました。
また山添氏は、米連邦議員3人が、オスプレイの運用停止を求める書簡を米国防長官に送り、非公開となっている安全調査委員会(SIB)の事故調査報告書の開示を求めていると指摘。書簡で「議会と情報を共有しないことは、議会の監視能力を損なう」と警告していることを挙げ、「日本の議会も同じ視点に立つべきで、米政府に開示を求めるべきだ」と迫りました。
防衛省の田中利則・地方協力局長は「防衛省は書簡について見解を述べる立場にない」と答弁。山添氏は、委員会への報告書開示を要求しました。
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