みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

デミオMOTECへの道

2013-04-27 18:10:56 | MOTEC・LINK・GEMS・ECU

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話は遡りますがデミオのMOTEC制御への手順です!

データの無い車をどうやって解析していくか、普段目にしないと思いますので

順を追って説明します。

通常フルコンは各センサー類(クランク&カムセンサー、電スロ)等を

そのフルコンメーカーのセンサーに交換することを推奨します!

MOTECも一通りのセンサーが揃っています。

その方が制御が簡単なのと、センサー&ハーネスごと

全て新しくして制御を確実にするという目的も有ります。

特にクラッシックカーなどはその手法を取ります。

ですが競技車場合はセンサーも純正を使わなくてはなりませんので

制御が非常に難しいです!いわゆるプラグインで出ている車種以外を

制御しようとするとかなり困難です。

デミオをMOTECで制御しようという奇特な人は世界中探しても

いませんでした
しかもデミオは最近の車なので、CAN通信、電スロ(DBW)、

可変バルタイVVTと新しい機構がほとんど採用されています

データの無い車で先ず問題になるのがデミオのクランク角センサーと

カム角センサーをMOTECで制御出来るかどうかです!

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そのためにまずは純正ECUの配線図からクランク角と

カム角の信号線を探してMOTECに両方の信号を

取り込みます。当然MOTECのクランクとカムのポートに

入力します。

デミオはECUがエンジンの上エアクリーナーの横に有るので

見つけるのに時間が掛かりました

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このようにクランク角とカム角の信号をMOTECに入力出来るように

配線します。

この状態でパソコンと通信させてセルをクランキングさせます!
そしてRef Sync Captureで
クランクとカムのオシログラフをロギングします!

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Ref Sync Captureでロギングしたオシログラフがこれです。

Demio

このようにオシロスコープの機能が普通に使えるのも

MOTECの素晴らしい所です

このオシログラフから今までに似たようなクランクとカムの

センサーのタイプのデータが無いかMOTECのデータの中から探してきます!

クランクセンサーのタイプ的にはHallタイプと言われている物です!

幸運にも今までのデータの中に今回のセンサータイプと似た

データが有ったのでRef Sync Setupは上手く行きそうです!

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クランク&カムセンサーの設定が上手く行けば次は

電スロ(DBW)の制御です!デミオ純正の電スロも調べた所

MOTECにデータは有りませんでした!

ですので電スロ本体をオーストラリアのMOTEC本社に送って

解析して貰いMOTECで制御出来るようにしている段階です!

ここまでが今までの流れです!

次のステップとして仮の似たデータでRef Sync Setupして
Ref/sync Syncronisedが正しくシンクロするか確認して
正しくシンクロすればOK!シンクロしなければセットアップを

修正していきます!

このテストをGW中にやりたいと思っています!


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