英文の表記では Sigemi Katuma とあるから 勝間しげみ という人だったのだろう
この零戦21型の搭乗員とされている 墜落したのが1943年2月4日とあるから
当時帰属していた航空母艦は瑞鶴(ずいかく)なのではないかと思われる
(Fargo air Museum で再生されたzero)
瑞鶴は1944年10月25日にエンガノ沖でアメリカ軍の航空攻撃で撃沈されている
ハワイ攻撃に参加後は 連戦無傷の航空母艦として有名でもあった
その艦載機であった、この零戦が今はアメリカの空を飛んでいるのを見ると
最初は驚きがあり やがて
何とも嬉しいような寂しいような妙な気持ちにさせられますね
尚、当ブログの一部の写真は
アメリカのノースダコタにあるEargo-Air museum所有の
零式艦上戦闘機21型がテレビ放送されたものを撮影して記載しています
ともあれ、離陸から各部に至るまで写真を掲載します
(エンジン始動)
(タキシング中)
(滑走中)
(エンジン全開)
離陸後は、その勇姿を見る限り まさに零戦大空をゆくです
エンジンはやはり 中島のエンジンというわけには行かず アメリカ製の物ですが
プラットアンドホイットニー社のR-1830エンジン ツインワスプで
日本で言うところの空冷星型複列14気筒です(1930~1940年頃の製造)
平和?な世の中なので7.7mm機銃はありませんし 20mm機銃も
翼内にはありません
操縦席の機器も現代に合わせて新型の部品が取り付けられています
外部もゼロ戦に詳しい人から見ると、少し変更されているようですが、そこは勘弁して戴きたい
(連邦航空法による尾灯の設置?)
ここまで見ていると、すでに零戦の形をした別物のように感じている方もいるのでは
と思いますが さて、次は脚部とかを見てみますか
(開閉レバー)
以上で 海軍零式艦上戦闘機21型でしたが 国内には飛行可能な零戦は無いと
聞いていますが 無いから貴重に思うのかもしれませんね 日本人には痛い思い出も
そこには、あるからかもしれません
浜松航空博物館にもその断片が残っていましたね。