処方箋が私の人生において、こんなにも大切なものになるとは思いませんでした。
コロナの方が怖いし、と処方箋による薬がなくとも、また期間を延ばして、なんとか乗り切れる方もいらっしゃるようです。
しかし、私は本当に薬がないと生きていけません。
今日の朝飲み忘れたことも、昼飲み忘れたことも気づくレベルです。
あ、飲み忘れた、というのもせいぜい2時間以内。。
自己注射薬も、体全体の下支えになってくれていますから、やっぱりなくては困ります。
それらは市販されていないので、どうしても処方していただく必要があります。
ちなみに、自己注射の薬は冷蔵庫に保存、なので、地震が起きたらどうしよう、とかなり不安です。
手に入らないのもそうですが、今あるストックも2週間後まで冷やし続けるってどうしたらいいんだろうと。
保冷剤はいっぱい冷凍庫に凍らせてありますが、それでもきっと2週間は持たないですね。
話はそれましたが、とにかく、日々、心配です。
今はもうそんなことはありませんが、去年ですと、医療従事者にコロナ罹患者が出たら一定期間その医療機関は閉鎖、という処置でした。
実際にその煽りを受けた私は、突然のご連絡にかなり心配になりながらも、困惑しました。
「しばらくお休みです。」
「えっと・・お薬はどうしたらいいでしょうか。処方箋だけ出していただくとかはできないのですか?」
「全ての機能がストップしますので、それもできないんです。申し訳ありませんが、他のかかりつけ医にお願いして、出してもらってもいいですか?」
と言われて、慌てて近所の病院を調べ、そういうことに柔軟に対応してくれそうな病院にお電話して、ようやっとのこさ、出してもらいました。
先生はとっても丁寧で、「こんな時節ですから」とご丁寧にお薬手帳の内容をカチカチとクリックしながら処方してくれました。
それでも、自分の体調が安定していなかったら、誰にどうやって相談すればいいのだろうと不安になったものです。
ところが、専門医でないと1ヶ月分までしか処方できないとのことでした。
また薬を処方してもらうために行くのも躊躇いがある中、なんとかクリニックが開きましたので行ったところ、1日潰れるほどの大混雑でした。
密、長時間滞在、ステイホームと真逆の行為を医療機関で行いました。
それでも、私は処方箋を欲さざるを得ない。。
処方箋・・処方箋・・と市中をふらつく私は、改めて弱者だなと感じて、足取りは重くなりました。