◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

課題

2006年02月19日 18時39分12秒 | FC.名無しさん
 昨日やった練習法は、色々な思考の変遷を経て辿り着いた練習法。
 どんなに凄く有意義な、意図の有る練習をしても、
その意図に全く気付かなかったり、意図自体が理解出来なければ、
繰り返しその練習をいくらやっても、その人に取っては殆ど意味が無い。

 また、意図が頭で解っていて、決して難しい事をして居る訳では無いので、
練習では出来る。と言う人は多いが、いざ試合と成ると、
練習と試合での、その練習での場面とがリンクする場面が有っても、
試合に一生懸命に成ってしまい、全然出来ないと言う事が多い。

 また、筆者の練習法のテーマは、楽しみながら、知らないうちに身に付いてる。
みたいなのを目指して居る。
 練習と言うのは、上達する気が無い人には、詰まらない物だ。
 やはり試合が楽しい。試合は相手が有るので俄然プレイに本気に成れる。
前回、パス練習をメインでやったが、まだプログラムの予定が有る時点で
ちびっこ達に試合はまだ?とせがまれてしまった。
 やはり純粋な子供には試合が一番面白いんだな。と痛感したのと、
 今回は、体育館使用存続の協力にも立ち上がってくれている、
友好チームのメンバーも、新白○台サルに初参加だったので、
 いきなり違う雰囲気にさせてしまうと、面食らうとも思ったので、
今回は試合形式メインな練習法を試してみようと思った。
 試合形式で、ただダラダラと試合をするのでは無く、
意図した練習が取り入れる方法は無いだろうか?
とかなり前から模索していた。

 この路線の考え方が、間違っていなかった。と一つの自信に成ったのが、
今年の高校選手権での野洲高校の優勝だ。
 あそこの監督は、ゲーム至上主義。
練習でもミニゲームを数多くこなして、連携を高めたと言う。

 実は青黄チーム時代にも、経験者であるF倉に、練習はいらない。
ゲームばかりやれば良いじゃん。ゲームの方が楽しいし、色々な場面が有るし、
リアルで連携のプレイが高められるのだから、小難しい事考えなくてもチームで上達できる。
と言われた事がずーっと引っかかっていた。

 彼の言う事も理解は出来るが、しかしそれは、足技の基本や、
サッカーでの動き方が身に付いている、部活経験者の考え方だと思う様に感じた。
 基本的な事が身に付いて居る人に取っては、必要を感じない基礎練習や、
単調な組織練習は、ただ退屈なだけの物かも知れない。

 が、それが出来て居ない人に取っては、基本的な事が基本的に出来てさえ居るだけで、
簡単に打開できたんだけどなぁ~… と思う事が、試合をしてきて多い。
 だから凄く未経験者代表の立場として言わせて戴くと、やはり基礎練習は大切なんだ。

 でも、練習だと、意識が低い人は意図を考慮して意図の有るモチベーションで練習しないし、
退屈に感じる。と言うのも解る。
 実際、試合の方が筆者も楽しいと感じるし、ちびっこに言われた。と言う事で言う訳では無いが、
F倉の言う事は正しい。
 なので試合で練習で、課題が出来る練習方法はないか?と思った。
 でも、試合だと幾ら最初に、その日のテーマの基礎練習や組織練習をして、
試合前に今日の試合は今日やった練習を意識してやって下さい。
と言っても、練習嫌いな人や、意図を解って居ない人。試合に成ると練習の絶好の場面がすっとんじゃう人。
は、試合を成立させる事に一生懸命に成っちゃったり、
試合を楽しむ(点を取って点を防いで兎に角勝つ)事に頭が一杯で、
まったく練習が試合に生かされない事が多い。
 試合と言うのは、場面場面で、必要な課題は数多く、多岐にわたる。
普通の試合形式練習では、それを全て常に意識しながら練習をしなければ成らないので、
足技に自信が無い人は、ボールを扱う事に手一杯で、
それら数多くの課題をこなす事には、頭が回らない。

 それを克服する様に思い立ったのが、テーマ自体を試合の勝ち負けを左右する重要な要素として
設定する事。だった。
 実際、これでかなり自然な形で、試合と言う形の中で、やりたいテーマを意識付けできたと思う。
 まぁ、1点も実際に入れていないのに、テーマに忠実にしたら試合に勝っちゃった。
と言うのは、ボールをゴールに入れてナンボ。の蹴球と言うスポーツの意味から言えば、
本末転倒なのかも知れないけど、
しかしこの練習の本当の意図は、試合に名を借りた。相手の居る本気の状況での、
課題の達成に有るのだ。

 また、この練習で、普段の試合で、練習の課題の意識が殆ど無かった選手に、
実際のゲームの中で”これをやるとこう言う風に有効に機能させる事が出来るんだ。”
と、実体験の中から感じて貰い。
実際の試合の中で、この日の課題が、その人のプレイの選択肢の中に加えられるのに、
少しでも貢献出来れば、筆者はそれで良いのだ。


 ただ、まだ課題は有った。
練習法自体は楽しかったので、概ね好評だったと思うが、
(お陰で他の課題も考えて居たが、出来なくなった。と言う事はある(苦笑))

 まだ不十分なのは、まだ練習の意図が良く理解出来てないと思われる人も見受けられた事だな。
 筆者は、参加者に意図を浸透させる為に、わざと実際の試合(点を取って勝つ)度外視で、
意図をやった方がこのルールでは有効なんだよ。と言う事をアピールする為に、
敢えてそればかりを狙い結果を残し(このルールでは勝った)、
参加者に意図を浸透させた。
 実際、このルールでのミソを、皆が理解した時からの方が盛り上がったよね。

 でも、理解出来てないのかな?と思った人は、全然課題が出来て居ない。以前に、
課題を狙う意識も全く見受けられなかったので、多分想像は当たっていたと思うけど、
やはり初っ端から試合形式でやったのもいけなかったかな?とは思った。
 やはり試合前に、少しは今日のテーマに沿った基礎練習・組織練習はした方が、
意図を伝えられ易かったかな?とは思った。

 その辺は、次回からの筆者の課題です。

 でもこの練習方法は、筆者の完全オリジナルです。
他の何処でもやって居るスクールや、チームは見た事が有りません。
他でやったり見た練習を、更にアレンジして、ってのは有るけど、
これは本当に自分一人で考えたんだ。凄い?(笑)
まぁ、やって無い人には何の事かサッパリだろうけどね。

あとね。基本的に、やる気の無い人は、こちらがどんなに頑張っても駄目だよ。
と言うのは改めて解った。