鈴鹿高専時代には電気工学が専門だったのだが,その時に学んだことは今でも役立っている.
例えば絶縁テープの巻き方.
絶縁テープといえどもピンホールが存在する.
したがって一重では巻いている意味が全くない.
しかし二重に巻いた場合はピンホールが重なる可能性がほとんどなくなり,絶縁が保たれる.
このことはエラー防止における行動にも応用できる.
しかし理解してもらうのは難しいようで,往々にして多勢で1枚のテープを巻く行為を見せられる.
これが1枚目だったら絶対に許せない.
そのリスクを理解することがどんなに辛くても,全力を尽くす.
ただ2枚目だったら,少しそのことをほのめかしながら苦笑いをして付き合う.
社会性を保つための妥協の論理というべきか.
帰りたくなる状況だが,そういう時は2枚目の連続性が保たれるのを見届けるのがせめてもの私の責任と考え,自我の崩壊を食い止めている.
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