暖冬だった割に、三月に降雪が多かったせいか、毎年春一番に山菜採りをする二番橋二の沢は、沢筋と北斜面がまだ深い雪に覆われている。
南斜面も、雪は消えても表面下の土壌が凍結している箇所があって油断がならない。十時過ぎに行動開始。鹿道を辿って、ギョウジャニンニクの場所に着いたが、生育が遅れているため、少量採取しただけで、ほとんど手を付けずに残した。
今日の釧路地方の天気予報は、曇りで最高気温7℃だったが、午前中は晴天で山歩きは快適だった。ほぼ毎日のウォーキングの成果か、急斜面の登りも苦にならない。
我が家の庭とは異なった野趣あふれるフクジュソウ。明日、天麩羅にして晩酌の肴になる予定のエゾイラクサ。素手で採取したため葉の刺毛に触れて指先が痛痒い。カラマツの間を飛び回るミヤマカケス。ケヤマハンノキの枝に止まったところを、ようやくレンズに捉えパチリ。
本州に生息するカケスは、白い頭上に黒い縦斑があり、虹彩が白いのに対して、北海道に生息するミヤマカケスは、赤褐色の頭上に黒い縦斑があり、虹彩は白ではなくブドウ色なので容易に区別できる。
ギョウジャニンニクを時々採取しながら沢を下り、林道の待避所に止めたジムニーに十二時頃戻った。弁当を食べ、帰りは心地よい疲れで瞼が塞がる。運転は女房。
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