TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

リハビリ通院の効用

2006-10-09 13:15:59 | 徒然なるままに

毎週土曜日の午前中はで片道40分位の整形外科にリハビリ通院です。昨年10月椎間板ヘルニア発症以来、腰にパットを当ててウニウニする“電気”治療と牽引治療を受けています。それとこれも昨年夏に脱臼骨折の憂き目にあった右手小指の理学療法を続けています。
「いつまで続けるの」「随分良くなったやんか」という家族の声を尻目に通院を続けるのには理由があります。
私の治療時間に隣のベットで治療を受けている“おばちゃん”達に会うのが楽しみなのです。“おばちゃん”達は膝が痛くて正座ができなかったり杖が無いと歩けなかったり背中がまぁるく曲がっていたりで、生活は大変不自由にお見受けするのですが、健康な身体を取り戻したい、少しでも元気に生活したいという意欲は私達の何倍も漲っています。看護士さんや理学療法士の先生達に息子さんやお嫁さんの事を話したり、とりわけお孫さんの事を少し自慢げに話す様子は微笑ましく、“おばちゃん”達がご家族から大切にされている様子が伝わります。中には飼っている犬や猫の様子にまで話題が及ぶこともあり、ぼんやりと治療をうけながら、聞くとは無く耳に入る話し声を楽しませて貰います。
高齢になり身体が少しずつ不自由になっても、生きることに貪欲で快活に生活する姿勢には頭が下がります。
病院を訪れる一握りの“おばちゃん”だけがこんなふうに元気溌剌なのではなく、どの“おばちゃん”も元気溌剌なのです。「前より大分楽になったわ」「前は歩けやんだけど今は杖突いて歩けるようになって良かったわ」という言葉には、健康のありがたさと前向きに生きる意欲を実感します。
“おばちゃん”効果をいただきつつ来週の予約をお願いし帰途に着く土曜日です。