タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 朔日の大安の余禄(2) ≫

P1000224_2 朔日の大安にはもう一つオマケがある。私はキノコの写真はめったに撮らない(女房に敵わないから)が、この秋は気温が例年になく高く、発生が遅れていたムキタケを見つけ、「ほぅ、ようやく顔を出したかい」と声をかけ、シャッターを押した。
 女房ならば、上から、横から、下からと執拗に撮影するが、私の場合は、横からだけで大満足。虫が全く入っていなかったので、ベーコン巻きを作ってもらい、酒の肴にした。燗酒がおいしい季節になり、女房の手作り料理が楽しみである。
 川湯のエコミュージアムの森からの帰路、睡魔に襲われ助手席で眠っている間に、ジムニーは、私の知らない場所に着いていた。五十石近くの跨線橋を渡ってすぐに、国道391号線とは別に、釧網線沿いに標茶に向かう舗装道路があり、女房は、ハナイグチを求めて帰路とは逆方向に、その途中にある林床が草地のカラマツ林を目指したのだ。
P1000235P1000236 丹念に探したが、残念ながら適期を過ぎたシロヌメリイグチばかりで、ハナイグチは見つからなかった。私が物好きに、崩れかけたシロヌメリイグチの写真を撮り、釧路に戻った。
 最近は、カラマツ林が軒並み伐採され、ハナイグチの採り場所も少なくなった。新しい場所を探しているが、笹地の林床が多く、適地はなかなか見つからない。

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