指令 『クリスマスキャロル』

カナダは雪です

カナダの中でも、比較的温暖で過ごしやすいバンクーバーでは、５センチも積もると
けっこう大騒ぎです。

まず、交通事故が多発　みんな運転ヘタクソ！！

こういう雪の日は運転したくないんだけど、そうも言ってられないので、
ジワジワと滑らないように慎重に運転してます。


今朝は歯医者さんのアポがあったので、朝８時に出発。
道はどこもノロノロ運転なので、携帯で電話して、「ちょっと遅れますー」って連絡しておいたんだけど、到着したら１０分遅れ。
たいしたことなかった。

でも受付で、

「I'm very glad you phoned me!」（電話してきてくれてありがとう）

とか言われて、いいことしたなとか思った。
（雪なので、ドタキャンも多かったみたいで、「来るか来ないか」がわかって良かったらしい）


治療を終えて、銀歯が白い歯になって、嬉しいまま帰宅。

最近マジメに働きすぎてたので、家でちょっと休憩してから出勤することにしました


何気なくテレビを見てるとね、

「この時期はみんなクリスマスパーティーや家族ディナーなど、たくさんの人と会う予定がいっぱいだと思います。
大勢いるパーティーや、パートナーの会社のパーティーなど、知り合いがいないパーティーで社交するのは気がすすまないものです。
でも、そんな時はこういう点に注意したら、楽しく過ごせますよ～」

みたいなテーマで社交術の専門家がいろいろ話してました。

これって、この前のパーティーで使えた！！！ちょっと遅い！！


ちなみに、この専門家は

①毎年あるってわかってるクリスマスパーティーなどは、夏ごろから
　「今年のクリスマスにもパーティーがあるな」と気分を盛り上げていき、
　嫌々ではなく、楽しみに待つような前向きな気持ちを。

②パートナーの会社のパーティーなどでは、事前にパートナーに
　「いつも一人ぼっちになって嫌なのよ！」などと文句を言わず、
　「知り合いがいないパーティーはちょっと苦手なの。ちょっとヘルプしてくれるかしら」などと、パートナーにサポートしてもらうように優しくお願いしておく。

③そういうパーティーでは、必ず同じようにポツンと疎外感を感じてる人が何人かはいるはず。
　そんな人を見つけて、「あなたも誰かの同伴できたのね・・・私もよ」
　などと、そのパーティーにうまく馴染めてない同士で仲良くなる。


など、面白い対応策を紹介してました。ははは、使える使える♪



さて。

しょうがなく午前１１時ごろ出勤。やる気まったくナシ

すると、しばらくして社内放送の合図、ピローンという音がなったかと思うと、


「コホン・・・コホン・・・　
　You better watch out
　　You better not cry
　　Better not pout
　　I'm telling you why
　　Santa Claus is coming to town」

って合唱する声が聞こえてきました。


まぁ、何度も言うけどうちの会社、イベント好きでしょ
かなりベタな事も、みんな本気で楽しもう！っていう精神だから、
なんとか白けることなく、そこそこ楽しんでるわけです。


で、この合唱の社内放送なのですが・・・



実は、今週は各部署が交代で
それぞれの部署にクリスマスキャロルを歌いに行く
という指令が出たのです。



マジっすかーーー


って最初は驚いた私たち社員・・・

でも、とりあえず会社の命令なのでやるっきゃない。
なぜかトップバッターは経理課だったので、月曜日にみんなですごすごと各部署を回り、



「
　ウィ～　ウィッシュ　ア　メリ～クリスマス～
　ウィ～　ウィッシュ　ア　メリ～クリスマス～
　ウィ～　ウィッシュ　ア　メリ～クリスマス～
　アンド　ア　ハッピィ～　ニュ～　イヤァ～（大照れ）」


って、同僚たちと歌って回ったのです。合唱って照れるー
歌い終わると、わぁ～ってみんな拍手してくれて、すっごく恥ずかしかったけど、
終わったら楽しかった

火曜日は２番手のカスタマーサービスで、人数の多い彼らは全員でハモリや合いの手
なども入れて、見事に歌ってくれました。

そして、今日は仕入れ担当部なんですけどね。
彼ら、歌が一度ですむように、社内放送を使ったんですよズルイ！


恥ずかしながら何度も歌った私たち・・・このまま引っ込みません！
仕入れ課の歌の後、同僚が同じ社内放送を使って、



同僚　「経理課を代表して言いますけど、さっきの歌は無効です！
　　　　　ちゃんと顔を見せて歌ってくださーい」


って言ったの。経理課みんな大爆笑！！

そしたら、すかさずカスタマーサービスの一人がピローン（社内放送）と、


カ　「えー、カスタマーサービス課も経理課に賛成でーす」


って援護してくれたから、さらに大爆笑！！
仕入れ担当課は、「うちの課はあれで良しとします！！」って反撃してたけどね（笑）



ま、社内放送はそれぞれの電話から簡単にできるので、こんな雪の日はみんな遊んじゃうわけです。

そして午後２時ごろ・・・



「今日は雪のため、交通事情が悪いから午後３時で帰ってヨシ！！」


との連絡アリ　待ってました！！

仕事たまってるけど帰ってきちゃった


ジェイも午後３時半に退社したみたい。

ほんと、バンクーバーの人って雪に弱いよね（笑）
ちょっと積もると、みんなアワアワして会社も早く閉めちゃうってのが軟弱で面白いです。

アルバータ州のほうなんて、もっと積もってても平気なのに・・・

　





さっき、ジェイと雪かきしました・・・つーか、私は塩まいただけだけど。






パラパラの雪なので、ポンと枝を揺すると・・・









綺麗に雪が落ちます。楽しい

おかげで、車の雪落としは、ブラシでさらーっとなぞるだけで１０センチくらい
積もってる雪もハラハラと落ちてくれるんですよ

明日はどうかな？これ以上積もらないといいんだけど・・・




バンクーバーは今日も雪です。今日も関係ないけど・・・人気ブログランキング
　　　　　　　　　　今日もポチリと応援してやってください　　　　　

レベルアップ（昇格）しました

この順位で定着しちゃった（笑）　　　　　人気ブログランキング
　　　　　　　今日もポチリと応援してやってください　　　　　




この１週間、実はかな～～～り煮詰まってました
トロントオフィスのほうから、新しいプロジェクトを指示されたので、
それをコツコツがんばってたんだけど・・・


なんというかね・・・やり方というか、



プロジェクトの主旨そのものがまったく分からないのでーっす


もちろん、私が普段やってる仕事に関連した仕事なので、なんとなくはわかってます。
でも、そのプロジェクトは３年前のデータをリサーチしたり、とにかくシステム上の
エラーや過不足を修正していくという、極めて細かく面倒な仕事なのです。


前に「ビデオ会議で悔しい思いをした！！」と日記に書きました。


あの時ね、トロントオフィスで私と同じ仕事をしてる人たちにけっこう言い負かされて、
すんごい悔しくて敵対心だけメラメラ燃やしてたでしょ。

でも、最近は仕事への姿勢が私もだいぶ変わってきて、自分で納得するためには、
敵をも味方につけねば・・・と、トロントオフィスにも自ら積極的に連絡を取ったりしてきました。

ビデオ会議については、いまだに苦手ですけどね
「Hello」と「Bye」以外、一言も発言ナシ！とか
ありますからね、普通に・・・。



カナダは東西に広い国なので、同じ国内でも私が住んでる西海岸と、東海岸では
時差が３時間もあります。

プロジェクトに煮詰まって、どうしようもなくなってトロントに電話しよう！
って思う頃（夕方）は、トロントではもうみんな退社してる時間なので、
とりあえずＥメールしておくわけですね。

すると、次の日に私が出勤する時間を狙ってトロントから電話がくるわけです。


出社と同時に脳みそフルスロットルですよキツイっつーの。


わかんない、わかんない、わかんない・・・って、帰宅するたびに私がブツブツ
言ってるもんだから、今週はジェイも心配してくれてました

でも、あまりにもわかんないからジェイに説明することすらできないわけで、
自分でなんとかするしかないのです


４日間くらい連続で、同じ画面を見ながら電話でレクチャーしてもらいました。
運悪く、この担当の人が超早口なんですよ

ベラベラベラーってしゃべりまくるから、とにかく聞き取るのに必死
聞き取って、理解して、自分のデータと照会して、一つずつクリアしていくしかない。

４日目にもなれば、彼女の早口英語にもだいぶ慣れてきた上、そのプロジェクトが
飲み込めてきて、こちらからいろいろ質問できるくらいになりました。

今日になって、やっと気持ちがラクになった
来週にはなんとかなるかな？と、ちょっとだけ光が見えた感じ。






でもね・・・プロジェクトと格闘してる間に私、昇格したんですエヘヘ


私は『Accounting Assistant』（経理アシスタント）というポジションで採用されました。

でもアシスタントという肩書きにしては、仕事内容はかなり濃いし、
なにより扱う金額が半端じゃないので、これじゃアシスタントって仕事じゃないよなぁ
なんて思ってたのです。


新しい肩書きは『Accounts Payable Administrator』。

日本語でなんと言えばいいかわかりません
基本的に、私はファイナンスも担当してるので、『財務管理者』とか『買掛金勘定管理者』みたいな感じかな？

内容は大して変わらないけど（笑）、でも前よりぐんと響きが良くなりました









今日はバンクーバーで、この冬はじめての雪が降りました。

仕事中、チラチラと窓から外を眺めてたら、流通管理部の部長からこんなＥメールが
本社全員に届きました。


『On a day such as this,
　All filled with Christmas bliss.
　One has to wonder what’s in store,
　By (副社長の名前),(重役の名前) and so many more.
　If you’re feeling a little chilly,
　Our treats will make you a bit silly.
　But don’t come too soon,
　We’ll shoot for somewhere after noon.』



仕事に関連するＥメールは、慣れるとパッと見たらだいたい何の事かわかりますが、
こういう「みなさんにお知らせ」みたいな内容はシャレが効いてたりして、
よくわかんなかったりします。



このメールね、最初ぜんぜんわかんなかった　　　ポエム？


忙しいのに、こんなメールの読解でさらに時間がなくなるなんて・・・
って、本社内でもこれが謎解きに見えるのは私くらいでしょうけどね


『クリスマスの喜びに満たされたこんな日には、
　（重役たち）やいろんな人から何かあるかもよ～。
　私たち（重役たち）のちょっとした遊び心で
　みんなの心を温めてあげようと思います♪
　でももうちょっと待ってね。
　午後になったらお届けしまーす』（かなり意訳）


みたいな感じかな～？と、自分なりに解釈した後、また仕事に没頭してたのです。


すると、午後２時ごろだったかな？社内アナウンスが流れました。


「みなさん、キッチンに集まってくださ～い。
　重役たちより、温かいココアとクッキーが振舞われま～す」


美味しいホットココアが作れる男性なんて、きっと社会で成功してるだけじゃなく、
家庭でも料理とかしてるのかなーとか想像しちゃう。

ミルクも入ってて、美味しくて、煮詰まってた私もほっと肩の力が抜けました
来週もプロジェクトがんばります。



【日本へ出発まであと１２日】

カナダ企業のクリスマスパーティー

上がったり下がったり、全く安定せず（汗）　人気ブログランキング
　　　　　　　今日もポチリと応援してやってください　　　　　





今日（日曜日）は、会社のクリスマス・パーティーでした。

午後６時～　：カクテル
午後７時～　：スピーチ＆授賞式
午後８時～　：ディナー
午後９時半～：ダンス


ドレスコードは『セミ・フォーマル』との事。
なので、ジェイとオシャレして出かけました

会場はダンスホールを貸しきって、結婚式会場のように大きな丸テーブルが２０卓ありました。

こういうパーティーは夫婦同伴（夫婦・恋人・家族・友達など、同伴者を連れて行く）
なので、実際の社員の倍はいるわけです。
招待されたのは、ＢＣ（ブリティッシュ・コロンビア）州の本社と店舗、
そして流通センターで働く人だけなんだけど、それでも３００人くらいいました。


とりあえず到着したら、みんなかなり着飾ってて、ちょっと気後れしちゃった

入り口付近に副社長がいたので、ちょっと緊張したけどきちんと挨拶して、
ジェイを紹介しました。

会う人、会う人に紹介して、なぜかジェイはそういうのに慣れてるので、
私より饒舌に会話を弾ませてたけど、私は少し緊張しちゃって、でもなんとか挨拶の嵐を乗り越えました。

そのうち同僚たちを見つけたので、一緒にテーブルに座って一安心



今回のパーティーは、入場する際に寄付をすることになってます。
この寄付っていうのは、貧しい人たちへの食べ物が基本で、「缶詰（スープなど）」
「乾物（パスタなど）」、もしくは現金を寄付します。

すると、寄付した数に応じて抽選券をもらえるのです。

私達は９品目もっていったので、３枚チケットをもらいました。
さらに、入場しただけでもらえるチケット１枚。

さらに、パーティーの中盤では、うちの会社が毎年クリスマスに援助する３家族
（毎年違う家族）への寄付を募るもので、寄付するとさらに違うチケットがもらえます。
このチケットは「５０：５０」といって、売上金の半分は寄付へ、残りの半分は
チケットを買った人の中から一人だけ当選するともらえるというシステムです。


こうして寄付などでもらったチケットは、それぞれ色が分かれてて、その色ごとに抽選会があるの。


去年はテレビとかプレステとか旅行券だったらしいけど、今年は商品券とか、
うちで扱ってる商品（ベッドや枕など）が賞品になってました。

みんな飲みまくり、食べまくり、しゃべりまくりで、かなりいい具合になってきた頃に
当選者発表があったんだけど、私達はぜーーんぶ外れちゃったあーあ。


でも、抽選券を買ったお金は寄付になるから、損した気にはならない
あのお金で、今年うちの会社が援助する家族（だいたいはシングルマザーで
子だくさんの家庭など）が素敵なクリスマスを送ってくれると思ったら、嬉しいもんね



会場には、店舗からのセールススタッフもいっぱい来てたんだけど、
誰が誰だかさっぱりわかりません。
でも、間違いないのは、私はほぼ全員と電話やメールでしょっちゅう話してるという事。

でも名前と顔がまったく一致しないので、不思議な感じでした

授賞式（年間売り上げトップなど）の時、（あー！あの人が○○か！！）なんて
イメージと違ってビックリしたりして、面白かったです。


抽選会が終わって、パーティーはダンスパーティーになったんだけど、
こちらの人はダンスが好きよね。

みんなガンガン踊ってました。かなり年配の人も踊ってて、みんな楽しそうだった。

でも私とジェイはパーティーでは踊らないほうなので（結婚式のスローダンスは
ちょっと踊るけど）、午後１０時すぎに帰ることにしました。


コートチェックの近くで、副社長がいて、ジェイが小声で


「帰るって挨拶したら？」


って言うんだけど、私にしたらこんな下っ端社員が誰かと会話中の副社長に
わざわざ帰るって挨拶するべき？？って、気が引けちゃってね。

でもジェイは強く、


「最初に挨拶した人には、帰る時にもちゃんと挨拶して帰るほうがいい」


って言うの。その事でしばらく「挨拶しろ」「いや、しなくていいよ」と
モソモソ言い合って、でもこういう事はジェイに従ったほうがいいな・・・と思い、
勇気を出して


「私達はこれで帰ります」


みたいな事をモソモソと言うと、


「あ、ほんとに！？楽しんでくれたかい？」


なんて、話してた人との会話から外れて握手とともにきちんと挨拶してくれました。
さらにジェイにも、「Nice meeting you!（会えて良かったよ）」と挨拶してくれて、
やっぱりちゃんと挨拶してよかったんだって納得しました。


こういう社交術っていうのは、私はほんとにまだまだ苦手です

今日もほんとはもっといろんな人に声かけて社交するべきだったんだろうけど、
同じテーブルの人とばかり話してしまいました。

さらに、違うテーブルのそばを通った時、私の名前を呼んで挨拶してきてくれた人がいて、
その時はなんとかジェイを紹介したけれど、挨拶の後すぐに自分のテーブルに戻ったのね。

そしたらジェイが、また小声で


「そんなにすぐに立ち去ったらダメだよ。
挨拶の後、しばらく立ち止まって話したほうがいい」


って注意してくるの。あ、そっか、そうよね・・・って、また勉強

会社内などで、仕事がらみの会話はなんとでもなるけれど、こういうフォーマルな
パーティーでの社交は本当に、もう本当に難しいです

でも、それほど失礼なことも言わず、目立った失敗もせずに、楽しい時間を過ごせたからそれだけでいいとしよう。


シャイながらも、一応いろんな人と話したし、同僚の旦那や恋人などとも
楽しく会話できたので、私にしたらそれだけでも合格点です。

でも帰りの車で、ジェイが私のことを「会社では静かなんだね」って言うから、カチンときた。




そうですよー、まだ猫かぶりまくってますよーだ！！！



ト　「気分よくしてる時に、そんな嫌なこと言うなよなー」


って怒ったら、すっごい謝ってたけど

でもジェイにしたら、私の会社での姿を初めて見たわけなので、かなり新鮮だったみたい。

そりゃ、家でいるときみたいなバカっぷりをさらけ出してばかりいませんて。
ただでさえ英語も微妙なのに、猫もかぶるっつーの



今年はスケジュールの都合でパーティーが日曜日の夜という事もあり、
明日（月曜日）は『１時間遅く出勤してヨシ』との伝達がありました。

でも、うちのボスは私達にこっそり「経理課だけ、２時間遅くてきていいからね！！」だって！
ラッキー　


とりあえず、終わってほっとした。
来年はもっと社交術を身につけて、大勢集まるパーティーでももっと社交的に振舞おう。

そして、今日はジェイを見直しました。
こういうところ、もっと彼から学ぼうと思います



おやすみなさい

ちょっと成長したのかな

今日はね、自分でもちょっと驚いたけど、先月から経理課に入った新しい社員に、私がトレーニングしたのです。


いや、日記に書くほどのことじゃないんでは・・・・って思う人もいるかもしれないけど、
私の中ではけっこう大きなことなので書いちゃう



だってさー、今まで必死こいて会社についてくだけだったへタレ社員トミーヌがですよ！！




人に教える立場になる日がくるなんてさ！！

私の中では、これってかなり大きな進歩なのです。



新人さんは、５０代のインド人女性で、以前はＲＢＣ（ロイヤルバンク）に勤めてたんだって。

だから、金融に関することはすんごい詳しいの。私と正反対


銀行業務に関してはかなり知識があるけれど、うちの社内で使ってる経理ソフトや
システムについての実践的なことは、彼女にとっては全てが新しいことなので、
かなり手こずってるようです。


私は金融に関する知識やバックグラウンドは無いけれど、「勘」と「気合い」だけで
勝負してきたクチですからね



今日は、『ある州で商品を購入した客が、他州でそれを受け取るというケースの際に、
入金したお金をシステム内で移動させる』という、日本語で書くと
まったく意味不明な仕事を教えたわけですが・・・


そのプロセスがちょっと複雑なので、彼女すごく動揺しちゃいました



「えぇぇ～っややこしすぎるぅぅ
　あなた、これ全部を理解するのにどのくらいかかったの！？」


って、半泣きになってました。


「いや、私も最初はほんとにわかんなくて大変だったけど、
　少しずつわかってきたし、一度わかるとあとは応用だからさ」


ってえらそうなこと言って、先輩ぶったりしてね。

私が働き始めたころに教えてもらった時は、一つ一つの入力などはとても丁寧に
教えてもらったけれど、目の前のことばかりで全体の流れがわからなくて、
けっこう苦労したのです。


だから、私は彼女にまず「お金の動き」を図に描いて説明してあげました。

複雑だけど、全体像がわかると、一つ一つの入力なども頭の中で繋がるし、
プロセスそのものが分かりやすくなるかと思って。


すると、彼女すごい喜んでくれて


「わぁこの図とてもわかりやすい！こういう事だったのね！！
　これ、私のバックアップ用にもらっていいかしら」


って、私が裏紙に描いた「お金の動き」図を大切に保存するっていうから、
なんだか嬉しくなっちゃった

それにしても、できるだけ簡潔に要点をまとめて説明するのはけっこう集中力がいりますね・・・

店舗スタッフとの電話などでは、とりあえず内容さえ伝わればいいやって
適当な英語でガンガン突っ走ってますが、さすがに白紙状態の新人さんに
適当な話し方はできません。
よけい混乱させちゃうから。

私が自分で聞いても一度でわかるような、簡単な言い回しを使い、
理屈っぽくなく、そのままメモに残せるような言葉を選んで、
丁寧に話すように心がけました。





これも一つの自信になった。


私、人に教えられるくらい成長したんだ・・・って、自分を誇らしく思い、
小さい事だけど今日のこの思いは大切な事だと思って、ジェイにもしっかり報告して
褒めてもらいました。


自分の成長が少し実感できた、いい一日でした




久保田利伸「Indigo Waltz」


今日、何度も何度も繰り返し視聴しちゃった動画。
１０代の頃の懐かしい思いに浸ってます。




今日も嬉しい日記です★★★　えへへ・・・　人気ブログランキング
　　　　　　　ついでにポチリと応援してやってください　　　　　

昇給！

今日は嬉しい日記です★★★　えへへ・・・　人気ブログランキング
　　　　　　　ついでにポチリと応援してやってください　　　　　






タイトルどおり、来年の給料の査定結果が出ました


結論から言うと、ほんとに僅かな僅かな昇給です
パーセンテージで告げられるんだけど、計算すると来年は今年より・・・




月給６２ドル（約４５００円）アップ！！



１年で合計７５５ドル（約５５０００円）アップ！！！








ビミョ～だなぁ・・・　

「すずめの涙」くらいの昇給・・・って、こういう時に使うんだろね　

今、カナダの景気はちょっと下り坂ぎみらしく、うちの会社でも


「この不況を乗り切るため、それぞれの店舗で節約を実践しましょう！
　１店舗で経費を１００ドル切り詰めたら、１年間に全店舗で約160000ドル
　（約１,１５０万円）の節約になります！」


・・・なんて連絡も上部からあったくらいなのでね

そんな節約を全社員にすすめるくらいだから、来年度の給料査定は厳しいとは聞いてました。


でも、私にとっては初めての昇給
それがたとえ、一ヶ月に数千円の昇給でも無いよりはマシだもん


そして何よりも、今日は上司との面談で、私の仕事に対してかなり高く評価してくれてる
という事がわかったので、それだけで大満足です。


まず、「何にも文句をつけるところがない程、よくやってくれてるよ」と
開口一番そう言われて、一気にニヤけてしまいました

経理課の仕事の中でも、私が担当してる仕事は私一人でやってるので、
個々の仕事ぶりは数字でもはっきりするし、上司の立場だと、関連してる業者や部署、
客などからのクレームの数でもわかるわけです。


上司には、「（私が働き始める）以前に比べたら、クレームや問題がほとんどなくなった」と、褒められました。

客からだけじゃなく、社内のカスタマーサービス課や取引業者からのクレームがない
という事は、その仕事に関してはうまくいってるということ。

私は気になる問題点は、かなり初期の段階でガンガンつぶしていくタイプなので、日を追うごとに私自身の仕事もラクになってきてます。

そういう地味なところをちゃんと拾ってわかってくれてるというのは素直に嬉しい
そして、コツコツとやってきた事がちゃんと実績として評価されたというのは、
大きな自信にもなりました。


カナダ企業でどこまでやれるか・・・


最初の数ヶ月はどうなることかと思ったけど、早いものでもう１０ヶ月も経ったんだもんね。
いまだに、カナダ人なら誰でも知ってるこの会社の本社、しかも経理課で自分が働いてるという事が、信じられません。

ラッキーだと思う、ほんと




さて。上司との面談で、来年の目標として、私は

『経理・会計関係の講座を受講します』


と宣言してしまいました

いくら会社が学費を支払ってくれるとはいえ、仕事の後に通学して勉強するのは
やっぱり大変だろうなぁ・・・。

上司は「全面的にバックアップする、会社の経理の全体像をもっと詳しく知りたいなら、
いつでも教えてあげるからね」とまで言ってくれたので、
ちょっとがんばってみようかなぁと少しだけやる気になってきました。


さらに、来年はもう一つ仕事を任したいと言われたので、また新しいことを
覚えないといけなさそうです。

今の仕事で十分なんだけどな～・・・って内心思ったけど、できる仕事が増えれば、
それだけ自分のスキルや経歴になるので、もし転職することがあれば得するのは私。

いい機会と、前向きに受け止めてがんばろうと思います






がむしゃらにやってきたけれど、やっとこれでいいんだって思えるようになりました


なんのスキルもない私だけど、なんとかなったし
という事は、誰でもどんな仕事でも、とりあえずマジメに頑張っとけば何とかなるっちゅーことですね。





査定も終わったことだし、あと３週間で日本へバケーションです

あー、日本行くの楽しみ～　

カウントダウン開始です。





【日本へ出発まであと１５日】

そこまでやりますか！？

おっ！！完全復活！！　・・・って微妙な定位置なんですけどね　人気ブログランキング
　　　　　　　　　　　　　　　　今日もポチリと応援してやってください　　　　　　




先週ね、うちのマネージャーの誕生日だったのです。
マネージャーといえば、日本でいうと部長かな？課長よりはちょっと上な気がするし・・・


日本って今も学歴社会っていわれてるのかな？昔はそうだったでしょ。
学歴で採用が決まる・・・みたいな。

でもそういう学歴・経歴社会にもいろんな不具合もあって、いくら知識があっても
実績のない人間は使えねぇ！みたいな事に気づきだした会社はどんどん変わってきてるんじゃないかな・・・。


カナダでは部長といっても年齢に関係なく、内部・外部からガンガン抜擢されます

でもね、かなりの学歴社会だなぁーっていつも思うのです。




たとえば、求人広告では事細かに最低学歴や資格などが問われます。
もちろん条件に合う資格がなくても、関連した職務経験があれば採用されると思うけ・・・
年齢を履歴書に書かないこの社会では、２０代前半だろうが資格保持者なら、
大企業の部長クラスに抜擢される事だって普通にあるわけです

だから、資格さえあれば誰にでもチャンスがあるという、

がんばったら登っていける社会なんだよね


うちの会社は若い力をどんどん支持してる会社なので、管理職に２０代とかけっこういるんですよ。
部下が全員年上！！とか

うちの部長みたく。


で、話を戻すと・・・その若部長が誕生日だったんですよ、先週。


なのに、誕生日当日に「風邪」とか言って休むわけです。まぁ、若いからね



で。

カナダといえば・・・・っていうか、うちの会社といえば・・・















お祭り大好き　でしょ。

誕生日の当日に欠勤なんて、遊びの格好のネタになるわけです




みんなで部長のオフィスへ侵入し（合鍵を使った）、まずパソコン・机・椅子など
家具を全て上下逆さにしました。

そして、大量に棚に収められてるバインダーをね、全て床に並べました。

さらに、どこかから持ってきた特大の透明ビニール袋（全長３Ｍ）を覆いかぶせました。

そして仕上げに、シュレッダーで切り刻んだ大量の紙をオフィス一面にぶちまけました。




ハァハァハァ・・・・



次の日、出勤してきた部長、開口一番




「ファック！！」


って叫んでましたよ。ケケケ


「誰だー？？」

って私達のオフィスに来たんだけど、みんな


「えっ？どうしたの？？何があったの？？」


って真顔でとぼけてね。さらに、「たぶん、購買管理部の人たちだよ！！」って
よその部署のせいにしたりしてさ







それから３０分くらいかけて一人で掃除し、「マウスがない！」っていろんな部署に電話をかけたりして、なんだか大変そうでした。

でも誕生日だからね

これくらいは愛されてる証拠ってことで、許されるみたいです。


その話をしたら、総務課の部長がね、


「数年前の僕の誕生日のときね、出勤して自分のオフィスについたら
　書類からボールペンにいたるまで、すべてのものが新聞紙にくるまれてたんだよ」


って言ってました。それもすごい！！　さらに、


「一人で全ての新聞紙をはがして、一息ついてから会議に出かけてね。
　２，３時間して会議から帰ってきたら、オフィス内が模様替えされてたんだよ」


って、１日に２回もやられたそうです。ぎゃははは




そして、そういうイタズラをされた上司たちは、みんななんだか嬉しそうなのです

ハロウィーンに没頭する会社

昨日、「明日はホネホネロックで出勤です」と書きましたが・・・。








さすがに、このままだと運転するのが怖いので、会社で着替えることにしました。


さぁ、会社の私のデスク初公開です

まずはホネホネロックになって、マジメに仕事をするトミーヌをご覧ください。




















さらに、店舗からの電話にもマジメに受け答えする、ホネホネロックなトミーヌ。














なかなかいけてるでしょ
この１週間、雰囲気を盛り上げるために、社内中の電気を消してるので、
社内ではみんな私を見て「ぎょっ！！」と驚いてくれるから、嬉しい


さて、これで賞金は間違いなし！なんて甘い事はないんですよね、うちの会社。

まず、同僚が「私はミイラになるから」って宣言してた通り、家から大量のロール式タオル（なぜか家にあったらしい）を持参し、それを体中に巻きつけるという、大掛かりな仮装を実行。

とにかく体中に布を巻きつけるというのは、一人ではできません。

しょうがない、ホネホネロックも協力するしかない



そして、出来上がったのがコレ↓














いやね、トイレにもいけない仮装ですよ
しかも彼女、妊娠５ヶ月ですよ。

ミイラって英語で「ＭＵＭＭＹ」って言うんだけど、妊娠してるということに引っ掛けて、
「ＭＯＭＭＹ」（お母さん）の「Ｏ」を「Ｕ」に訂正した立て札を持つというダジャレ付き。




どこまで本気なんだ、あんたたち・・・



さらに違う部署の人たちもそれぞれ仮装でウロウロしはじめて、
なんだか変な集団がやってきました。











大人用の紙おむつを履いて、よだれかけまで装備した、「赤ちゃん」の集団です。

いや、社内でも一番背の高い男性が、肌色タイツに紙おむつですからね・・・

イベントといえど、それぞれ自分の仕事も気になるのか、ふと「おむつ集団」の
オフィスを通り過ぎると、おむつのままマジメな顔して仕事してたから笑っちゃった。



オフィス内のデコレーションも、カスタマーサービスの力の入れようったら、やばかったです。
その辺の小さな遊園地のお化け屋敷よりすごかったですよ。


また、流通センター部なんて、スモークを焚いてました。

っていうか、なんでスモークを焚く機械があるんだ？？って話です



みんなでランチを食べて（なんとここでもチリだった！）、美味しいデザートまで頂きました。






パンプキンケーキとアップルシナモンパイがあったので、私はアップルパイをゲット。
さらに、ガイコツのチョコが乗ったカップケーキ。
これはジェイにお土産に持ってかえることにしました


もうね、朝から同僚のミイラ作りに２時間くらい費やして、さらに途中でケーキを買いに行く担当になったりで、１時間ほど外出。

さらに仮装大会では一人ずつ副社長が紹介していくので、ちょっとパフォーマンスをしたりしてさ。
私はホネホネロックがどんな動きをすればいいのかわからなくて、
「うぉ～」とか言いながら、ユラユラ揺れたら大ウケしたので良かった

基本的に顔に特殊メークをほどこしてる人の多い事！！

普段メガネかけてスーツ着てる男性社員が、長髪のカツラつけて女装してたらほんとに誰かわかりません。


さらに、「妖精」の仮装をしたある女性（４０歳）なんて、



自分のウェディングドレスで出勤したんですよ！！！

４０歳になっても結婚当時のウェディングドレスがピッタリっていうのもすごいけど、
それで運転してきたっていうからタダモノじゃないな



と、まぁ・・・

ほとんど仕事せずに、ゲラゲラ笑って過ごした一日でした。

ここまでハロウィーンを堪能したのは生まれて初めてです。
それだけでも、この会社に就職して良かったです。




さて、来月は個人の勤務評定があります
これで来年度の年俸が決まる、とーっても大事な査定が行われるわけ。

いやね。

数％でも昇給したら、やっぱ嬉しいじゃないですか！！
なので、来週から気を引き締めなおして、この勤務評定がうまくいくようにがんばろうと思います。

では、みなさんよい週末を～






相変わらず伸び悩み中・・・　人気ブログランキング
　　　　　　ポチリと応援してやってください　　　　　

パソコン無いと何にもできない会社

　人気ブログランキング
　　↑ポチリと応援してやってください★　　　　　





先週、うちの会社も各部署にダンボールが何箱も届きました。




ハロウィーンの飾りつけ用に！














今日は月曜日なので、基本的にみんな仕事が溜まってるわけですよ
うちの会社は春からまた増えて、カナダ全域に１３３店舗、さらに１３もの
流通センターがあって、もちろん週末もガンガン稼動してるわけです。

でも本社勤務の私達は週末はお休みですからね★
おかげで月曜日はいつも朝からあれこれ大忙しなのです。


なのに、ハロウィーンの飾りつけをしろ！と

まぁ、基本的にイベント大好きな会社なので、いつもやり方が半端ないんです
ダンボール箱４箱を開けてみると、中から魔女の人形だの、かぼちゃのイルミネーションだの、もうわんさか出てきました。

各部署ごとに自分達のオフィスとその周辺を飾りつけ、一番よかった部署は
賞品が出るっていうから、がんばるしかない。

仕事そっちのけで１時間も壁に綿をはって蜘蛛の巣にしたり、
あれこれハロウィーンらしく飾り付けました。





午後は、ランチから帰ってきたらなんとサーバーがダウンしたとのこと


はっきり言って、パソコンがないと全く仕事ができません
ほんとに一つもできなくて、完全に麻痺状態です。

午後１時半ごろから、サーバーが回復するのをじーっと待ってたけど、
驚くほど何にも仕事にならなくて、結局「今日は帰ってよし！」との事。


エッ


パソコンってほんとに便利で、ペンを持つよりキーボード叩いてるほうが
圧倒的に多いのが現代社会の仕事環境ですよね。
でも、こうやってインターネットが使えないってなると、一気に麻痺してしまう
リスクも抱えてるんだなぁと、サーバーダウンするたびに思います。


でも、そんな時でも慌てないのがカナダのいいところ




「もう今日はパソコン使えないから、仕事は終わり！！」


ってのが潔くていい





今日は夜からジェイと友達とイタリアンレストランに行きます。
初めていくところなので楽しみ～　
大好物のサーモンのパスタがメニューにあるといいな

イヤ～な請求書

先日、ある請求書が届きました。

もちろん身に覚えのある請求書ですけどね。
それがとーってもイヤな記憶を呼び戻すものだったわけです。

なんの請求書かというと・・・






救急車の代金請求書



実は、盲腸手術のあと、しばらく会社を休んだわけですが、
復帰してから私・・・はっきり言ってかなりテンパってました

その頃、同僚もみんな超忙しくて、休んでる私の仕事をカバーする余裕がなく、
私の仕事はほんとに文字通り、山積みになってたのです。


慌てても仕方がない・・・
できる事からやろう・・・


って、自分で言い聞かせたつもりでも、仕事の催促の電話やＥメールに追われ、
頑張っても頑張っても減らない仕事の量にどんどん焦っちゃって、とうとう
仕事中に倒れてしまいました



いやね、一番ビックリしたの、私ですよ


こう見えても、トミーヌ・・・中身は繊細なんですウフ



・・・って、冗談言ってる場合じゃないんですが、その時はほんとに
ちょっとやばかったです。

体調のほうはだいぶ回復してたんだけど、とにかく精神面では自分で自分を
追い込んでしまったらしく、心配と焦りなどが全てストレスとなって、
急に呼吸困難になってしまったようです。


「息ができない・・・」


って、ドタって倒れこんでしまい、同僚たちが慌てて救急車を呼んでくれました。

救急隊員がすぐに駆けつけて、まず私の血圧や脈拍、熱などを手早く測り、
「息ができない・・・苦しい・・・」って言ってるのに、質問をたくさんしてきます。

まぁ、苦しいけど名前とか年齢とかいろいろ答えられるから、脳はしっかりしてる
と判断されたみたい。
さらに、無線で


「特別機動隊員はキャンセルで！」


みたいな事を言ってたので、何か違う人たちも駆けつけてたのかもしれません。


他の部署の人たちも集まってきて、ちょっと違う意味で辛くなってきた頃、
やっと担架に乗せられて救急車に運び込まれました。


救急車の中でも、私は「手がしびれる・・・」って言いたいんですけどね。


「しびれる」って英単語が出てこないわけですよ、その緊急事態で。

いろいろ症状を違う言葉で説明するんだけど、救急隊員（２人）が、


「Does it hurt?」（痛いの？）


とかいろいろ単語をくれるんだけど、どれも違う感じがして、「ノーノー」と苛立つ私。


「Are they tingling?」


と聞かれた時、その語感がピッタリな気がして、


「たぶん、それ！！そうそう、ティングリング！！」


ってあてずっぽうで答えてしまいました。
結果的に合ってたからラッキーだけど、そんな言葉ゲームをやってるうちに救急病院に到着


ＥＲでは、心電図とか尿検査とかいろいろしてもらって、３時間ほど寝かされました。
途中でジェイが到着し、検査結果はすべて問題なし。

そして最終的な診断は、




パニックアタック


日本語で言うと、「パニック発作」。
これが頻発すると、「パニック障害」となるわけなんだけど、
よく知らない人はこちらをどうぞ。




ぶっちゃけ、かなりショックでした

私も人の子なんだな・・・と（笑）


自分がストレスで倒れた事、さらに（再発したらどうしよう・・・）という不安
だけど、ここでその不安に負けて会社を休んだり辞めたりしたら、
今度は外に出れなくなって、ほんとに引きこもりになってしまう。

こういう発作が出たという事実を、日記に書けるくらいまで自分の中で消化するのにだいぶ時間がかかりました。

そして２ヶ月半ほど経って、もうパニックになったりしない、ストレスもうまく解消して元気になったな・・・と思った矢先、



救急車の代金８０ドルの請求書が届いたというわけです。くそーっ

ま、これは会社の保険でカバーされるはずなので、後で返金されるけどね。



人間って、生きてるとほんとにいろいろあるなーと実感した夏でした。

でもこれもいい経験。そして、自分の弱さを知る貴重な機会にもなりました。


私は嬉しい時とか悲しい時とかの感情の幅がけっこう広い方かもな・・・と、
前から思ってたんだけど。
それがマイナスの感情に揺れ動いた時は、時に自分の体に不調をきたすくらい影響しちゃうんだって事に驚きました。

だけど、やっぱり嬉しい時や楽しい時は、心も体も１２０％でその喜びを体感したいし、
不安や悲しみを自分から取り除くことなんて不可能です。

要は、そういう自分自身の感情とどうやって向き合っていくかが大事なんだなと、この夏いろいろ学びました。


もう無理はしませんよ～
自分のキャパが分かったし、プチ妥協も大事なんだって痛感したし。


しかし。
日本で働いてた時に「仕事のせいでぶっ倒れる」なんて、ありえなかったなー。
私、そんな本気のスタンスで仕事に打ち込んだことないし、日本で今までやってきた仕事は、どれもこれもそこまで責任感を感じたことがなかった。
イヤになったら、すぐに辞めたりしたから、すんごい転職派だったし。

ある意味、今また新しい自分のキャリアに挑戦してるから、いろんな緊張と
プレッシャーに生まれて初めて本気で向き合ってるのかもしれません。

ジェイに言わせると、


「Welcome to the real world That is the true job」


（現実の世界へようこそ。それこそが本当の仕事ってもんだよー）


だそうです。確かに私が今までやってきた仕事は、日本でもカナダでも、
やっぱり甘い仕事ばっかりだったな・・と。

ジェイは、


「責任感のある仕事を手にすると、それなりの緊張やストレスがついてくるもの。
　だけど、それから逃げるんじゃなくて、うまく付き合っていかないと、
　ステップアップしていく事ができない。
　今はそういう事が学べる貴重な時期で、それを超えたらもっといろいろ挑戦できるようになるだろうし、さらに可能性も広がっていくよ」


とか言います。
そして、単純な私はそういう話に弱いので、つい乗せられて新たな挑戦に飛び込んじゃうというわけです。




救急車で運ばれて以来、確かに何かが変わりました。

がむしゃらに頑張るだけじゃダメなんだ、効率よく仕事をこなしたり、
できない事はできないって言わないとダメなんだと痛感しました。

私はお金のために働いてるわけじゃないので、もっとこの挑戦そのものを
楽しまないと意味ないな・・・と根本的なことを思い出したり。


今では会社でも以前の１０倍くらい穏やかでリラックスした時間を過ごしてます





　人気ブログランキング
ポチっと応援してやってください★　　　　　

カナダ人、仕事中に遊びすぎ！

人気ブログランキング
↑別窓開きますので、ポチっと応援してやってください★




他の会社は知らないけど、うちの会社で働く人たちを見てると、
みんなほんとによく働くなーってビックリします。

仕事そのものに対する姿勢もすごくマジメだし、会議大好きだし。

でもその合間、合間で息を抜く方法がとっても上手だから、
仕事と息抜きのメリハリがうまくできてるんだなぁと関心する毎日。


私はその息抜きがヘタクソで、忙しいと一日中ガリガリやっちゃうから、
すごい重要な会議と会議の間に、オフィス（の中！）でキャッチボールしたり
同僚の持ち物を隠したりして大笑いして遊ぶみんなを見習わなきゃなーとか思います。


さて。

毎月末の金曜日は、バーベキューの日
各部署が順番に担当して、手作りだったり買ってきたりして、オフィス全員の
ランチを用意し、みんなでランチを食べて親睦を深める日。
昨日はスパゲティーだったよ

日にもよるけど、うちの本社では約４０人くらいが働いてて、
普段は２０～３０人くらいがランチに参加します。
（他は出張だったり、会議中だったり、いろいろで不参加）


そして、ランチの後はみんなでゲームです。

この前は「椅子とりゲームをした」って日記にも書いたけど、
ここでやるゲームは大抵バカバカしいゲームばかり



ほぼ強制的に参加させられる上、参加する人たちはみんな本気で遊ぶことが必須です


昨日は何をさせられるのか・・・と思って社内放送を待ってたら、



社　「みなさん、トレーニングルームに集まってくださーい♪
　　　今から、ゲームの時間ですよ～」



という声が響き渡り、集まって今日のゲームが何かを聞くと、なんと









かくれんぼ！！



マジっすかー

２班に分かれて、オフィス内を本気で隠れるの。
ここでためらってたら白けるので、私も本気で隠れるしかないわけですが・・・


何度も言うけど・・・







大の大人が会社で本気でかくれんぼって


普段は会社の広報とかやってる、すごいできる女性とかも受付デスクの下に座り込んで
丸くなってましたからね。

カスタマーサービスの女の子が、真っ暗で狭い物置部屋でずーっと息を潜めて耐えてたり、
うちのマネージャーは出張中の副社長の部屋に、丁寧に合鍵を使って入り込んで
鍵しめて隠れてたから、誰もそこまでチェックできなくて隠れ切ったりしてね。

私たちが探す時なんて、しっかり打ち合わせしたりしてさ。
普段は会議でも難しい商品や取引業者の話とかばかりしてる人が、


「あなた、２階の○○あたりね、あなたは１階の・・・」


って的確な指示を与え、うちのマネージャーも


「鍵が必要な場所があったら、社内アナウンスで連絡するように！」


・・・って、もうマジなんですよ、みんなが


一瞬、（かくれんぼて！！！）ってビックリしたけど、ここまで真剣にやってみると
めちゃ楽しかった

いつもこの月末のクソ忙しい時に２時間も遊びに費やすってのがいまだにすごいな・・・
って関心してるんだけど、こういう時期こそ心の余裕を持って社内の親睦を深めようってことなのかなー。


もうすぐ１０月ですね　時間たつの、早すぎるー