深夜プリン

深夜のプリンは至福のお味❤︎
♪うしなあっても〜うしなあっても〜人生は死ぬまで続く。

かっこいい、さし櫛

2015-08-08 | 櫛フェチ部

櫛をプレゼントしたり、されたり、拾ったり?することは、
「苦死(櫛)を拾う」
として、昔の人は、大変、
縁起の悪いことと、していたようです。

櫛を拾う、って
ちょっとレアな例え……

現代でも、そりゃ落ちてないことはないでしようが、
女性が、みんな、髪に櫛をさしていた時代には、

櫛は、しばしば、道に落ちているものだったんでしょうね。

画像は、勝手にお借りして……

これは、横櫛ですね。こりゃ落ちます。

油でしっかり固めた髪にさせば、まあまあ、安定するんでしょうが。

 

ちょっと時代をさかのぼって、元禄時代。

マタマタ拝借 

小さいですが、頭頂部ちかくに、金蒔絵らしき櫛がさされてます。

菱川師宣さん画の遊女は、垂らし髪に、櫛一枚さすスタイルが多し。

頭頂部の髪を元結でたばね、その近辺に櫛を差しているのです。

櫛が、髪を解く、梳く、の実用から離れて、

アクセサリーとして独立しはじめます。 櫛なのに…………

 

スペイン櫛というのがあります。

これは、わかります。完全に「髪飾り」ですよね、これ。

 引用:映画の帽子 http://fukimaru.web.fc2.com/bousi/hat00302.html

でも、日本髪にさす櫛は、とってもシンプル。

形は実用の解き櫛と同じ。

実用の形なのに、そのまんまアクセサリーにしちゃってるんです。日本は。

日本て、やっぱ島国だから、美意識も独特なんでしょうかね?

本来実用品の櫛を、頭に飾っちゃう。最初にはじめたのは、遊女たち。

おしゃれ最先端の彼女らが、どこからどう取り入れたのか、当時は、ぐっと、かっこよかったんでしょうね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする