おはようって言ってくれる人が居ないのにも、慣れてしまって
静かな朝にも慣れている自分には、もう誰かと一緒に住みたい等とは
思わなくなってしまっているね
犬や猫なんかも要らないと思うし ベランダの鳩さえもうるさく感じて
追い払っている ただの意地悪爺さんなのかもしれない
まっ 鳩は糞害がひどいので嫌いだけど
こうして世の中の年長組みに入っていくと、今まで居た”小うるさい”年上の
連中はいつの間にか あの世に行ってしまったか、はたまた
入院して歯軋りしているようだし とにかく周りには耄碌(もうろく)した爺さんと
婆さんしかいないのです
若いころの様に 注目されることもないし そのうち 自分も
居なくなってしまうのは時間の問題だろうしね
一番に思うことは、気持ちと言うか精神は若いときのままで
身体だけが老化していくことが残念だよね
女性は花に例えられるように 若い頃と年老いてからは
その無残さが際立って見える 周りに何人も居るけど
若い頃の写真を持ち歩いている色気婆さんなどは、すでに
枯れてボケている事に気が付いていない
ドライフラワーはミイラだし 生け花はすぐ枯れる 野に咲く花が
やはり一番強くて綺麗なのかもしれないけど
強くても弱くてもいずれは同じ道なのだから 人を笑わずに生きましょう
人生は走馬灯のように繰り返しの連続 時間はもどらない
そして気が付いたときはもう遅い と言った話。