ふと、昔の事を思い出す事がある・・・。
今日は、亡くなった祖母と同級生の事を思い出した・・・。
私は母子家庭に育ったので、子供の頃は学校が終ると祖父母の家に真直ぐ帰る毎日だった。
母は10人兄姉の末っ子、祖父母も年をとってからの子だった為か、そんな母が出戻りで1歳になったばかりの私を連れてきたものだから私の事が不憫で仕方なかった様だ。
それでなくとも、当時の母子家庭への世間の目は温かいものではなかった・・・。
とにかく、まるでお嬢様扱いだった。
どこに行くにも後から婆やが着いて来るのだ。
一人で出かけて転ぼうものなら、誰かが報告に行くらしく、婆やが怒った顔してやってくる・・・。
「転んで痛かろうと思うとごせやげる」のだそうだ・・・。
「ごせやげる」は「腹が立つ」とか「頭にくる」と言うような意味がある。
近所でも有名で、私が一人で歩いてたりすると「あら。珍しい!とどちゃん一人で歩いてるよ」何て言われたもので、よく知ってる人は「なあに、すぐ婆ちゃん飛んで来るよ」何て言ってると本当に婆やが後からやってくる・・・。
とても好かれた人で、当時元気な頃は「子守り」をしていた。
他人の子を預かるのだ。
当時も保育園はあったが、1歳に満たない子も預かってまして、評判を聞きつけてお願いに来る人もおりました。
そう言えば、私の同級生も小学校入学まで預けられておりました。
小・中と同じ学校に通ったのですが、学校に入る様になるとクラスも違ったりで話しをする事もなくなってきました。
ただ、祖母のお葬式の日の夕方、式も終わり親戚一同ちょっと「ホッ」として祖母を思いながらくつろいでいた時。
古い祖父母の家の玄関に駆け込んで来た中学生・・・。
玄関先でちょっと驚くいとこ達の間から見ると・・・その同級生でした。
私は当時、学校でも同級生からちょっと仲間はずれにされていた時期で、祖父母の家は他の同級生も知っていましたから、そんな家に入って行く所を見られたら後からからかわれたりするかも知れないのに・・・。
お線香を上げて帰る彼を見送る時、玄関先でおじぎをしながら下の方で小さく手を振った彼の姿が印象的だった・・・。
あれから20年、彼はどうしているんだろう・・・。
今日は、亡くなった祖母と同級生の事を思い出した・・・。
私は母子家庭に育ったので、子供の頃は学校が終ると祖父母の家に真直ぐ帰る毎日だった。
母は10人兄姉の末っ子、祖父母も年をとってからの子だった為か、そんな母が出戻りで1歳になったばかりの私を連れてきたものだから私の事が不憫で仕方なかった様だ。
それでなくとも、当時の母子家庭への世間の目は温かいものではなかった・・・。
とにかく、まるでお嬢様扱いだった。
どこに行くにも後から婆やが着いて来るのだ。
一人で出かけて転ぼうものなら、誰かが報告に行くらしく、婆やが怒った顔してやってくる・・・。
「転んで痛かろうと思うとごせやげる」のだそうだ・・・。
「ごせやげる」は「腹が立つ」とか「頭にくる」と言うような意味がある。
近所でも有名で、私が一人で歩いてたりすると「あら。珍しい!とどちゃん一人で歩いてるよ」何て言われたもので、よく知ってる人は「なあに、すぐ婆ちゃん飛んで来るよ」何て言ってると本当に婆やが後からやってくる・・・。
とても好かれた人で、当時元気な頃は「子守り」をしていた。
他人の子を預かるのだ。
当時も保育園はあったが、1歳に満たない子も預かってまして、評判を聞きつけてお願いに来る人もおりました。
そう言えば、私の同級生も小学校入学まで預けられておりました。
小・中と同じ学校に通ったのですが、学校に入る様になるとクラスも違ったりで話しをする事もなくなってきました。
ただ、祖母のお葬式の日の夕方、式も終わり親戚一同ちょっと「ホッ」として祖母を思いながらくつろいでいた時。
古い祖父母の家の玄関に駆け込んで来た中学生・・・。
玄関先でちょっと驚くいとこ達の間から見ると・・・その同級生でした。
私は当時、学校でも同級生からちょっと仲間はずれにされていた時期で、祖父母の家は他の同級生も知っていましたから、そんな家に入って行く所を見られたら後からからかわれたりするかも知れないのに・・・。
お線香を上げて帰る彼を見送る時、玄関先でおじぎをしながら下の方で小さく手を振った彼の姿が印象的だった・・・。
あれから20年、彼はどうしているんだろう・・・。