
母の勲章を思い出して、久しぶりに押入れをゴソゴソと探し出してきた
勲八等白?桐葉章とか書いてある 勿論、母が叙勲されたわけではない
母の兄がテニアン島で戦死したことによる 戦後の代理叙勲だ
当時の田中角栄氏が証書に記名している
父は勲六等を叙勲されていて 祖父は旭日大綬章(日露戦争)を叙勲されている
そもそも勲章など 今の世の中では 何の役にも立ちはしないが
考えるに私は父が生前に、よく言っていた不肖の子という事なのだ
不肖というのは、愚か という意味で
本当は賢い子のことを 親が謙遜して人に言うのだが
どうも亡父は、本当の意味で言っていたのだと この歳になって
気がついてきたね まったく愚かにも、程があると自嘲してしまう
しかして、立派な両親に育てられた 愚息は あいも変わらず
愚かしいことを続けて 無為の毎日を過ごしているわけだ
アホな事をやっている自分に勲章をやるとしたら 勲一等阿呆章だね
かぎりなく不肖の子になっていく。