元部下が、また一人別れを告げに来た。
今月末をもって退職するという。
彼なりに考えた末であろう。
昔の私であったら必死で止めていたかもしれない。
だが、新たな希望をもって進むための結果であれば、「それも善し」かもしれないと思うようになった。
むしろ旅立つことを喜んで送り出してやりたいとも思う。
彼のこれからの未来が素晴らしいものであるように心から祈りたい。
おそらく、彼は多くの人から「もったいない」、「馬鹿なことはやめろ」と言われたかもしれない。
しかし、仕事は楽しいことに越したことはない。
どんな仕事も辛いものであるが、自らが進んで決めた道なら我慢もできるはずである。
魅力ある仕事はたくさんある。
しかし、それを見つけられるかどうかは本人の力量でもある。
安住よりも楽しさを優先する生き方があってもいいと思う。
「がんばれ!!」としか言ってやれないけれど、とにかく「がんばれ!!」