八重柏冬雷の書道散策

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諏訪のせんべい

2006-10-31 | 町で見かけた書

島木赤彦の歌

これは、諏訪市に住む友人からいただいたせんべい。
よく見ると、島木赤彦の歌が。
こんなに細かな書が刻まれている。
この写真がほぼ原寸大だから、
技術的に大変なこと。
しばし、この書を見ていたのですが、
もっと詳しく知りたくて、諏訪市のHPを開いてみたら、
次のようにあった。

【柿蔭山房】 しいんさんぼう (下諏訪町指定文化財)
 島木赤彦の茅葺き屋根の自宅。
塚原家から久保田家に養子入りした明治30年から大正15年に没するまでの本拠地となりました。
赤彦は柿を好んでいたといわれます。
山房庭には「湖の氷はとけてなおさむし 三日月の影波にうつろふ」の歌碑があります。

と。
これで納得して、
食べた。

ほんのり甘く、
さくさくとして、
おいしい。

友人に感謝。


 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろい (豚丼人)
2006-10-31 23:27:38
 どうも、豚丼大好き豚丼人と申\します。昨日、別のサイトから偶然「冬雷庵」にたどり着いて、そうしたら面白くて昨夜から夢中で読んでいました。

 1~5文字程度の烙印のあるお煎餅はよく見かけますが、全体に書かれているお煎餅は珍しくて、つい読んでしまいますね。あの鉄の印を作った職人さんはすごいです!何度の失敗を経て、完成させたのでしょう?
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赤彦じゃん (雪陽)
2006-11-01 10:43:11
びっくりしました。写真だけ見て、書を粘土に焼き付けたな、やりそうだなあ。と。でも諏訪の煎餅でしたね。島木赤彦は題材として取り上げ古典をしたことがあります。冬雷庵式ならずいぶん楽しい書が出来上がるでしょうねえ。
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Unknown (ひまわり)
2006-11-01 17:24:44
こんばんは。
島木赤彦・・・
高校時代にこの方の名前聞きました。
きれいな歌ですね~^^
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納得! (おミミ)
2006-11-01 17:38:33
こんばんは~!

私は、美味しいモノを見ると、お絵描きしたくなるのですが、
書をなさる方は、また違う意味の納得レベルなんですね。
「しいんさんぼう」食べた事ありませんが、
ほんのり甘く、さくさくして、おいしい…のお言葉に、
思わず、ゴックンと唾を呑んでしまいました。 

でも納得の後の、味わいは格別ですよね。

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豚丼人様 (toraian)
2006-11-01 20:51:23
愚ブログを読んでいただいて感謝です。

そうですよね、この文字の影には、
文字を書いた人と、職人さんがいるんですよね。
すごい技術です。
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雪陽様 (toraian)
2006-11-01 20:55:06
このせんべいを見て、何か作品の構想、アイデアが生まれたのならいいのですが、実は食べることに一生懸命でした。
でも、今改めて見てみると、何かヒントになりそう・・・。
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ひまわり様 (toraian)
2006-11-01 20:57:24
そう、情景がよくわかるきれいな歌です。
舞台はもちろん諏訪湖でしょう。
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おミミ様 (toraian)
2006-11-01 21:01:01
見て味わい、食べて味わうと言いますが、
このせんべいの場合は、読んで味わい・・・でした。
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