また、例によって気色悪いお話になるので嫌な人はすぐ逃げてください。
最近こんな話しか載せてない気がする。
まずは普通の写真から。
室内で撮ったので変に青いですが、実物はクリーム色っぽいんです。
先月の末。まだバカ暑くなるまえに草むしりをしていると、
黄色っぽい蛹がころころと2個でてまいりました。
2cmちょっとってところでしょうか、最初手に取った時はびっくりして放ったんですけど、よくよくみたら蛹。即捕獲。
この頃はまだ元気でよく動く。
しらべると多分ホシヒメホウジャクあたりの蛹のようです。
そういえばヘクソカズラがあった。
で、捕獲から1週間くらい後。

1個がすごーーーーーく嫌な色に変化しまして、
確認のために蛹の後ろに手をかざすと明らかに色が変わる。
向こうの光が透けるようになってしまいました。
うすい殻の下は空……いや洒落じゃなく。
で、じーーーっとみていたら、中で何やらうごめく影がみえたんですよ!
絶対に「おまえ本来の中身と違う奴だろ」っていう動きをしてるのが!
……寄生確定です。
大体予想はつきますがこれでしょう。
そう、歴代のスズメガ達を食ってきたキセイーズ。
(わざと小さくしてます。クリックで大きくなる)

蠅のウジっていうとすっごーーーーーーくキモイ響きになるので
キセイーズと呼びます。
中にいるのはよそ様と判明したほんの数日後。一つ疑問が出ました。
歴代のスズメガ達は、終齢幼虫の時点で8cm台を平気でたたきだすような
重量クラスばかり。
だけど、ホウジャクは正直それと比較したら小型で
長さも太さも彼らのサイズにはならないし
蛹もサイズ半分(もしかしたらそれ以下)といったところ。
大きなコスズやセスジからは、平均して2~4匹のキセイーズがでてきました。
最多記録は1匹のキイロスズメから10匹のキセイーズ。
だったらホウジャクのような小さな蛹の中には一体何匹?という疑問が。
先に謝っておきます。すみません。
そしてこの先は嫌悪感ましましましになります。
以下文章中心で。
~~~~~~~~~~~~~
蛹を割ってみる、という暴挙についに出てしまいました。
またお前か許せん!という、超身勝手な想いと、
どうせ上に載せた写真の黄色いやつだろう、今さら珍しくもないし……という
とても安易な考えです。
正直後悔してます。
庭にでると、いい具合に釘が落ちていたので(それはそれでどうなの)
確実に空になっている頭の部分を突っつきます。
薄殻はこしゃ!と簡単に破れて穴があきました。
その後、薪を燃やすとき使う金属の箸でなんとか割ります。
でかい重いですんごく使いづらい。
中にうごめくそいつが見えました。
抵抗して出てきません。当たり前ですけど。
この日も猛暑でしたが、また寒波襲来。
心地い涼しさとは決していえない、本当の悪寒!
ちょっとかわいそうですがむりくり出します。
見てびっくり。予想と全然違う。
だれこいつ……

※砂だらけになって本体が見づらかったため水をかけました。体液とかじゃないよ。
今までのキセイーズとは比べ物にならないサイズ。
精いっぱい伸びたら、たぶんホウジャク蛹のサイズより一回り小さいくらい。
知らない人に「中身これです」って言っても、もしかしたら「あーそうなの」と納得されそうな……あと色白。
キセイーズの特徴、お尻の点二つもあるようなないような???良く見えない。
暑いのに鳥肌立ててぶるっと震えるオカシイ人になり一応撮影……
自然の仕組みでそういう進化をし、ただその生態に従って生きている虫に対し、
勝手な人間目線の判断をするのはいけない、とはわかっているのですが
やっぱり言わせてください。
寄生虫ファンのかたには申し訳ありませんが……
大変気色が悪いです。
そして正直初見の虫……これが何になるのか知りたかった……
あーなんて余計なことをしたんだ!
また新しい世界を垣間見れたのかもしれないのに!
蠅なのか蜂なのか……ばかばか!
もう一匹も本心は無事の羽化希望ですが
この個体と一緒に居たのなら無事な確率は↓↓……ですよね。
この後放置していたらアリが早速やってきました。
噛みついて引っ張ると皮がのびる。かなりのぶよぶよ体型らしい。
少し離れていて戻ってきたら、噛まれて皮が破れたようで
灰色っぽい体液をまき散らしながら引きずられておりました。
うあああああもう限界。流石に記録できなかった。蟻様ありがとう。
かいてて思ったんですけど、
こんなことする自分も十分キモイな!!!