先日,司法書士法人さくら事務所の四日市オフィスに遊びに行った時にもらったチラシです.
いろいろ考えさせられますね.
というのも本当に鈴鹿市・四日市市の企業ももうぎりぎりのところが多いのです.
企業会計は発生主義なので,お金がなくても売りあげたことになり,計算上の利益から納税をするわけです.
納税は現金が必要なので,企業はキャッシュフローを注視する必要があるんですね.
7月に1年分の源泉徴収見込分を半年前倒しで払って,決算期の時は決算の2ヶ月以内に納税です.
それぞれ結構大きいんですね.
業務を止めるわけにはいかないんで,仕入れや給料にはキャッシュが必要ですけど,先に行ったようにお金が入ってくるのはそのタイミングではないんですよ.
結果,仕事が回っていても,利益が出ていても現金がないという事態に陥ることが中小企業ではよく見られます.
住宅ローン以外で銀行でお金を借りたことありますか?
一般の人はおそらくそういう機会がないんじゃないかと思います.
なかなかすぐに貸してもらえるというわけではないですね.
でも日々の支払はそう何週間も何カ月も待ってくれないわけですね.
だから売掛金が現金に変化するまでの短期の運転資金のために中小企業の経営者は消費者金融で融通するというのが多いわけです.
まぁ,最近では給料を2ヶ月後に払うなんてところもありますけど,ほとんどのところでは出来るだけ早くを実践しています.
そんな中,法改正で消費者金融でも総量規制がかかってこの夏から今までのように借りることができなくなっています.
時間もない,金もない.支払期日は迫る.払えなかったら翌月からのチャンスにもトライできない.
そうなった場合どうなるのか?
企業なら倒産,個人なら自己破産があるじゃないかと思うかもしれませんが,買掛金がチャラになるのならまだラッキーかもしれません.
チャラにされた請求権を持っている人のところにどこからともなく近寄ってきて,0円になろうとしているその権利を少額ですがお金を出して買う人もいるのです.
どんな人かと言えば,法の外の人じゃないですかねぇ.
追いまわされます.
だから夜逃げするわけですね.
私が小学生のころも,いきなり消えた家族がいましたな.
顔は覚えてますけど,どうなったかなぁ...逃げ切れたかなぁ.
亀井静香金融・郵政改革担当相が提唱したモラトリアム制度で生きながらえた企業,かなりあったそうですね.
でもそろそろ期限が切れるところが出始めています.
しかもそこから生き残ったのは10%程度とのことです.
これからどんどん期限が切れる会社があるんですけど,踏ん張れるでしょうか.
風向きは良いように思えませんね.
若者や高齢者に目を向けても,この地域で貧困がかなり身近になってきているのも感じます.
市,県,銀行の人達と交流をもつこともありますけど,このリアルな状況の外にいるようで,なかなか話題にも出来ないなぁと感じたのは先日でした.
鈴鹿市も2-3か月前からついに人口が減り始めました.
三重県なんかもうず~っと減ってます.
全体のパイが減ると未踏エリアがそもそもないのでイノベーションがないとチャンスもなかなか作れない.
博士もなかなか就職できない時代なのにね.
厳しい状況ですけど,なんとか乗り切らないといけない.
そういう時に,過去の返済実績がモノを言う状況が生まれました.
それがグレーゾーン金利の過払い請求です.
利息制限法と出資法の上限金利差分をあいまいにしていたものが,過去にさかのぼって請求できるのです.
逃げ切れない運命の人達は忙しいかもしれませんがひとつ時間を作ってさくら事務所に債務整理や過払い請求の相談に行かれたらどうでしょうか.
所長の塩川さんは,奉仕の理想に集った私の友です.
きっと叱るところは叱って,力になってくれるところは力になってくれると思いますし,実際とんでもない時間から相談を受けていたりします.
この手の相談は勇気がいることですが,勇気を出して明日の笑顔を勝ち取っていただければと思います.
私は今度,古物営業許可の相談に行こうと思ってますが,それは有料.
でも債務整理の相談は無料です.
だったらなおさら行きやすいんじゃないでしょうか.
チラシは四日市市にオフィスですが,大本営は鈴鹿市にあります.
なんというか,手書きのイラストがかわいいですね.
エコカー減税が2010年9月8日申請者5万人を残して突如終わりました.
財源があるのでそれはしょうがないですね.
アイフルが事業再生ADR手続きをとりましたが,武富士,プロミス,アコムと大手4社も来年の春あたり突然何かがあるかもしれません.
相談はお早めにどうぞ.
癒しの法律相談所
債務整理 三重県
司法書士 さくら事務所
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