法律的には、昔から、ペットは物だと考えられ、ペットの財産的価値を賠償すれば、慰謝料などは発生しないと考えられていた。
しかし、ペットにも、美容院、病院、ホテル、温泉、レストラン、ペット用デザート専門店など、人間と同じような生き方をさせる環境が整いだした。子供のいない家庭に、犬などが飼われることも珍しくはない。
2004年ごろ、ペットの死亡に慰謝料を認める判例がでた。すでにペットも家族の一員として、賠償を考える時代になりつつある。
流れはさらに進んでいる。
最近おどろいたのは、ペット用の介護施設だ。必要あるのかとも思うが、おじいちゃんおばあちゃんとなったペットの世話はかなり大変らしい。人間と同じだ。
そして、今は、ペットの保険もある。
また、獣医や獣医学のレベルもあがった。ペットは、人間と同じ病気になるらしい。がんの手術もするそうだ。昔は、あきらめられていたような記憶がある。がんの手術代は、何十万から百万ぐらいになることもあるという。保険ができるのもわかる。
こんな状況を考えると、ペットの死亡に伴う損害は、慰謝料、葬儀費用、お墓代など、そんほか後遺障害なども可能性としてはあるだろう。
おそらくは、今後数年で、ペットの損害賠償の金額の相場はあがってしまうのではないかと思う。
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