タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ ウォーキング余録(フキノトウとベニヒワ)≫

P1020438 三月二十九日の釧路は、日本海から気圧の谷が近づいていて、曇り時々小雪の冴えない天気だったが、午後から一時間半のウォーキング兼買い物に出かけた。
 三月は比較的気温が高めだったので、フキノトウは路端の斜面のあちこちに顔を出し、珍しくもないが、季節のものだから、武佐若草公園で写真を撮った。昨年の撮影は中庶路の小川の縁、今年は街中の公園。ま、生育環境はいささか異なるが、フキノトウに違いはなかろう。
P1020433P1020435 アキタブキは雌雄異株で、糸状と星形の花冠をもつのが雌株(写真<左>)、星形の花冠のみをもつのが雄株(写真<右>)。
 いつも机上にある、梅沢俊『新北海道の花』(北海道大学出版会) に「雄株は花後まもなく枯れ、雌株は1m近く伸びて果実が熟すと冠毛が風を受けて運ばれる」と記されている。
 フキノトウには申し訳ないが、本日の大収穫は、ベニヒワを撮影したことである。
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 ベニヒワは、ハンノキの種子を好んで食べるが、この日は公園のエゾノコリンゴの木の周囲に群れていた。写真<左>と<右>が雄(額が暗紅色で胸が紅色)、<中>が雌(全体に褐色味が強く、胸は赤くない)。光学十倍ズームで遠くからの撮影は無理か。

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