デミオのMOTEC制御ですが、今回初めてチャレンジしたのが
スロットル開度による燃料噴射量制御です。
通常はエアフロで吸入空気量を計測してデータとして燃料噴射量を
制御します。いわゆるLジェトロと呼ばれる方式です。
これに対して圧力センサーで吸入空気量を測って燃料噴射量を
制御する方法をDジェトロと呼びます。
エアフロを使わないのでエアフロレスとも呼ばれます。
この方式には一長一短有りますが競技で使用するに当たっては
インマニの圧力を測るDジェトロの方がレスポンスに優れるので
フルコンはほとんどDジェトロに変更します。
ただ、NAはターボ車と違いスロットルの開度=吸入空気量
と考える事も出来るので、スロットルの開度で燃料噴射量を
制御する方法を今回トライしました!
正確には圧力センサーも補正用に使用していますが
スロットル単体での制御も可能です。
その場合には圧力センサーを大気圧センサーとして使用して
標高差や気圧の変化に対する補正を入れます!
メリットはスロットル開度で燃料噴射量を制御するわけですから
理論上最もレスポンスに優れます!
燃料だけでなく、点火時期、可変バルタイの制御も全て
アクセル開度で制御しているので、とにかくリニアです!
結果としてノーマルは非常にもっさりとしたレスポンスだったデミオが
ホンダのVTECエンジンの様なレスポンスを得ることが出来ました!
競技ではアクセルレスポンスが非常に重要です!
avo/MoTeCJapanさんのブログでもご紹介頂きました!
良かったら御一読下さい!
出力アップよりもレスポンスアップの方がタイムアップに直結します!
ターボ車のアンチラグもレスポンスアップが目的なので
お判り頂けると思います。
NA車ではこのアクセル制御を煮詰められれば、強力な武器に
なるはずです!
もちろん86&BRZのMOTEC M1制御でもスロットル制御に
チャレンジします