錫 杖 流

我流を貫く自由人です。

勇駒別(ゆこまんべつ)湿原の朝

2019-06-30 | 北海道フェリー旅

勇駒別ゆこまんべつとはアイヌ語で「湯に向かう川」という意味であり古くからの名湯だったそうです。

1982年に旭岳温泉と改称するまでは勇駒別温泉と言って,旭川近郊では層雲峡,

天人峡と並ぶ慰安旅行の定番スポットでもあったそうです。

それにしても、北海道の地名の読み方は難しい。

幕末の蝦夷地を調査して北海道と名ずけた男、「松浦武四郎」

旅中にちょうどNHKの特番ドラマで「永遠のニシパ」が放映されていました。

このドラマは北海道誕生150年記念に作成されたものです。

そのドラマで知ったのですが、北海道の地名は基本アイヌ語が多く、

武四郎は実際にその地を歩いてその地名(アイヌ語)の意味を解釈した上、出来うる限り意味の近い漢字に置き換えて行ったそうです。

「永遠のニシパ」7/15(祝)午後7時30分より全国放映されます。


















コロボックルが出て来そうな雰囲気です。




大きなイタドリがたくさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノリュウキンカはヤチブキとも呼ばれるキンポウゲ科の多年草です。


天気は回復基調ですが

山の天気は朝一番

始発のロープウェイに載ってカムイミンタラに向かいます。




大雪山 旭岳ロープウェイ山麓駅付近 勇駒別湿原

2019-06-29 | 北海道フェリー旅

おはようございます。

ここ3日間ほど九州は大分県へ人生の大先輩とフェリー旅をして来ました。

大阪G20と急遽発達した台風3号の影響がどう出るか旅前から心配していましたが

旅の途中で起きるアクシデントは私の生きる糧としてどんな出会いがあるのかとワクワクでした。

お酒を飲みながらフェリーでの語らいはかけがえのない豊かな思い出になります。

人を想い、気持ちを汲み合いながらの旅でした。

またその旅の報告は後日。

 

北海道フェリー旅に戻ります。

今日のtakayanさんは利尻岳見事な天の川でしたね

自分が撮った風景とは全く違う世界観に1枚1枚見入ってしまいました。

同じ場所で同じに時間に撮ってるのに不思議なものです。

写真は、撮り手の心が描写されます。

これがカメラの醍醐味ですね

 

大雪山の玄関口

旭岳ロープウェイ駅付近にある湿原

勇駒別湿原

雪解けの5月から6月にかけて

リュウキンカの大群落が見られます。

カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)から流れる聖水が創りあげた湿原です。

太陽は旭岳の向こうから上がって来ていますが

まだ朝の早い時間帯は日陰の中に届く淡い光が心地よく

植物たちと向き合えます。

 

 

 

 

 

 

湿原に光が届く頃、

takayanさんと合流しました。

明日も大雪山 旭岳ロープウェイ山麓駅付近 勇駒別湿原 その2をお届けします。

 


美瑛の丘にて

2019-06-28 | 北海道フェリー旅

 

旅は6月8日

朝風呂に入って遅めの出発

昨夜雨が当たったのか路面が濡れていました。

旭温泉から留萌経由で一気に旭川は美瑛の丘にやって来ました。

この日は終日

 

 

 

 

 

 

この日の撮影地は美瑛の丘のみ

早めに宿に入って体を休めることにしました。

 

宿泊:旭岳ベアモンテホテル

 

標高約1,000mに位置し旭岳への玄関口でもあります。

ここを選択したのは

もちろん大雪山の春をtakayanさんご夫妻に見てもらいたかったからです。

 

しっかり美味しい夕食バイキングを食べて

何度もお風呂に入って

翌朝,4時に起床散策に出ました。

 

 

旭岳

 

 

 

 

 

ロープウェイ駅付近にある湿原が雪解けで見事なお花畑になっていました。

時計が5時になったのを確認してtakayanさんに電話しました。

 

「素晴らしいお花畑ですよ」

 


サロベツ湿原と金浦原生花園

2019-06-27 | 北海道フェリー旅

稚内市を後に一向は、国道232号線通称オロロンラインを南下しました。

当初、計画の段階で稚内で1泊宿を取ろうかと考えましたが、17年前の記憶から夕焼けの利尻岳のシルエットの撮影がしたいと

日没ギリギリまで日本海側を南下し、宿に入ろうとプランしました。行動範囲から遠別町の「旭温泉」に宿(素泊まり)をとりました。

この日からの宿は、takayanさんご夫妻が旅疲れしない様にすべて朝風呂が入れる宿をセレクトしました。

 

 

 

 

 

 

エゾカンゾウの花が咲き

夕焼けに浮かぶ利尻岳のシルエット

これが撮りたかったんです。

 


グッバイ 利尻・礼文 & 稚内観光

2019-06-26 | 北海道フェリー旅

 

グッバイ利尻礼文

どんどん離れていく利尻富士の上空には青い空が広がって行きました。

また20年後に訪問したい。

そのためには健康が大事!

 

 

 

 

 

17年前のアルバムから

 

稚内港には10時30分に到着

 

稚内駅へ

 

 

takayanさんご夫妻とは2年前の春に最南端の駅「枕崎」にも訪問しています。

 

 

 

駅前の行列のできるラーメン店「たからや」さんへ

黄金色のスープ

土井善晴さんじゃないけど食べる前から美味しいに決まってる!

 

 


利尻島滞在日、最後の朝散歩

2019-06-25 | 北海道フェリー旅

6/6、利尻島を去る朝がやってきました。朝食は7時なので朝5時に集合し撮影散策に出かけました。

まずは初日に訪問した「姫沼」へ




天気予報では今日は晴れから徐々に曇ってくるとのことでした。

しかし姫沼は未だガスの中にありました。

利尻島での朝の時間

お金では買えないかけがえのない思い出となりました。

それならばと、島の西側に移動して雲が取れて行く様を見ようと思いました。

やって来たのは「富士野園地」

エゾカンゾウの群落が有名な園地で映画「北のカナリアたち」のロケ地でもあります。


一旦展望台へ4人で上がりましたが、

あまりにも素晴らしい鰯雲が出ていたので

車に12mmを取りに戻りました。




























3日間、利尻島は本当素晴らしい景色を見せてくれました。





ホッケの焼き物定食でご飯2杯






土産に昆布をプレゼントされました。

1人1枚 合計4枚



8時半のフェリーに乗って利尻島を出航しました。


去りがたし

利尻岳を見上げる。


鴛泊港にて


明日は稚内観光へ


 


利尻岳に流れる天の川

2019-06-24 | 北海道フェリー旅

夕食後、少し部屋で休んでから星空撮影に向かいました。

この日の月の出(ほぼ新月)時間と天の川が出る時間はチェックしてありました。

利尻島で滞在し、昼間にロケーションチェックをしてあるので、どこで撮影するかもチェック済み

 昼間のロケーションチェックとは 利尻岳の入る位置・天の川の上がる位置・三脚を立てる為の足下の悪さです。

白い恋人の丘に夜9時頃到着

少し早いかなと思いましたが、30秒長時間露光して水平線から天の川が上がってくるのを確認しました。

始めは利尻岳をメインに撮っていましたが

稚内のネオンの上に流れる天の川が物凄くくっきり出たので

2人で海側に向けて撮影しました。

山の上で天の川はよく撮りますが、人工の光源が強く

天の川ははっきり出ません。

しかしここは利尻島です。

まさかまさかの水平線から天の川が見えました。


長時間露光ですので私はカメラからしばし離れてtakayanさんの横に立っています。

ここでも色んな話をしましたね



光源は稚内市や天塩町のものです。















利尻岳をメインに




ハイライトの光源は鴛泊町の光です。



しつこいくらいに粘ってから

オタトマリ沼に移動

 






車が通過するとこんな感じ




沼を入れて撮りたかったのですが

駐車場の街灯がとても明るくて星空撮影には適していなかったです。

思い切って空側にカメラを振ってます。




最後に南浜湿原に向かいました。


ここも街灯の光源が強烈でした。



takayanさんと工夫しながらアングルを替えてシャッターを切っていると

お〜〜〜と声が出るくらいの

明るい流れ星



これも2人のよき思い出になりましたね


さてこれにて利尻島2日目の夜は終了

明日は島を離れます。

フェリーは8時台です。

またまた早起きして早朝の撮影に向かいます。


利尻島での滞在があまりにも充実していて

島から去るのがとても寂しくなり始めてました。



つづく















ポン山(444m)からの山岳美

2019-06-23 | 北海道フェリー旅

北海道の旅から帰ってからもブログを綴ることでまだ北の大地に滞在してるかの実感があります。

同じくして同じ時間を共有されたtakayanさんのブログを拝見するのもとても楽しみ

利尻岳は標高1,721mの独立峰

日本の北限地域にあって最も標高の高い山です。

植生はアルプスに例えるなら標高3,000mに値するかの素晴らしい大自然が存在します。

ポン山の標高はわずか444mですが

ハイマツ帯に覆われた山頂はアルプスでいうところの森林限界と同じ

標高2500mと同じ気象条件下に植物が生きています。

そういった視点からもわかる様に

ポン山展望台は手軽に森林限界の上に立てる大展望台なのです。


観察するに、ここのハイマツ帯は茎の部分と新芽が長い

つまり温暖化が何年も前に始まっていることの証明でもあります。


温暖化の波が始まっていることに

色んな事を考えるのでした。


 

レンズは28-300mmから12-24mmにチェンジ

西からどんどん青空押してくる様は、今日の天気が良くなることを案じていてとても嬉しく感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒々しい山肌です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麓は樹海が広がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天気がいいので礼文島も近い

 

 

 

 

17年前に利尻岳に登った際の写真をアルバムから引っ張って来ました。

長官山から山頂

ここからの登り

きつかったなあ

 

 

 

こちらは4合目から礼文島を振り返る

ポン山は右に見える丸山です。

 

 

記念写真を撮って下山開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂で会話した神戸のご夫婦

飛行機を繋いで利尻岳登山

会話の途絶えない明るいご夫婦でした。

 

 

 

分岐で振り返るとカメラマンが狙ってました。

 

 

懐かしい利尻岳への道

 

 

 

 

 

 

 

無事下山しました。

 

 

昼過ぎには宿に戻り

少し横(仮眠)になりました。

 

夕方、宿の近くにあつ利尻富士温泉へ

源泉掛け流しの熱いお湯でした。

 

2泊お世話になった「花りしり」さん

1泊目の夕食はニシンの塩焼きが美味しかった

 

 

 

 

 

 

2泊めの夕食はこれでもかと言わんばかりの北海道食材づくしでした。

ホッケのちゃんちゃん焼とジンギスカン焼肉もあります。

 

 

これが留めのウニイクラ丼です。

 

 

 

夕食後、メインディッシュの星空撮影に向かいました。

 

続く

 

 

 

 


ポン山 ハイキング in 利尻岳

2019-06-22 | 北海道フェリー旅

利尻島2日目は、朝2時台から行動開始しましたので体内時計が狂ってしまい

お昼すぎにはもう夕暮れ時かの様な感覚でした。

7時に朝食後、少し休憩してから利尻岳の大展望台「ポン山」に向かいました。

 

登山口からゆっくり往復3時間 標高差200m

昨日下見した「甘露泉水」が中間地点です。

 

少しづつ標高が高くなるにつれ

マイズルソウが登山道には満開となりました。

 

山屋にとってはマイズルソウは季節のはじめに咲く花

利尻岳にもやっと春が始まったのだと思うとなんだか嬉しくなって来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、利尻岳が見える箇所がありました。

 

 

日陰はとても涼しくて快適でした。

 

 

 

ポン山山頂444mに到着

 

礼文島が迎えてくれました。

 

明日は、ポン山からの絶景をお届けします。

 

 

 

 


エゾカンゾウ咲く仙法志御崎公園より利尻岳

2019-06-21 | 北海道フェリー旅

南浜湿原・オタトマリ沼と朝一番の撮影を堪能した後、

仙法志御崎にやって来ました。

季節は、エゾカンゾウの黄色い花が咲き始め

海抜0メートルから見上げる利尻岳に

この黄色い花はよく似合っていました。

北の大地を代表するこの季節の花は今回の旅先でたくさん見られた思い出の花です。


ウニ漁は、解禁したばかり

海には漁にでてる小舟が沢山浮いていました。




















それにしてもカッコイイ山容です。



利尻岳にはエゾカンゾウの花がよく似合う




朝食まで最後の粘り

見返り台園地展望台へ上がりました。

車で行ける所まで行って約標高50m登った所に展望台が整備されていました。

 

標高約500mですがハイマツ帯です。

ものすごい厳しい気象条件下にある証拠です。

 





おまけ

昨日に続き地元の蓮園の写真を2枚

この花が咲くと夏が来たなと思いますね
















朝食の7時にきっかり宿に戻って来ました。

しっかり朝ごはんを食べて今日は山登りに向かいます。


まだまだ利尻の旅は続きます。



 

 


オタトマリ沼 再訪

2019-06-20 | 北海道フェリー旅

南浜湿原からオタトマリ沼に戻って来ました。

宿の朝食時間は7時。朝のスタートが早かったのでまだ2時間近くもありました。

昼間は観光バスで賑わう利尻島きっての観光地ですが、まだ私たちグループの他にどなたもいらっしゃいませんでした。

そうこうしてると海鳥が一斉に沼に戻って来ました。

海と沼を行ったり来たりする鳥はウミネコの様です。どうやらこの沼がコロニーになってる様です。

アイヌ語で砂浜のある入江という意味であると看板で説明がありました。

 

この旅は毎朝がとんでもなく早い為、takayanさんご夫妻に申し訳ない気持ちでいましたが、

旅中、takayanさんから「早起きは三文の徳」だねと何度もおっしゃって頂きました。

さすが人生の先輩ですね

 

 

 

 

 

 

昨日は、人生初の人間ドック(丸一日コース)に行って来ました。

加齢と共に決して若くはないと自覚してる私がいます。

CTとか初めてでしたので、もうなる様になれ状態でした。

結果。数字上はA判定。

一番最後に先生から今の所心配はないとの所見をいただきました。

思い切って私が実践してる山歩き習慣について聞いてみたら

生活習慣病専門医の先生から「素晴らしい」と言って頂きました。

汗を出して体内循環をよくすることをキープするのは理想的だと

「健康は1日してならず」と訓示いただきました。

 

 おまけ 一昨日は地元の花菖蒲園へ 名残の花を見て来ました。

レンズは1本勝負 NIKKOR200-500mm  

大筒はたまに使用して感覚を忘れさせない様にしなくてはいけませんね

 

 

紫陽花の植生が素晴らしく勢いを感じました。

 

 

 

 

   利尻島の旅は続きます。6/5

 


利尻島 南浜湿原

2019-06-19 | 北海道フェリー旅

オタトマリ沼での撮影を諦めて島の東側に位置する南浜湿原に移動したことは大当たりでした。

山に掛かっていたガスは見る見るうちに取れて行きました。

海抜0メートルからこういった変化が見れるのも島ならですね。

まるでアルプスの稜線で朝を迎えているような気分です。

ラッキーだったのは無風で湿原が鏡の様になったことでした。

 

 北海道から帰ってから山仲間から連絡がありました。

彼は、数年前に利尻島でネイチャーガイドをしていたそうで、南浜湿原は花ガイドコースの人気スポットだそうです。

一番の撮影季節はゴールデンウィーク辺りだそうで、水芭蕉とミツガシワの花が咲き乱れ見事だそうです。

でも、風がいつもあって湿原が鏡になることは少ないのでいい日に当たったねという内容のものでした。

 

そうです。私たちはラッキーな日に巡り会わせたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

takayanさんと口々に

「日本の風景ではなくて

ヨーロッパアルプスに来てるみたいですね」

と話しました。

 

あまりにも見事な朝を迎えたので

もう一度、先に行ったオタトマリ沼に戻ることにしました。

 

 

 

 


利尻島2日目 行動開始

2019-06-18 | 北海道フェリー旅

 

利尻島での2日目は深夜3時に行動開始しました。

なにせ3時には東の空が白んで来ます。

利尻島滞在の中日ですから、スタートダッシュが肝心

前日の姫沼にて地元のネイチャーガイドさんから山の東側が夕方曇っていたら次の日の朝は雲ってるとのことでした。

 

天気予報では快晴になってるのに本当かなと半信半疑でした。

しかし、実際に1番目の撮影場所「オタトマリ沼」に着くと山はすっぽりガスの中にありました。

 

 日の出時刻になって雲間に利尻岳の稜線がうっすら見えだし部分的に山が赤くなりました。

 

しかしながら、すっきりと晴れることはなくいよいよ根負け、

島の西側に行けば晴れてるかもしれないと次の撮影スポットへ車を走らせました。

 

次に訪問したのは「南浜湿原」

湿原を一周するミニコースを散策し起点に戻る頃

利尻岳にかかる雲が一気に取れだしました。

takayanさんも私もここぞとばかりに夢中にシャッターを切りはじめました。

この日は風もなく、水鏡の如し「南浜湿原」に映る利尻富士

今回の旅で最も美しいと思える風景でした。

 

今日は、夜明けから霧晴れるまでをお届けし

礼文島滞在中のtakayanさんを待ちたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

北海道から帰り早くも1週間が経過しました。

 

とても充実した10日間だった為、トラベルロスに陥ってしまいましたが

毎日いつもの山で汗をかいてようやくいつもの私に戻って来ました。

旅の間に3kg増加した体重も元に戻りました。

旅先の風呂場でtakayanさんと体重計の乗り合いを何度もしたことが昨日のことのように思い出されます。

 

旅の前に痛めた膝が旅で治ったのですが、また歩きすぎてまた膝が痛くなってしまいした。

 

続く

 

 

ロケーションチェック

私たちが泊まってる宿は鴛泊(オシドマリ)港側

ちょうどこの案内図の反対側です。

 

利尻島来島の際は山だけでなくぜひ

オタトマリ

南浜湿原にも立ち寄ってくださいね 

 

 


利尻島上陸

2019-06-17 | 北海道フェリー旅

旅は礼文島から利尻島に移ります。

礼文島2日目は、予定を4時間程繰り上げて1本早いフェリーにて利尻島「沓掛港」に到着。

空模様を見て予定が柔軟にシフトできるのは個人旅行の良いところですね

 

 

利尻島には2つ港があります。

それは、この島には2つの町「利尻町」と「利尻富士町」がある為だろうか

 

旅中、なぜなんだろうと思っていた事を帰ってきてから歴史を調べて見ました。

 

以下 文献参照

利尻郡は全域が利尻島であり、1869年(明治2年)に設置されて以来変わっていません。北海道二級町村制が施行された1902年(明治35年)4月、島内の6つの村が4つの村に再編されます。

その結果、利尻島には仙法志村、沓形村、鬼脇村(鬼脇村と石崎村が合併)、鴛泊村(鴛泊村と本泊村が合併)が存在することになりました。


このうち、最も早く町制施行したのは沓形村で、1949年11月1日に沓形町に移行。

しかしその後、いわゆる「昭和の大合併」の波に利尻島も飲まれることとなります。

島内4町村は利尻郡町村合併促進協議会を設置して、「利尻郡1町構想」を目指し協議を試みますが、役場所在地の位置について意見の相違があり頓挫しました。

それでも、合併の気運は消えず、沓形町と仙法志村がまず合併に向けて動き出しました。それに追随する形で鴛泊村と鬼脇村の間でも、合併に向けて歩み寄りが見られるようになりました。

結果的に、1956年9月15日に沓形町と仙法志村が合併して「利尻町」が誕生。

わずか半月遅れの同月30日には、鴛泊村と鬼脇村が合併して「東利尻村」が誕生しました。

先に合併した前者が「利尻町」を名乗り、遅れた後者が「東」をつけざるを得なくなったのです。

東利尻村は、合併から3年後の1959年9月に町制施行を果たしました。

 

東利尻町は文字通り、利尻島の東側に位置していることに由来するわけですが、町民の間では30年以上もの間、しっくりしない感じを募らせていたといいます。そんな折、町名変更の声が上がりました。

お隣の利尻町に負けることなく、町の知名度をアップさせて、水産・観光振興をはじめとして町の活性化につなげたいという思いなど

検討を重ねた結果、「利尻富士町」を選定し、1990年9月30日に町名を変更しました。

全国に誇る日本百名山「利尻富士(利尻山)」にちなむ町名が採用されました。

参考文献:『利尻町史』『利尻富士町史』

 

 

利尻島を1周して見るとよく分かるのですが

方向によって見え方が千差万別

それは本旅紀行でご覧いただければと思います。

 

1本早いフェリーで沓掛港に上陸したので、レンタカー屋さんに連絡し予約を早めてもらいました。

ちょうど、借りる予定だったレンタカー屋さんが他のお客さんを迎えに来ていたので

渡りに船で話はうまく進みました。

 

昼食は、レンタカー屋さんに教えてもらった行列のできるラーメン屋さん「味楽」へ

利尻昆布ダシを基本にしたラーメン屋でした。

 

山にかかっていた雲がどんどん切れてくるのが分かりました。

港を起点に島を反時計回りに撮影スポットをめぐりました。

 

 

 

 

ウスユキソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャクのお花畑

 

 

 

次に姫沼に移動しました。

 

 

 

 

雲はあれど空が明るい

夕方から晴れてくるのが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫沼:神秘的・静寂な空間でした。

 

 

 

 

2泊お世話になる宿のチェックインの前に

明日の登山の下見(登山口)に行くことにしました。

 

 

日本100名水「甘露泉水」まで往復1kmを散策しました。

この道は利尻岳登山コースでもあります。

17年ぶりに歩く散策路

断片的に記憶が蘇りました。

 

 

甘露泉水にて下山されてきた二人のご婦人とお話をしました。

 

「雲海の上に利尻岳が見えて最高だった」

「ツバメオモトの花を落とした葉がとても鮮やか」だったと

 

話して頂きました。

 

その言葉、また足取りや容姿から

山をしっかり歩いて来た岳人

そして何度も山旅を共にして来た仲のいいお二人だと分かりました。

 

山での会話はすれ違い時の短い会話が多い

しかし短い言葉には

 

実体験の感動感情が凝縮されていて

それがまたいいものです。

 

山に還ってきたなと思いました。

 

 

 

 

この日は宿に入ってゆっくりしました。

夕食時に出されたニシンの塩焼きが絶妙でした。

ウニも初物を頂きました。

 

 

takayanさんに

明日は朝3時出発でお願いしますと伝え就寝。

 


礼文島ドライブ その2 

2019-06-16 | 北海道フェリー旅

昼食後、礼文島の北限岬を目指しました。

調べてみると宗谷岬の方が緯度が高く最北端は宗谷岬の方だそうです。

今回の旅の大きな目的であった「レブンアツモリソウ群生地」へ

 今年は花期が早かったのと、皆さんもご存知の北海道39度の異常気象の為、花が痛んでいました。

しかし、ドライブの帰路には「ホテイアツモリ」は見頃を見ることが出来ました。













この花で連想したのは

映画ジブリ「ハウルの動く城」に出てくる犬です。







ホテイアツモリソウ










ストコン岬

アザラシを見ることもできるとのこと



興味深い宿がありました。

有事の時は怖そうです。






 

岬にはフウロの花がたくさん咲いていました。




今宵の宿は、香深港の近く「やざわ」さん

フェリー港に近くとっても便利。






早めに宿に入り、近くの温泉「うすゆきの湯」に入ってきました。

源泉かけ流しでとても熱いお湯でした。


宿では島ならでの漁師料理を頂きました。

 

 

この日は、昨夜ナイトドライブで寝不足だったので早めに就寝しました。

一晩中雨の音が聞こえていました。

外が明るくなったので時計をみるとまだ深夜3時前

今回の旅はプチ白夜を体験しました。

 

朝5時過ぎ

一人雨上がりの街を散策しました。

八重桜の花がまだ見られ遅い春を感じました。

 

 

 

 

 

レブンアツモリソウ
















地元のお店に入りました。

1匹100円少々とものすごく安いんですよ









港前銀座

高山植物の種が販売されてるのが印象的

前日の夕方、店に入ったときに気に入ったアイヌの木彫りを買い損ないました。

利尻島行きのフェリーに乗船しました。



曇天の空に利尻岳は全く見えていませんでしたが

上空は徐々に明るさを取り戻してきてるのがわかりました。


フェリーに揺られる事40分

利尻岳に到着。



どんどん旅の運気が上がってきました。