四月十日、インプラント治療を施した私の大臼歯二本の定期点検を終えた後、十時近くに、九日のギョウジャニンニク採りの疲れも何のその、幌呂原野の小川にクレソン摘みに出かけた。
北広島に住む女房の両親が、この時季になると、ギョウジャニンニクにフキノトウとクレソンを楽しみに待っている。大量に採取する必要はないので、ほどよいところで昼食にした。この日は、本州から張り出した高気圧の影響で、釧路地方の内陸部各地で20℃を超え、初夏の陽気だった。 昼食後、鶴居村の街中を通り抜け、ギョウジャニンニクの様子を確かめに支雪裡林道に入ったが、林道の両脇も山の斜面もまだ雪が残っている。
ここまで来て手ぶらで帰るのは惜しいので、ジムニーに積んであった釣り道具を取り出し、ヤマベ釣りをしてみた。水量が多く流れが急な支雪裡川は、まだ水温も低く、ヤマベは写真中段<左>のようなザラ瀬には出ていない。写真<上>のような緩やかな浅い溜まりが狙い目だが、魚影は薄く、二人で小一時間の釣果は八匹(10㌢)のみ。 本日の最大の収穫は、帰りの林道脇、しかもジムニーのすぐ前で、つがいと思しきエゾライチョウを撮影できたこと。
昨年もこの林道のさらに奥で、四月十四日に四羽のエゾライチョウに遭遇し、一羽の後ろ姿を撮影したが、今年は運良く、二羽のうち一羽を横から撮ることができた。
雪の斜面を逃げていく横向きの個体は、腮(あご)から喉が黒色でないので雌、林道縁に留まっている個体は雌雄不明だが、つがいの雄と思われる。
最近の「自 然」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事