とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

蒸し暑い夜に・・・7

2006-05-26 21:19:50 | 怪談・不思議
以前、病院勤めをしていた時の話だ・・・。
病院だけあって、不思議な現象を体験したスタッフも多かったし、私が住んでいた寮でも色々不思議な事が多かった。
その夜、寮で仮眠をとった私は、今夜が危険だという患者さんを抱えていた為か不思議な夢を見た・・・。
夢から覚め、病院に向かい病棟に入る、カルテを整理し、重篤な患者さんの部屋へ足を運んだ・・・。
暗がりの小さいベッドランプの下、患者さんの顔を覗き込む・・・。
患者さんは目を開いていた。
元々、癌の末期の患者さんでもあったので意識はしっかりしていた患者さんだった。
「眠れないの?どこか痛む?」「!?」
問いかけながら瞳を見つめて危険な状態を察した私は、慌ててナースステーションに戻り、モニターを確認した。
心拍数はどんどん下がりアラームが鳴りはじめた。
家族とも前もって話しをして、人工呼吸器などの過剰な延命処置は希望しないで痛みを出来るだけ軽くして穏やかに終末期を迎えたいとの事だったので、アンビューをして家族を待ち、死亡確認をした・・・。
・・・・・・
どこかでアラーム音が鳴る・・・。
目を覚まし、病院へ向かう・・・。
病棟に着きカルテを整理し、重篤な患者さんの元へ向かった・・・。
患者さんの顔を覗き込み、瞳を見つめ話しかけ・・・「!?」
夢と全く同じ光景だった・・・。
この出来事以降、私は正夢や予知夢を見るようになる・・・。
コメント
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