オーダーメイドのノーマル形状スプリングが出来上がりました!
自分はダート用のスプリングはノーマル形状派です!
(ストラット方式に限りますが!)
このスプリングはストーリア用です。
当然ノーマル形状のダート用スプリングなど無い為オーダーで作りました。
注文したのが1月22日なのでちょうど2ヶ月かかって完成しました。
以前はベステックスで巻いて貰っていましたが、ベステックスがオーダースプリング
を辞めてしまった為(自分がうるさい事ばかり言っていた為と言う意見もありますが)
今回初めて違うメーカーにお願いしました。
ベステックスの時もそうでしたがオーダーのスプリングは製作にすごい時間が
かかります。ベステックスの時は平均3ヶ月でした。
何故そんなに時間がかかるのか聞いても、お茶を濁されてしまいますが、
察するに、なかなか図面通りに作るのは難しいようです。
バネレート、全長、巻数、ストローク、巻き方に至るまで指定するので
希望に合うバネが出来るまでおそらく何本も試作品を作っているのでは無いでしょうか?
ノーマル形状はレートを出すのがかなり大変らしいです。
たぶん、商売的にはまったく割りの合わない仕事なのでしょう!
どこも、あまり積極的には受けたがりませんからね。
一度出来てしまえば次はそれほど難しくは無いようですが、
とにかく最初は大変みたいですね。
何故、ノーマル形状にこだわるのかと言えば、フィーリングが好きだからです
当然メリット、デメリット有りますが、ノーマル形状の良さはフリクションの少なさですね。
ストラットは構造上、上下動する時緩く円を描きます。
ノーマル形状のお皿がオフセットされているのはその時の軌道に近づける為です。
直巻だと直線的に動いてしまうので抵抗(フリクション)になってしましまいます。
ノーマル形状だと横にたわみやすいので抵抗(フリクション)を逃がせます。
1番判るのが、同じショックで直巻とノーマル形状を付け替えて車に装着した状態で
手でボンネットを押してみれば良く判ります。
手で押しても直巻は明らかに抵抗を感じます。
舗装はストローク量そのものが少ないので直巻でも抵抗(フリクション)
が少ないので問題ありません。
ダートはストローク量が多いのでノーマル形状の方が合っていると思います。
海外ラリー用のショックは直巻ですが、あれはストロークを限界まで長く取る為
です。ノーマル形状はタイヤの上までしか皿位置を下げられないので
ストロークが限界がありますからね
ただ、日本で使用するならば、ラリージャパンや1部の北海道のラリーを
除けばノーマル形状で十分ストロークは取れてます。
海外用のショックほどストロークが長ければ別ですが
国内用のショックならばショックのストロークよりも長く作れます。
実際に運転すると、トラクションが違います。
コーナリング中の接地感が非常に優れています。
同じショックで直巻とノーマル形状を比較すると2km位のコースでも
タイムで1秒位違います(本当ですよ)
ストーリアのオーナーも直巻を使っていましたが、
満足出来ずにノーマル形状を製作しました。
どんな出来具合かテストするのが楽しみです。
あと、この前仕様変更したショックもオーナーからかなりフィーリングが
変わってしなやかになったと報告がきました。
まだ、全開はしていないようなので、この後の報告が楽しみです。