八重柏冬雷の書道散策

書表現は無限。様々な書表現を紹介。書道を楽しむ講座も開講。問合せは冬雷公式HP http://torai-y.com へ

出航 SASURAI より

2007-01-12 | いろいろな書の巻

「旅」

また寺尾聰のCDアルバムから、
出航 SASURAI をイメージして
「旅」の金文を書いた。
ゆったりとした揺らぎの中で・・・。

ところで
字源を調べて見ると
文字の左部が氏族の旗で、
右部が氏族の集団。
つまり、
氏族の旗を掲げて進む
氏族の軍団のことを旅と言ったらしい。


紙は手作り。
余った賞状用紙を赤く塗り、
銀色のスプレーをかけた。

半紙大



 


2007-01-10 | いろいろな書の巻

「響」

寺尾聰のCDアルバム、
Re-Cool Reflectionsを聞いた。
その後に、
その気になって書いた作品。

その中の曲、
「HABANA EXPRESS]
のイメージかな?
都会的な、抜けるような響き。
・・・・なんて、
キザな事を書いてしまいました。
すみません。

135cm×70cm


手仕事

2007-01-06 | 諸々

「やっぱり手仕事」

今年、我が家に届いた年賀状約380通。
もちろん書道関係者の年賀状も多く、
面白い年賀状がたくさんあったのだが、
書作品的な年賀状以外の中から1点だけ選ぶとすれば、
この年賀状。

まず言葉がいい。
創作活動をするものにとって、忘れちゃいけない言葉。

そして、すべて手仕事で、何工程もかけて作っている。
細かく見ると、猪の印がまたいい。躍動感があって。
逆さまにしてみるとよくわかる。

ということで紹介しました。
実は私の友人でした。
ちなみに彼のブログはこちら。
海山の創作ノート
是非覗いて見てください。


長楽未央

2007-01-04 | 篆刻・刻字の巻

「長楽未央」

正月にふさわしい作品を今になって見つけた。
ちょっと昔に作った「瓦当」風作品。

直径約15cm

石膏ボードで型を作り、
円形にした土に押し付けて、
焼いたもの。
私は焼く事が出来ないので、
窯を持っている人に協力してもらった。

<ちょっと解説いたします。>

●  「瓦当」とは、
屋根の軒に葺いてある丸瓦の面のこと。
中国秦漢では全円形が主流となり、
吉祥語を用いて住の安全と永昌の守護を表象した。

●  「長楽未央」
ここでの「央」は尽きるの意味。
だから、
営々と続いてきた楽しみは尽きることが無い
という意味。
この言葉の瓦当が多く出土している。



ということで、
皆さんの幸せを願って、
元旦の作品はこれの方が良かったかも・・・。

 


2007-01-01 | いろいろな書の巻

あけましておめでとうございます。
北海道十勝では、穏やかな新年を迎えました。

今年もこのブログでお世話になります。
よろしくお願いします。

さて、元旦の作品は、

「賀」

金文による表現。

紙の地模様は、
去年の6月21日にUPした、
「千秋万歳」
半紙大

皆さんにとって幸多き年でありますように。