「奎星会おびひろ書展」の作品をちょっと鑑賞してみましょう。
まず、左の作品は、大きく白を抱いた作品。
普通は作品の中心部にメインとなる何かがあるもの。
しかしこの作品には、ただ空間しかない。
いや、白をメインにしているのです。
筆の動きを追ってみると、
いかに動きがゆったりとしていて大きいか分かるでしょう。
この大胆な構図こそ、
既成概念に囚われない前衛の作品なのです。
そして右の作品は、
対照的に重量感が中央に凝縮した作品。
そして墨の上に箔を押したような金色が
黒の美しさを強調し、立体感を醸し出している。
新しいのだけど昔懐かしい和の世界を感じさせる。
赤の表具も効果的である。
と、
こうして見た感じから作品を鑑賞してみてください。
鑑賞の仕方に決まりはないと思います。
何かを感じることが出来たら、
それで鑑賞が始まっているのです。
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