今夜、役所に入所した時に最初の先輩だったMさんの送別会を行った。
同期のHさんと三人きりのささやかな送別会。
なぜ、ささやかな送別会になったかというと
M先輩は送別会を頑なに拒否し続けてきたからである。
そこで、「前方(まえかた)に寿司を奢ってくれるといってたじゃないですか、今度行きませんか?」と偽って誘った。
主役は本気で私に寿司を奢るつもりで店にやってきた。
まず、私以外にHさんがいるのに驚いた。
席に着くなり、「今日は何の会ぞ?」
「あなたの送別会です」
「そんなことはせんでええ言うたろが...」
「まあまあ」といってとりなす。
「ということで、これささやかな記念品です。」
M先輩は、最近、バイク(自転車)に凝っているとのこと。
(私は、この先輩を長年見てきたが一番まともな趣味のような気がする)
そこで、バイク用のヘルメットを贈った。
還暦ということもあり、赤いラインが入ったモノにした。
いつまでも健康でありますように、いつまでも若々しくありますようにと思って贈った。
M先輩は、昔からシャイであった。
少し天邪鬼なところもある。
記念品も受け取ろうが受けとらまいが、こちらの勝手で渡すしかない。
ひとしきり話したところで今度は花束が届く。
二度目のサプライズである。
照れくさそうに受け取ってくれた。
この先輩がいたからこそ、今の自分がある。
よく怒られた。
怒るときは、鬼の形相になり、まさに「烈火の如く」怒った。
完全に感情で怒っていた。
でも、まちがってはいなかった。
私自身の甘えや至らぬところをついてきた。
仕事は真剣勝負であるということを教えてくれた。
理詰めで物事を考えるということを教えてくれた。
時に大胆に、時に繊細に仕事をするものだということを教えてくれた。
本質を見抜き、そこからぶれてはいけないということを教えてくれた。
そして、怒った後の決まり文句は
「自分で考えろ!!」であった。
この先輩からいっぱいいっぱい盗んだ。
だから、今の自分がある。
同期のHさんと三人きりのささやかな送別会。
なぜ、ささやかな送別会になったかというと
M先輩は送別会を頑なに拒否し続けてきたからである。
そこで、「前方(まえかた)に寿司を奢ってくれるといってたじゃないですか、今度行きませんか?」と偽って誘った。
主役は本気で私に寿司を奢るつもりで店にやってきた。
まず、私以外にHさんがいるのに驚いた。
席に着くなり、「今日は何の会ぞ?」
「あなたの送別会です」
「そんなことはせんでええ言うたろが...」
「まあまあ」といってとりなす。
「ということで、これささやかな記念品です。」
M先輩は、最近、バイク(自転車)に凝っているとのこと。
(私は、この先輩を長年見てきたが一番まともな趣味のような気がする)
そこで、バイク用のヘルメットを贈った。
還暦ということもあり、赤いラインが入ったモノにした。
いつまでも健康でありますように、いつまでも若々しくありますようにと思って贈った。
M先輩は、昔からシャイであった。
少し天邪鬼なところもある。
記念品も受け取ろうが受けとらまいが、こちらの勝手で渡すしかない。
ひとしきり話したところで今度は花束が届く。
二度目のサプライズである。
照れくさそうに受け取ってくれた。
この先輩がいたからこそ、今の自分がある。
よく怒られた。
怒るときは、鬼の形相になり、まさに「烈火の如く」怒った。
完全に感情で怒っていた。
でも、まちがってはいなかった。
私自身の甘えや至らぬところをついてきた。
仕事は真剣勝負であるということを教えてくれた。
理詰めで物事を考えるということを教えてくれた。
時に大胆に、時に繊細に仕事をするものだということを教えてくれた。
本質を見抜き、そこからぶれてはいけないということを教えてくれた。
そして、怒った後の決まり文句は
「自分で考えろ!!」であった。
この先輩からいっぱいいっぱい盗んだ。
だから、今の自分がある。