「旅」
また寺尾聰のCDアルバムから、
出航 SASURAI をイメージして
「旅」の金文を書いた。
ゆったりとした揺らぎの中で・・・。
ところで
字源を調べて見ると
文字の左部が氏族の旗で、
右部が氏族の集団。
つまり、
氏族の旗を掲げて進む
氏族の軍団のことを旅と言ったらしい。
紙は手作り。
余った賞状用紙を赤く塗り、
銀色のスプレーをかけた。
半紙大
「響」
寺尾聰のCDアルバム、
Re-Cool Reflectionsを聞いた。
その後に、
その気になって書いた作品。
その中の曲、
「HABANA EXPRESS]
のイメージかな?
都会的な、抜けるような響き。
・・・・なんて、
キザな事を書いてしまいました。
すみません。
135cm×70cm
手仕事
「やっぱり手仕事」
今年、我が家に届いた年賀状約380通。
もちろん書道関係者の年賀状も多く、
面白い年賀状がたくさんあったのだが、
書作品的な年賀状以外の中から1点だけ選ぶとすれば、
この年賀状。
まず言葉がいい。
創作活動をするものにとって、忘れちゃいけない言葉。
そして、すべて手仕事で、何工程もかけて作っている。
細かく見ると、猪の印がまたいい。躍動感があって。
逆さまにしてみるとよくわかる。
ということで紹介しました。
実は私の友人でした。
ちなみに彼のブログはこちら。
海山の創作ノート
是非覗いて見てください。
「長楽未央」
正月にふさわしい作品を今になって見つけた。
ちょっと昔に作った「瓦当」風作品。
直径約15cm
石膏ボードで型を作り、
円形にした土に押し付けて、
焼いたもの。
私は焼く事が出来ないので、
窯を持っている人に協力してもらった。
<ちょっと解説いたします。>
● 「瓦当」とは、
屋根の軒に葺いてある丸瓦の面のこと。
中国秦漢では全円形が主流となり、
吉祥語を用いて住の安全と永昌の守護を表象した。
● 「長楽未央」
ここでの「央」は尽きるの意味。
だから、
営々と続いてきた楽しみは尽きることが無い
という意味。
この言葉の瓦当が多く出土している。
ということで、
皆さんの幸せを願って、
元旦の作品はこれの方が良かったかも・・・。
あけましておめでとうございます。
北海道十勝では、穏やかな新年を迎えました。
今年もこのブログでお世話になります。
よろしくお願いします。
さて、元旦の作品は、
「賀」
金文による表現。
紙の地模様は、
去年の6月21日にUPした、
「千秋万歳」
半紙大
皆さんにとって幸多き年でありますように。