当初の予定では、万座温泉の撮影を終わったら一旦草津温泉方面へ向かい
白根山をメインにした風景を撮影した後、渋峠〜志賀高原と折り返す予定でした。
ところがこの日は空が青くアルプス連山がくっきり見えていました。
当初から志賀高原から笠岳を経由し山田温泉〜高山村と予定していたので
そのまま万座道路を利用して高山村に入ることにしました。
この道路は通称「万座街道」と呼ばれ江戸時代から牧村の人々が万座温泉に湯治客や食糧を運んだ山道でしたが、
明治30年代後半以降は荒廃していました。
第二次大戦後、自動車が通れるように改修して「上信スカイライン」と名付けられ、長野電鉄が須坂―万座温泉間で路線バスの運行を開始すると、
一躍、全国的に注目を浴びる道路になると共に、万座温泉が鄙びた湯治場から人気の観光地に発展する先魁になりました。
万座街道からの日本の屋根「アルプス山脈」ご楽しみください。
眼下には落葉松の黄葉
江戸時代も今も変わらぬ景色
カラーでどうぞ
右から白馬三山 後立山連峰