東京弁護士会では、若手弁護士の支援制度を設けている。
昔も、登録時に研修のようなものはあったが、露骨に新米であることを強調した制度はなかった。
しかし、現在は、状況がだいぶ変わった。
新規登録弁護士をいくつかのクラスにわけて、担任、副担任をつけて、教育をするのだ。講義の内容は、電話対応から始まるが、書面作成など形式からやり直すというか、やり始める。
内容はどうであれ、個人的な印象としては、やはり、クラスとか担任とかは形式的な呼び名に過ぎないが、レベルの低さを許容させてしまうようなネーミングは避けた方が良いとは思う。
実際、そうでなくても、試験のハードルが下がっていることから、合格者の意識として、試験が簡単なものと認識しているものが多いが、本来要求されるレベルは合格ぎりぎりのレベルであるはずがない。高みをみて、合格後も研鑽をつむべきが、そのようになっていない。
実務では、基本六法の法律をゆっくり勉強する暇などなく、多数の特別法を使う。基本レベル向上は容易ではないはず・・・
なので、チューター制とか、クラス制というネーミングの制度ができていることに、不安を覚えるが、中には、昔と同じ感覚の持っている新人弁護士もいる。
法律事務所に依頼するお客様は、いろいろな意味で見極めが大変だと思う。。。。