思いをもって行動、思いをもって事に当たる、
「思いをもって…」
若い頃、良く自分が口にした言葉である。
思い とは
インターネットのデジタル辞書によりますと意味は
1 ある物事について考えをもつこと。また、その内容。所懐。「年頭の―を述べる」
2 予想。予期。想像。「―もしない結末」
3 願い。望み。「長年の―がかなう」「―を遂げる」
4 物思い。回想。「秋の夜長に―にふける」
5 思慕の情。愛情。恋心。「彼女への―が募る」
6 執念。恨み。「この世に―を残す」
7 あることを経験してもたらされる感じ。「胸のすく―」「自分だけいい―をする」
8 (多く名詞の下に付いて)ある対象を気にかけ、大切にする気持ちが特に強いことを表す。「親―の息子」
9 《4の意から》喪に服すること。また、その期間。喪中。「ちちが―にてよめる」〈古今・哀傷・詞書〉
とあります。
自分は、当時1、3、8に近い感じで使っていたようですが、少しニュアンスが違うかな。
物事の細かなことも、機械的にただこなすだけでは無く、
問題意識を持って
もっと良くなる方法はないかとか、どこか問題点はないか、
気にかける気持ち。
また、強い意志を持って物事に執着して成し遂げる気持ち。
この頃は口にあまりしなくなった。
何でだろう…
成し遂げたから?
満足したから?
思いを持つことは大切だと今でも思う。
ただ、強すぎる思いは、他人を焼き焦がしてしまうこともある。。(^◇^;)
30~40代前半の頃、「あなたはギラギラしている」と自分自身を言われたことが時々ある。
あるいは「あなたと話していると元気が湧いてくる」
または「あなたと会うと自分も頑張ろうという気持ちになる」
この年になって50代になって
時々、社長連の集まりで活気があって、前向きな方をお見受けする事が多々ある。
だから、物事に前向きに事を成し遂げて社長とかにもなったのか、と思ったりする。
明るくて皆も寄って来るし皆に好かれるでしょうが、
今の自分は少し苦手なタイプである。
知識も豊富にあり、行動力もある
周りへの声かけも得意、仲間つくりも熱心…
ただ、自分の強い意思や思いを話すことはない。
自分の事も話すが、核心的な自分を示さない。
そういう方は、どうしても偽善的に見えてしまう。
人は人に良く思われたい。
皆に嫌われたくない。
出来れば誰もに好かれたいと思う。気持ちが多かれ少なかれある。
そのために自分を出さずに、裏表の激しい人がいる。
欠席裁判である。
意見の違う人にも、自分の意に反する事でも賛同したりする。
そのような人の特徴は、良く噂話をする。
もっとたちが悪い人だと悪口を言う。
自分の意思は言うべきだと思う。
「ならぬものはならぬ」と直に本人や集団に向かっても言うべきだと思う。
声を大にして言わずとも、言うべき事は言う!
「実はあの時、そう思っていたんだ!」という輩がいる。
あとから、しかも本人がいない所で言う奴がいる。
信じられないことだが、実際そういう奴はゴロゴロいる。
自分は若い時から、違うと思ったことは必ずその人に言ってきた。
例え上司であろうと言ってきた。
勿論、敵対して意見するのではなく、
その方の言っていることと少し違うなと思ったことでも、
自分の考えや思っていることをお話しした。
そのことによって、自分の考えが浅はかであったことを
上司の考えや意見を聞けて、ハッと気づいたり、反省したりしたこともあった。
これって非常に大切なことであると思う。
心ある人は、ちゃんと本音で話せば、絶対に心が通じ合うのである。
例外はない。
相手がアホでない限り。
自分は経験してきている。
皆から変人のように言われていた方と
今では同志である、その方はずっと先輩ではあるが、年は関係なくそう言い切れる。
具体的にここでは、長くなってしまうし現実の生々しい話もあるので話せないが…
その方も強い意思と思いを実は秘めていた。非常に強いものであった。
だから周りから誤解も受けていた。
もっと自分の意見や意思は伝えるべきだと思う。
伝えることによって、その事に対するわだかまりや反論が解決できて真の協調が出来る事が多々ある。
ただ、強い思いを他人に見せたり、行動したり意見すると、他人に良く思われないこともある、また誤解を招くこともある。
よく思わない人の中でも裏表の激しい人は、当の本人には伝えず、陰口を言っているので理解し合う事も出来ないし、問題の解決も一生出来ない。
多少、社会にでて当たり障りないように振る舞う言動や行動は人間関係上必要であると思うが、自分の思いや意思の軸を外してまで、Yesマンでいる必要はない。
これからは、今までのように自分の意思を持って、がっつきすぎないように… ^_^;
思いをもって粛々と生きて行きたい。