丸底フラスコのブログ(goo版)

ヤフーブログからの引っ越し組

【虫】気持ち悪いお話です

2018-07-30 00:41:51 | いきもの話



また、例によって気色悪いお話になるので嫌な人はすぐ逃げてください。

最近こんな話しか載せてない気がする。






まずは普通の写真から。
室内で撮ったので変に青いですが、実物はクリーム色っぽいんです。

イメージ 2


先月の末。まだバカ暑くなるまえに草むしりをしていると、
黄色っぽい蛹がころころと2個でてまいりました。
2cmちょっとってところでしょうか、最初手に取った時はびっくりして放ったんですけど、よくよくみたら蛹。即捕獲。
この頃はまだ元気でよく動く。

しらべると多分ホシヒメホウジャクあたりの蛹のようです。
そういえばヘクソカズラがあった。

で、捕獲から1週間くらい後。

イメージ 1

1個がすごーーーーーく嫌な色に変化しまして、
確認のために蛹の後ろに手をかざすと明らかに色が変わる。
向こうの光が透けるようになってしまいました。
うすい殻の下は空……いや洒落じゃなく。



で、じーーーっとみていたら、中で何やらうごめく影がみえたんですよ!
絶対に「おまえ本来の中身と違う奴だろ」っていう動きをしてるのが!

……寄生確定です。


大体予想はつきますがこれでしょう。
そう、歴代のスズメガ達を食ってきたキセイーズ
(わざと小さくしてます。クリックで大きくなる)





蠅のウジっていうとすっごーーーーーーくキモイ響きになるので
キセイーズと呼びます。



中にいるのはよそ様と判明したほんの数日後。一つ疑問が出ました。

歴代のスズメガ達は、終齢幼虫の時点で8cm台を平気でたたきだすような
重量クラスばかり。
だけど、ホウジャクは正直それと比較したら小型で
長さも太さも彼らのサイズにはならないし
蛹もサイズ半分(もしかしたらそれ以下)といったところ。

大きなコスズやセスジからは、平均して2~4匹のキセイーズがでてきました。
最多記録は1匹のキイロスズメから10匹のキセイーズ。
だったらホウジャクのような小さな蛹の中には一体何匹?という疑問が。



先に謝っておきます。すみません。
そしてこの先は嫌悪感ましましましになります。

以下文章中心で。

~~~~~~~~~~~~~


蛹を割ってみる、という暴挙についに出てしまいました。
またお前か許せん!という、超身勝手な想いと、
どうせ上に載せた写真の黄色いやつだろう、今さら珍しくもないし……という
とても安易な考えです。

正直後悔してます。




庭にでると、いい具合に釘が落ちていたので(それはそれでどうなの)
確実に空になっている頭の部分を突っつきます。
薄殻はこしゃ!と簡単に破れて穴があきました。

その後、薪を燃やすとき使う金属の箸でなんとか割ります。
でかい重いですんごく使いづらい。



中にうごめくそいつが見えました。
抵抗して出てきません。当たり前ですけど。
この日も猛暑でしたが、また寒波襲来。
心地い涼しさとは決していえない、本当の悪寒


ちょっとかわいそうですがむりくり出します。
見てびっくり。予想と全然違う。


だれこいつ……


イメージ 3


※砂だらけになって本体が見づらかったため水をかけました。体液とかじゃないよ。





今までのキセイーズとは比べ物にならないサイズ。
精いっぱい伸びたら、たぶんホウジャク蛹のサイズより一回り小さいくらい。
知らない人に「中身これです」って言っても、もしかしたら「あーそうなの」と納得されそうな……あと色白。

キセイーズの特徴、お尻の点二つもあるようなないような???良く見えない。


暑いのに鳥肌立ててぶるっと震えるオカシイ人になり一応撮影……



自然の仕組みでそういう進化をし、ただその生態に従って生きている虫に対し、
勝手な人間目線の判断をするのはいけない、とはわかっているのですが
やっぱり言わせてください。
寄生虫ファンのかたには申し訳ありませんが……




大変気色が悪いです。






そして正直初見の虫……これが何になるのか知りたかった……
あーなんて余計なことをしたんだ! 
また新しい世界を垣間見れたのかもしれないのに!
蠅なのか蜂なのか……ばかばか!


もう一匹も本心は無事の羽化希望ですが
この個体と一緒に居たのなら無事な確率は↓↓……ですよね。





この後放置していたらアリが早速やってきました。
噛みついて引っ張ると皮がのびる。かなりのぶよぶよ体型らしい。
少し離れていて戻ってきたら、噛まれて皮が破れたようで
灰色っぽい体液をまき散らしながら引きずられておりました。
うあああああもう限界。流石に記録できなかった。蟻様ありがとう。



かいてて思ったんですけど、
こんなことする自分も十分キモイな!!!

台風

2018-07-27 01:17:17 | ぶつくさ
台風12号。
東から来て西に進む珍しい進路の台風です。


予想進路見てびっくり


西日本に行っちゃダメだろ!

そっちいくならまだ関東の方にむきなさい!


前にもありましたよね、
あの時は日本の南の海上を東から西へ通っていたんですが
四国の南の方で一回転して戻ってきたうえ、とんでもない勢力で東北に甚大な被害をもたらした、2016年台風10号
あと一日遅ければ夏休みが一日延びたのに、という学生さんの声があったな。

それだけじゃなくてもあれは忘れられないです。
後日岩手に行った人に、流されたままの家の写真みせてもらったり
あれのおかげで岩泉乳業さんの工場が停止してヨーグルトが買えなかったり
龍泉洞の水が濁っちゃったりで凄い悪い印象が残ってます。

ああならない程度なら水不足にならないためにも
少し纏めてふってほしいんですけどね。

畑なんかからっからだし。
(夕立もなぜかうちの方ろくすぽ来ず、かすられておしまい)

まだ片付けもままならない方々の心配を考えると
なんとか影響が少ないことを願うしかないです。
上陸してしまえば雨雲の供給元が無くなるので
弱くなるかと予想してるんですけど。

うまいこと関東あたりから上陸して西に行けば
西日本に行く頃には形ぐずぐずになってんじゃないか・・・・・・とか。

人の都合のいいようには自然は行きません。


ていうか、29日法要でお墓参りなんだよな。
横殴りじゃないといいな。

40度

2018-07-24 00:19:56 | ぶつくさ
あついですね。

あ゛づいですね!


会社行って全然涼しくなくて、本当に冷房になってるか確認しちゃったよ。


青梅市じゃ40.8度を記録したとニュースで知りました。

「東京都内では観測史上初めての40℃超」
 

都内では! 

こういうときだけ東京の仲間に入れてもらえた感があるのは気のせいでしょうか。


青梅と言っても広いので、奥多摩のギリ堺の山にいけば
少し違うかもしれませんが、たとえ5度も下がったとしてもまだ35度、10度下がっても30度あると考えたら……
あんまり避暑の意味なさそう。


この前の冬はマイナス8度って記録もあったはず。
山の上じゃなくてよ? 
多分今日の40度と同じ観測地点でたたき出してる数値よ?
どっちも極端すぎるんだよ。
この馬鹿暑さを冬に取っておきたい。



こんなに連日35度以上あると、32度31度の予報の数字を見ると
助かったぁ少し体が楽だ、と思ってしまいます。
それだって十分暑い暑い言ってクーラーつけるのに。


あと天気予報の色がわるい。34度以下だと太陽の絵や
予想気温の背景が「まっかっか」からオレンジになるじゃないですか。
謎の安堵感が出ちゃうんですよね~。
ていうか、今までまっかっかは月に数回程度しか登場しなかったはずなのに……常連になってきてるじゃないか。


日が落ちてもニイニイゼミが鳴き、深夜11時にヒグラシがなく……
35度以上だとあまりセミも鳴かないんですって。
ヒグラシなんか、普段ならちょっと日が落ちかけた涼しい夕方に鳴き始めるのに。
11時になってようやっと鳴ける気温まで下がったってこと?
セミがかわいそうだ。こんな真夜中に鳴かなきゃいけないなんて。
生態系までおかしくなっちゃってるのかな。



皆様ほんと、夜中に熱中症とかシャレになりませんので
ペットボトル枕元に置いてお休みください。

博物ふぇすてぃばる!

2018-07-22 23:48:52 | ぶつくさ
東京千代田区にございます、科学技術館で
「博物ふぇすてぃばる」
が21,22と開催されており、お友達一家と行ってまいりました。
ちびっ子たちもなかなかに楽しんでもらえたようでよかった。


もうね、大人の自由研究発表会みたいなの。
クリエイターさんが何かテーマにしたものを発表しながら(ちょっとしたものなんですけれど)作品を販売し、
訪れた人たちが「このブースよかった」と専用用紙に記入し「ガクタメ投票」します。
ガクタメとは「学問」+「エンタメ」のこと。

その人が好きなものを好きなように作っているので、その辺の店じゃあ売っていません。
あと手作りだし、一点ものですから高い。
そして研究まとめの発表もしていますので、ただ単に作品がどうのという説明だけでなく、それにまつわる学問的なお話も聞けるのが、ほかの展示即売会とちょっと違うところ。




扱うものは様々。
星座や宇宙がテーマのもの、土器や埴輪がテーマのもの、虫、鳥、魚、爬虫類、深海、理数、素数、化学、文化人類学、鉱物、化石、古代生物……ああもう上げだしたらきりがない!
文字通りの「博物」フェス!


もぞもぞ虫蟲展でも出品されていた方が何人かいらして
その中のひとつ、「ほいはんこ」さんのところでシール買ってきました。
(消しゴムハンコメインなのになんでシール買ったんだろう自分)
商品入れていただいた紙袋も消しゴムハンコで装飾されてます。
羽に「ほいはんこ」ってかいてあるの見えるかな?細かい。

イメージ 1




こちらは鳥獣戯画(現代版)というシリーズで、両辺が開くミニケース。
説明難しいんですけど、立派な2ポケットのケースです。
どっちからでも入れられるんじゃなくて、中の仕切りが斜めにくぎられていて、どっちからでもこのサイズのポケットになるんです。
伝わるかね……
片方をカード、片方を小銭なんて使い方ができるんです。
その代わりしっかりチャック閉めないと参事に。

イメージ 2

右上ちょっと切れちゃってますが、なにげにプロレス場外乱闘みたいなことしてる奴らがww
突っ込みどころがいろいろ楽しすぎ。

イメージ 3

反対面もかなり笑えます。
エグザイルのように踊る集団がいるww
その下のうさぎとカエルはウサイン・ボルトのマネしてるのかな。





写真撮影OKということで撮らせていただきました。
一見、甲虫標本と思いきや、……あれれ??

イメージ 4

イメージ 5

羽の下が機械仕掛け!細かいでしょ。
実際、ロボットで作ったらこんな感じになるんだろうと思うと、
なんかスチームパンクっぽくて大変かっこいい。
どうやって作ったか聞けばよかったぁ……




上のと別のブースさん「ふれあい昆虫館」の方が見せてくれました。
羽化したばっかりのオオゴマダラ。
羽化する前は金ぴか蛹です。
お触りは禁止。

イメージ 6


こっちはお触りOK。
でっかい! つやつや、かちかち。
こんなのがもし日本で放されたら在来種はひとたまりもない。
飼うときは責任持って飼いましょう。

イメージ 7
幼虫もいたんですけど、親も親なら子供もでかいことでかいこと。
てのひらいっぱいに乗るくらいありそう。
背中ツンツンしてきましたが、結構硬くてタイヤのゴムみたいな感じ。


そしてびっくり、こっちもお触りOK。
人生初の毛虫(種類聞くの忘れた)。
可愛いんだこれが。結構足が速い。
手はお友達の手です。ふわふわなせいか、あったかく感じました。
撫でたらやわらかい毛。

イメージ 8


このブログでたまに取り上げるセスジスズメの幼虫もいて、こちらも手に乗せることができます。
小さい子を連れたお父さんがずーっとそれを見て
「かわいい~ かわいい~ かわいい~」を連呼していました。
子供も怖がらないみたいでじっと見てましたよ。
やっぱり親が大丈夫な生き物だって教えるとそんなにこわがらないのでしょうかね。



よくできた金属の「めざしフォーク」「いわしスプーン」とか
ものすごく美しい惑星モチーフのアクセ、
魔術書みたいな不思議な模様が表紙に書かれた手帳とか……
理数科学には興味ない人も、絶対どれか一つは心に引っかかるテーマが見つかるはずです。



本格的な顕微鏡が覗けちゃったり、3Dめがけかけて見たり
買わなくても触って体験できたり、別フロアでは2時間に一回くらいどこかの先生の講演が開かれたりしていました。






デザインフェスタの科学(博物)版て感じで、
ずっと居たらひたすら買い続けてしまう、散財必須の危険なイベント。
お友達は「ビスマス」という鉱石の結晶が欲しかったようですが
お値段的にそれをあきらめて深海生物モチーフのシルバーリングを買ってました。
300近い出展があり、中には土曜だけ、日曜だけ、という出展の方もいましたけど、大半は2日間出展しています。
なので日曜の午後じゃ、お目当てのものは売り切れ……なんてことも。
自分も狙ってたのを一つ手に入れられませんでした。残念。





ツイッターで#博物ふぇす #博物ふぇすてぃばる戦利品
などで検索すると
「えー!こんなもの売ってるんだ!」というのがいっぱい出てきます。

来年も行きたいイベントです。
お近くの方はぜひ来年!


【虫】昨年からのその後

2018-07-21 01:24:10 | いきもの話


※絵がメインですが嫌悪感は通常の10倍です※
※何か食べながら読むことは禁じます※


-:-:-:-:-:-:-

昨年、あわれなコスズメの蛹から這い出してきた
キセイーズ(寄生蠅の幼虫たち)のその後のお話です。


そのうち2匹はさっさと羽化しました
羽化した時の様子。見たい人だけ見てください。
https://blogs.yahoo.co.jp/theretra_oldenlandiae/37170887.html






キセイーズは一応、その後も環境変化せず
ペットボトルの中に入れて
戸棚の中で放置しておりました。
合計6個くらいさなぎがころころと。
本当は捨てちゃおうかと思ったんですけどね。




しかし、今年に入って6月になっても羽化せず。
7月になっても羽化せず。
おまえはもう死んでいる……
と予測したので









意を決して割ってみることにしました。




ものすーーーーごい勇気がいった。


何が出てくるかわかんないからな……






庭に落ちてた小石で割ってみます。
ちょっと蛹を大きく描きすぎてしまった。
本当は小指の爪よりちいさいかも


イメージ 1



ちょっと力を入れただけで「ぱき」と乾いたいい音を放って壊れました。
中身はなにやら薄茶色いものが何層にもなったようなものが壊れ出てきて
これが虫の姿になるはずのものだったと予想されます。
ううっ、寒気が……

イメージ 2

パリパリしたその薄茶のものは、見れば見るほど、
「パイ生地のお菓子」を食べた時のボロボロこぼれるカスにそっくり……
色の濃淡とか、その破片の形とか……
うぅ、このシーンだけは思い出さないように食べよう……

そして、やはり「蠅になるはずの成分」だったからか知りませんが
さっさと蟻がやってきて、そのお菓子屑状のものだけをくわえて持ち去っていきました。


そしてもう一つ気になっていた、おそらく蛹になり損ねたであろう個体。
イメージ 3

これはたぶん、もうこの時点で死んでいると思っていました。
が、どうなるか見たくてそのままにしていました。
(ろくなことに興味を持たないな)



で、これも意を決して割ってみます。

しかし、先ほどのようにぱきっといかない。
なんだか恐ろしく硬いレーズンを潰そうとしているような感覚でした。
力をこめてうにぃ・・・と潰すとようやく割れましたが
最強の寒波がおそってきて一旦離れます。

うにぃですよ、うにぃ、まだぱきっの方が潔いと思うんです。
汗が出るほど暑いのに寒い。鳥肌総立ち。
ならやめりゃいいのに、肝試しと同じで怖いもの見たさですね。



イメージ 4



もっと白みがかった黄色ですが、なにやらほろほろした感じのものがぎゅっと詰まっていました。
幼虫は黄色かったので、本当にそのままだったんでしょう。
これもありがこちょこちょしていきましたが、結局どうしたのか見ていません。





では、ぱきっとなってしまった個体は、なぜこうなってしまったんでしょう。



多分ですが、期間中一回も水やらなかったからだと思います。

ベニちゃんにはごくたまに濡れティッシュしいたり
水垂らしたりしたのに、これらは本当に放置。
虐待だとか言われてもしょうがないレベルくらいに放置。
そのため水分不足で死んでしまったとも考えられます。

蛹であっても水分は大事なようです。



……といっても、好きで寄生蠅を羽化させようと楽しむ人なんていないだろうな……
釣り餌・生き餌にするとか、そういう目的で飼育している人はいるかもしれないけど。


どうですか、クーラーいらなくなりましたか?