piiさんのブログのコメントに
「透明な紙ができますよ」などと調子こいて書きこんだものの、
あとになって「でたらめいい加減なことを言ってたらどーしよう」と思い
今一度ちゃんと実証してみることにしました。
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(日本昔話のナレーションで)
むかーしむかし。
高校生の丸底が美術の課題でなにやら貼り絵っぽいことをしていた最中、事故がおきたそうな。
「メディウム」(アクリル絵の具の艶出しとか保護、薄く延ばしたりするのに使う
液体)を誤って机の上にぶちまけてしまい
道具からなにからべったり液がついてしまったと。
そこに材料としてそばに置いてたお花紙にもしみ込んでしまった。
乾くと厄介なもんだから、机や道具や床やらふきとっている間
お花紙はもうすてるしかないと、ほったらかしておった。
それがたまたま白のお花紙で、乾いたものがなんと透明になっており
「こりゃ使える」と貼り絵の材料にしましたとさ。
めでたしめでたし(?)
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しかし、今お花紙なんか手元にありません。
メディウムもなし。
あるのは数年前に購入した「水性ウレタンニス」。
ちゃぽちゃぽしてるので使用には問題ないでしょう。
コピー用紙より薄い紙……あっ
母が書道教室に行っているので、不要な紙ない?ときくと
シミの浮いちゃった使えない半紙をくれました。
いざ実証。
普通にニスをぬって乾かしてみました。
すけ具合確認のために、カロリーメイトの箱を敷いてみました。
ちなみに賞味期限切れ。早く食べよう(?)
筆がないのと、あっても筆でなでるとやぶれそうなので
ニスを綿棒に浸して紙の表面をころころと転がします。
両面からやったんだけど、むらがあるということは
粘度が高いのかニスがうまく紙の繊維に染みていないようですねぇ……
少しの水で薄めたニスを一度塗り、半乾きかなー程度の時に
薄めないニスを両面から塗ってみました。
紙への染み込みは結構よくなったみたい。
プラスチックのように無色透明というわけではありませんが
トレーシングペーパーよりは若干透明かなという感じ。
比較。
右が一度塗り、左が二度塗り。
紙にぺったりつけると透明度は分かるものの、少し離すとぼけちゃって
どっちもどっちって感じですねー
お花がみのほうが薄いからもう少し透明度は上がるかもしれませんけど。
ちなみに耐久性は・・・・・・低そう。
手で簡単に破れます。
ちょっとやらかくなっちゃった、森永ミルクキャラメルの包み紙を破っているような感覚がものすごく似ています。
薄くてやわらかくてコシャッとしたような質感はでてる。
使いようによっては面白そうな素材に変身です。
ただ使い道がわからない。
あと、半紙にレジン液塗って固めたら、透明度はどうなのか知りませんが
耐久性ならそこそこあるのが作れるような気もします。
しかし今日は太陽がでていないので、また今度気力があったら試してみよう。
こんなことするよりも、お弁当箱の蓋のプラスチック切り取った方が簡単で早いな。