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21世紀の最も恐ろしい犯罪

2025年02月24日 12時55分39秒 | 一言

 全面的な軍事攻撃が始まってから1週間ほどがたったころ。ある動画が世界中に流されました。それはウクライナの国旗を掲げ、ロシア軍の車両をとりかこむ市民の姿でした。

 「なぜここへ来た。帰れ」。平穏なくらしが突然軍靴に踏みにじられた怒り。戦車を前にして、ウクライナ国歌を口ずさむ住民たちも。国花でもあるヒマワリの種をロシア兵に突きつけた高齢の女性は「ポケットに入れなさい。あなたが死んだとき、ヒマワリの花が咲くように」と非難しながら。

 生死をさまよい、大地や街を破壊され、故郷を追われたウクライナの人びと。過去もなく、未来もなく、考えることができたのはその日のことだけだったといいます。あれから3年。戦場で命を落とした兵士らの墓標は今も次々と。

 この3年間で多くの市民が傷つけられ、40万人以上の兵士が死傷。戦火の中で700万人近い人たちが国外に逃れ、苦難の生活を強いられています。

 ここにきて停戦に向けた動きが現れています。侵略された当事者の頭越しに。米ロの交渉が進む一方、。

 クライナの市民をはじめ世界に不信の声が広がっています。平和なくらし、幸せや喜び、すべてを奪われた人たちを無視した和平交渉などありえないと。

 ノーベル文学賞作家でベラルーシとウクライナにルーツをもつスベトラーナ・アレクシエービッチさんは「この戦争は21世紀の最も恐ろしい犯罪として歴史に残るだろう」と語ります。大国同士で決着をつければ、新たな火種を残すだけです。


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