丸底フラスコのブログ(goo版)

ヤフーブログからの引っ越し組

イモムシの教科書

2019-04-27 19:24:08 | 無題
イモムシハンドブックの安田守さんが
こんな素晴らしい本をまた出されています。

イモムシの教科書
https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/978-4-8299-7108-6/Default.aspx

ツイッターで流れてきて知って、すぐアマゾンで予約入れました。
発売日26日だから、到着は翌日以降かなと思ってたら
昨日来ました。ほくほく。
最初の1ページでもうにやにやが止まらない。


イモムシがなぜ「イモムシ」と言われるようになったのか・・・
大人になる確率はどのくらいで、どんな原因で死んでしまうのか・・・
などなど、とにかくこれ1冊読めば疑問が解決したり、
へえーそうだったのか」てことが絶対いくつかでるはず!
先達の研究成果をありがたく拝読させていただきました。

鱗翅目ファンには外れなしですよ。カラー図版も数ページございます。


私には虫屋と名乗れるほどの幅も知識も熱意も探求心もありませんが、
「かわいい」「おもしろい」「かっこいい」という感情は絶対持ってます。(若干の「キモい」も無くはない……)
ただ、標本を見てもその凄さや美しさには感心するのですが
欲しいとか作りたいという感情はわかないのですよね。


別に標本反対派ってわけでもないのに関心薄いのは、
自分にとって「虫とは生きてて動くもの」と見てるからのようです。
写真はバンバンとる。

だからイモムシフィギュアも、見かけると「やば!可愛い!」とその場では思うのですが、
別に手に入れなくてもいっか、となってしまうんです。
なるほどー自分で納得。



この本を読んで、やっぱイモムシ最高とおもった自分は
「幼虫屋」に近いのかなと思いました。
何になるのか、どんな姿か、どういう暮らしをするのかが見たい。
それがこのブログで何度も飼育経過をあげてた根本なのだろうなあ。


知れば納得、奥深き幼虫の世界。
読めば見る目が変わるかも?

【虫】お客様2号

2019-04-24 22:27:10 | 無題



これもまた昨年の話。
前の話のマエアカさんとほぼ同時期。10月10日のことです。

畑の脇の道を歩いていたら、車道をもこもこと何やら歩いておりました。
これじゃ轢かれちゃうよ! ということで持って帰ってきたのが

イメージ 1

キアゲハのきーくんです(性別不明)
角も出さずおとなしく手に乗ってくれました。
畑をみたらニンジンが植わっていた一角があったので
おそらくそこから遠征し車道へ出てしまったのでしょう。
よくできたフィギュアみたいだ。つるつるーん。

ぶれてるけどお腹。
イメージ 2

さんざん徘徊され、一旦落ち着いたかな、と思われた場所からさらに動かれてしまい、最終的にこんな蓋の裏に……


イメージ 3


蓋を外して撮影させてもらいます。
イメージ 4

まあ、普通にアゲハの蛹ですね。無事ここまで来れてよかった。
あとは本来の姿が出るのを待つだけです。


そして流れ流れて4月21日。
嬉しい変化が見えました。
イメージ 5

羽の模様が透けてる!!やったあちゃんと成虫になってる!
うわーうわー、もうすぐじゃない??

そのまま翌日22日。
日曜日でよかった。

いつ出るかと待ってたのに、また出てくる瞬間は見られず、
「かしゃかしゃかしゃ」と虫かごの中からする音で気づきました。

あおむけでバタバタしていたため慌てて救出。
エコバッグにたからせます。

イメージ 6

口をなんどかぴーひょろさせていたのをみて、私今まで
ストローみたいになってると思っていたのですが
先端が2つに分かれていて、ぴろぴろ別々に動してました。
毛細管現象で吸い上げてたってことですかね、蝉と一緒か。
今の今まで知らなかった……


イメージ 7


イイ感じに伸びてきました。
この後1時間ぐらいこのまま。羽をたまに広げたり口をぴーひょろするだけ。
そろそろお外へ出てくれないかね。

イメージ 8

手に乗っけたらオシッコされた……でも絨毯は大丈夫、カレンダーの裏を引いてたから。
(シモフリ様で懲りた)

イメージ 9

花の所にたからせてみました。
背中の毛がふわふわ~~
後々調べたらメスのような気もしました。
だとするときーくんじゃなくてきーちゃん。

6時くらいまでここに居て、その後姿は見えなくなっておりました。

しっかし綺麗ですね。模様がどうしてこうちゃんと左右対称に、またグラデーションになるんだろう。
幼虫も幼虫であの模様。
自然の造形にはいつもいつも驚かされるばかりです。

【虫】お客様1号

2019-04-24 22:06:03 | 無題



昨年、シモフリ様が蛹になったあたりの事。

蛹になったのでもう葉っぱもいらないよね、と枯れ始めた葉っぱをよけようとしていました。

壁面にあった一枚を拾おうとしたら

あら、どなたかいる!

イメージ 1


外側から見てみよう

イメージ 2

……スモーク強すぎてわからん。

ということで中身が出るまで待つことにしました。

シモフリ様の方が先に羽化してしまいましたので、
デカケースは邪魔になるから片付けたい。
やむなく壁面からはがし、虫かごに土を引いて入れておきます。

10月27日の事。


あっ、虫かごの壁面に誰かいる!


イメージ 3

うーん、ぼけてしまった。

イメージ 4

明るいお外で撮影。
調べてみると、「マエアカスカシメイガ」のようですねぇ。
なんと成虫で越冬!がんばれ~

透き通る羽が清楚なかわいこちゃんでした。割と小さい。
っていうかシモフリ様を見た後だから小さいと思うだけで
中サイズなんだろうけどさ。

ネズミモチについてきたんだろうけど、ほんとあの食草人気だなあ。


「エボ」が来たぞー!

2019-04-18 22:50:20 | 無題
エボファンの皆様(聞いたことないわ)
ご報告お待たせしました。

あの夜中の鳴き声が今年も帰ってきてくれましたよ。


奥多摩で子育てをする渡り鳥「ミゾゴイ」。
昨年NHK「ダーウィンが来た!」でその正体を知り、今年もその鳴き声が無事聞けるかどうか気にしておりました。
https://blogs.yahoo.co.jp/theretra_oldenlandiae/37690674.html

いまも絶賛ほぅほぅ中ですけど、本当にどこで鳴いているんだろう……?
相変わらず声は遠いものの、奥多摩で鳴いてる声がここまで届くわけがない。
私の住む辺りはまだまだ市街地。川だって護岸工事されてるところも多く、餌場も少ないだろうし。
きっと子育てはもっともっと山奥に行ってするのかもしれません。


鳴き声がする=巣があるではないから、ただ単にパートナーを呼んでるだけ?縄張り宣言?
まだ営巣地として合格ラインを保てているのかなー。